春はいつかな?

 豊丘村のリニア対策員会が11月30日夜あったそうです。12月2日の新聞に書いてありました。豊丘村では斜坑口が坂島と戸中に計画されています。その斜坑の掘削開始時期について各紙の書き方が微妙に違っています。

 まず『信毎』。

JRは2016年度の冬としていた村内に設ける作業用トンネル(非常口)の掘削工事開始予定が17年度の春ごろになると説明した。

 『中日』

JR東海は、非常口二か所とトンネル坑口の掘削予定時期を、いずれも2017年度以降と説明した。昨年11月の事業説明会で示した案より1年ほど遅くなっている。・・・トンネル工事着手前に開かれる工事説明会は、坂島非常口で16年秋ごろ、戸中非常口・トンネル坑口で17年度春ごろを予定しているとした。

 『南信州』

坂島、戸中の2か所に計画する非常口(作業用トンネル)とトンネル坑口について、JRは、掘削工事はいずれも2017(平成29)年度以降とする計画案を提示した。従来の計画案よりやや遅れ気味となっている。・・・工事説明会は、坂島非常口が16年秋頃、戸中非常口とトンネル坑口が17年春頃とした。

 もちろん私がものを知らない人間であるという自覚はありますが・・・。春というのは、だいたい3月、4月、5月だと思います。「17年度春頃」というのは、2017年の4月、5月なのか、2018年の3月なのかというのがわかりません。もっと簡単なわかりやすい「2017年の3月から5月の間くらい」とか「2018年の3月までには」とかいう表現があると思います。

 『信毎』の「17年度の春ごろ」は「18年3月」または「17年4月か5月」。『中日』、『南信州』の「2017年度以降」は「17年4月以降」。どの新聞もJR東海の説明について時期をできるだけ限定する努力をしていないと思います。もちろんJR東海が計画の見通しが立たないのであいまいなことを言っている可能性もあるかもしれません。

 ただし、どの記事も計画が遅れ始めていると書いています。

(2015/12/03)