続・「歩く楽しさ」の時代 - シェフィールド

 "「歩く楽しさ」の時代 ― 隈研吾さん講演ほか" に掲載した信大の上原先生が紹介したシェフィールド駅のスライド。

 下の画面のレンガ積みの建物。まるで機関車トーマスの世界です。かなり古いもののようです。グーグル・アースでシェフィールド駅周辺を見てみました。以下どの写真も画面をクリックすると拡大できます。


西南から見た駅全景。


南から見たところ。右の一段高いところを走っているのは上原先生はトラム(路面電車)といっていました。でも架線がないですよ。他の線路にも架線はありません。こちらは全部ディーゼルです。蒸気機関車の時代から進歩していないということでしょうか?


もう少し近寄って南から見たところ。駅全体がかなり古い建物のようです。


駅の北の端の方です。線路の様子を見ると日本の新幹線とは様子が違い、在来線の駅に近い感じです。


こちらは南の端の方です。全体に古びた感じです。


駅の東側には緑地の公園を挟んで集合住宅や住宅などがあります。


シェフィールドの市街と駅(赤マーカー)の位置関係です。線路は市街地のはずれを曲がって通過しています。おそらく最初に敷設されたままの位置を走っていると思います。「駅周辺の再開発」なんていう発想があるとは思えない市街地の様子です。飯田線も飯田の旧市街地のもともとは端っこの方を迂回している点はシェフィールドと似ています。

 イギリス人は古いものを大事にしているのか、新しいものに興味がないのか、そういうこと以外のなにかもっと違うことに価値を見出しているのかもしれません。

 「飯田市民」は現在の飯田駅にリニアの駅を併設するように要求していました。これはおバカに思えるかもしれませんが、一理あると思います。しかし、リニアにはほかの路線と連絡するという考えが開発当初から全くないので、ない物ねだりだったと思います。新幹線が来ればよくなるみたいな、まあ宗教、信心みたいな面もあるのでしょう。

 シェフィールドはリニア中間駅の駅周辺整備の参考にはならないとは思いますが、リニアは止めたほうが良い参考になると思います。

参考と訂正

 以下、忘れっぽい私の覚えのためもあるので、情報はご自分でしっかり確かめてください。

 シェフィールドはイギリスのイングランド北部の都市。シェフィールド駅はミッドランド・メイン・ライン(中部本線)の駅。シェフィールドには運河もあります。

 上原さんは駅の場所を窪地の一番低いところと言っています。この地域の谷は氷河が作った谷で非常に緩やかです。ドン川という川が駅の北方にあって、駅のある低地は南からシーフ川が流れてドン川に注ぐようですが、駅周辺で、地上から消えています。開発をしたのは駅東側の集団住宅等ある場所との間の狭い部分だそうです。録音を確認したら、ナショナルレールの駅と上原さんは言っています。新幹線とは言っていませんね。

 イギリスは1994年に国鉄を民営化しましたが、国鉄時代の旅客列車の運行を継承した複数の会社は団体(ATOC)に加盟して「ナショナルレール」の統一ブランドで列車の運行をしているそうです(ウィキペディア)。

(2017/01/23)