壬生沢川沿いの景観(5) 福島てっぺん公園

 所要で福島まで行ったついでに福島てっぺん公園を見てきました。写真の矢印。

 木曽山脈や伊那谷全体が見渡せる絶景です。

 上の写真、ご意見はいろいろあるでしょうが、自分としてはけっこううまく撮れてると思います。結局、リニア建設に先立ってJR東海の提示した環境影響評価のフォトモンタージュはこんなものなのではないかと思いました。「『てっぺん公園』はデザインを工夫したことで、伊那谷の自然景観と調和のとれた新しい景観が生まれた」。たとえば、アセスメントにあるこの写真なんかはそうだと思います。評価はこんな感じ。つまり、新しく作ったものが造形的に(美術的に)格好良く見えるように撮影した写真なのではないかと思います。もちろん、構造物がはっきり見えない場所を選んだのもありますが、アセスメントで選ばれた調査地点は二種類だと思います。

 帰路、壬生沢線を下って来たら、リニアの伊那山地トンネル出口のそばでJR東海コンサルタンツが地質調査をしていました。

 手前の2台の車は業者のもの。本棟造りの家は立ち退き対象です。箱バンの向こう側から右の山の斜面に簡易モノレールが敷設してあります。下の写真の左の方にモノレールが見えています。モノレールに作業員がのっているのがわかるでしょうか。写真で山のてっぺんのように見えるところでボーリングをしているようでした。カタンカタンという音が谷間に響いていました。


右の建物は、この写真の左の建物。

 少し下っていくと、喬木北霊園下を貫く短いトンネルの壬生沢川側の入り口付近でも地質調査をしていました。ここもモノレールを使っています。写っている軽トラックは名古屋ナンバー。この場所は四駆の軽トラックしか入れない場所です。私はいつも歩いていきます。ここで働いていた作業員は、ここの調査は済んだといっていました。

 下の写真は、壬生沢線が県道18号に出る少し前の道路脇です。新しい電柱が3本ほど置いてあります。これは、多分、福島本村から戸中の斜坑の工事現場まで電気を送るための電柱だと思います。ここ数か月のあいだ、このあたりで電柱を運ぶトラックを数回見かけました。福島本村で聞いた話では福島本村にも電柱が置いてあるとのことで、斜坑口の工事で使う電源だと聞きました。戸中へ向かう道路は電柱工事中で通行止めで道路入り口に警備員が立っていました。この道は冬は通行止めだったと思います。

 最初の地質調査現場のところで、道路わきに車を止めて眺めていたら、JR東海の社員らしい人が「なにか、ありますか」と声をかけてきました。「ただ、ながめているだけですが」というと車に乗って飯田の方へ下りていきました。JR東海はいろいろな調査をコソコソやっているという声が準備書の説明会などで住民から出ていましたが、JR東海の社員さんの中には、なにか後ろめたいことをやっていると感じている人がいるのではないかと思いますね。事実、客観的にみれば、やっちゃいけないことをやってるんですけれどね。

(2015/12/12)