東京五輪の新国立競技場でも立ち退き問題 

 2020年の東京オリンピックの主会場の国立競技場については「建て替え」なので、立ち退き問題はないと考えている人がいるのではないかと思います。しかし、競技場通路にするため隣接する都営霞ケ丘アパートが廃止になります。まだ住民が住んでいるので、住民にとっては立ち退き問題です。安倍首相は新国立競技場の建設計画を白紙に戻しました。東京都は見直しになったのは競技場本体だけで敷地は変更はないと言っているそうです(『赤旗』8月29日)。都議会で質問した吉田信夫都議は、IOCの環境公約は人間の居住と住環境を重視していることを指摘しアパートを存続できるよう努力すべきと要求したそうです。

 リニアの建設は中止になっても、中止は本体だけだから、アクセス道路建設や、駅周辺整備事業はやるんだと、安倍知事や牧野飯田市長なら言うかもしれません。

(2015/08/31)

 樫田秀樹さんが、都営アパートについて、「新国立競技場。誰も語らない「霞ヶ丘アパート」。残る全住民は来年早々に一斉引っ越しをする」 ほかを書いています。ページの下のほうに関連記事へのリンクがあります。

(2015/09/02)

(1) この問題について取り組んでいる団体のページを見つけました。

(2) 舛添東京都知事はなにがなんでも霞ヶ丘アパートを取り壊すといっているようです(『赤旗』9月5日)。⇒ 舛添知事定例記者会見 平成27年9月4日(金曜)

(3) この問題でも責任のなすりあい。⇒ 参院委・田村議員 首相と文科相の責任追及

(2015/09/10)