上郷黒田でボーリング調査
『広報かみさと』(第92号 平成26年11月26日号)にJR東海がリニアのボーリング調査を黒田でやっていると書いてあったので見てきました。下の写真がそれ。
2014年11月27日撮影。場所はケーヨーD2の上あたりです。
機械を動かすエンジンの音がゴトゴトと聞こえていました。昔の石油発動機みたいな音でした。作業している人に聞くと100mほど掘るそうです。この機械なら200mぐらいは掘れるとのことでした。
JR東海はトンネルの通る上部の土地について区分地上権を設定するのは30mまでで、それより深い場所は区分地上権は設定せずに、これから開かれる説明会のなかで説明して理解をいただきますといっています。
見た目は非常にシンプルな機械でボーリングをしています。それで掘っている深さは100m。たとえばこの土地の地下50mに大昔に掘った忘れられたトンネルがあったとすると、トンネルの天井にあながあいてしまいます。30mより深いところについて区分地上権を設定しないというJR東海の方針はトンネルの安全性を保つという点ではちょっとおかしいと思います。JR東海自身が100mものボーリングをやってるのですから、他の人も何かの機会にやらないとはかぎらない。トンネルにあなをあけられないようにするには、区分地上権を設定してボーリングをしないでねと地権者の所有権の制限をしなくてはならないはずだと思うのですが。トンネルがどこを通るかも公図上に記録するなら登記も必要だと思います。
(2014/11/27)