阿島橋からみた陣馬形


≫拡大写真≪(トラスの頂点付近の黒いシミはジョロウグモです。)

 この写真はリニアの天竜川橋梁の予定地のすぐ南にある阿島橋から北北東をみたところです。中央の山は陣馬形です。この風景のアクセントになっている白い建物は、EP笠原/笠原工業という事業所。左右に朱色の阿島橋のトラスがみえます。赤石山脈の木材を搬出するために阿島橋は1966年に完成しました。その後、1991年に歩道が橋の南側につけられました。その歩道から撮影しています。この橋を使う歩行者、主に高校生は日常的に見ている景観です。車の窓からも同じような景色がみえるはずです(視点がやや低くなります)。右岸(画面では左)、橋の南側の河川敷にはマレットゴルフ場やサッカーグランドがあり、北側は整備された公園的な空間があります。橋の中央部より東に進むと前景の林がなくなりますが陣馬形はみえます。

 リニアの天竜川橋梁の位置はEP笠原の少し手前で高さはさらに高く、おそらく陣馬形の中腹から山頂をかくしてしまうはずです。準備書ではこの景観は調査の対象になっていません。この橋の付近に限らず天竜川ではトンビやサギをみることができます(下の写真)。橋梁部分は防音防災フードがないのでトンビがこの周辺にこなくなるかも知れません。


阿島橋西詰から。天竜川橋梁と高架部によって、この景観も失われます。

(2013/10/30)

 阿島橋の少し上流、リニアの渡河地点のやや下流でサギの群れをみかけました。

(2013/11/01)

 上の写真の対岸から見たサギの群れ。


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(2013/11/10)