虻川の風景
谷が狭いので光線の加減でコントラストが高いことと、私の撮影技術が下手なために色がさえませんが、虻川の渓谷は紅葉の盛りの時期には美しい景色の見られる場所です。戸中の斜坑口の少し手前まで下りながら写真を撮りました。
虻川沿いの道路は現在は以前からある道路用の坂島トンネルの改修工事のためここが行き止りです(平成26年3月10日まで。迂回路あり。)。この先に野田平キャンプ場があります。
写真1
まえにも掲載しましたが、この付近にトンネル本坑掘削用の斜坑の入口と工事用の作業場ができる予定です。10月に来たときより草が少なくなっているので地形が分りやすくなったようです。
写真2
上の写真の、右の奥のほうの太陽があたっている辺りから見たのがつぎの写真。
写真3
地面の白っぽく見えるのは霜もいくらか残っていましたが、このあたりの土砂の色がだいたい白っぽいこともあるようです。
写真4
この付近の虻川のようす。上流方向。
写真5
下流方向。
写真6
この坂島の入口からしばらくは道路は川に沿って下っていきます。道路と川は狭い谷間にあります。
写真7 岩を拡大表示。詳しいことは分りませんが、横に筋目がたくさんあります。
写真8 上のほうはこんな感じ。石は積んだのではなく、割れているのです。こいう岩がごろん、ごろん と崩れた結果?
この反対側の様子
写真9 拡大写真
実際の高さはこんな感じ。比較的低い崖です。もっと高いところでは、こういうアングルがなかなか見つかりません。この道路を残土運搬のダンプカーが走るのだと思います。
写真10
写真11
筆森橋。10月いったとき路肩の傷んでいた場所にバリケードが置いてあります。幅員は3.6m。赤黄の棒は1.2m。橋の欄干に苔が生えています。
写真12
沢を横切るところではよくこういう道路の凹みが作ってありますがここも岸壁からの水はけのためと思います。一番濃い細い轍は軽トラック(外側で145cm)。ガードレールが傷んでいるのは、落石によるのか、伐採作業によるものなのか理由は分りません。
写真13
写真14
砂防えん堤
写真15
えん堤を過ぎると、川はずっと低い位置になります。この林の下のほうを流れています。このあたりでリニアのトンネル本坑は河原から約90〜80m下を通るようです。
写真16
写真17 中央の白い部分が川面
もう少し下流のこの辺りでは約50m下で、この付近の約1300mではルートは虻川の下をほぼ並行に走ることになるようです。
写真18 場所は上の高圧送電線より少し東になります。道路はずっと上にあります。
その問題点を次のページが説明しています、というか、下のページを読んだので見に行ってきたのです。
このページは、大鹿村の青木川でもトネンルの土被りが約40mと少ないので、青木川と虻川の水が減って、壬生沢川の水が増えるのではないかといっています。
道路についていえば、現状では基本的に3.6mという幅に制限されますから、大型車がすれ違いすることは不可能です。残土運搬車のスムースな運行のためには、拡幅とか待避所などの道路改良が必要になるはずです。ここも地質的に条件が良いとはいえない地域です。
写真の撮影時期は2013年11月下旬
(2013/11/25)