間が沢大橋北から見た伊那山地
7月10日夕方、フルールラインを車で走っていたら高圧送電線の南信幹線がはっきり見えたので写真を撮ってみました。手前に果樹園があって豊丘村の上の方しか見えていませんが、大西山、上佐原、虻川の谷、福島てっぺん公園、鬼面山などが見えます。下の写真は画面をクリックすると拡大できます。
真ん中の丸のあたりに、中部電力が上蔵と豊丘の2つのJR東海のリニアの電力変換所に送電するための超高圧変電所ができるはずです。左の丸が大西山でこの辺りを越えて大鹿の上蔵の電力変換所まで15万4千ボルトの高圧送電線が設置されます。
この写真では写っていないのですが、画面右下の方に豊丘の電力変換所ができます。右に延びている線のあたりにも15万4千ボルトの高圧送電線が設置されます。
大西山の向こう側について、大鹿では景観について住民から意見で出ていて中電もフォトモンタージュを作ったりいろいろと説明しています。豊丘村でも電力変換所についてはJR東海が、変電所については中電が住民に説明会など開いて説明をしているようです。
写真を撮った場所は高森町の上段で眺めの良い地域です。今ある南信幹線も目立ちますが、新設される送電線がどんなふうに見えるのかということを、高森町として一応は検討してみる必要があるのではないかと思いました。リニアの環境影響評価書の景観に関する部分では、全16か所の調査地点のうち、リニアの施設が何もできない高森町内の調査地点が4か所ありました。景観への影響は、行政区分とは関係ないと思います。
(2016/07/11)