2017/07/29 更新

第9回 豊丘村リニア対策委員会、7月20日 (続)

 7月20日の第9回豊丘村リニア対策委員会で4月21日のJR東海の本山残土置場候補地内での希少種の移植作業について、吉川村議の質問を長谷川伴野区長が不規則発言で恫喝したことについて、対策員会の会長で議事進行をしていた市瀬河野区長は、この異常なやり取りを次のようにまとめていました。

市瀬会長:移植はもうすること、それは決まっていたと、いうことですけど・・・えーと、ほかにどうですか?

 吉川村議は、移植を行った時期が問題だと指摘しているわけです。

 まず、基本的な考え方として説明します。4月21日の時点では、JR東海は水利関係の協議中で、保安林指定の解除の申請を出していなかったので、本山に残土が置けるかどうかは確定していなかった。環境影響調査と保全計画は残土の埋め立てを行うためのものであって、残土の埋め立てをしないとすれば、やる必要はないし、移植についてはやってはいけないものです。環境影響評価法で細かい定めがないとしても、法律の主旨からいって(第1条~3条)、わかりきったことです。現実に当面、少なくとも数年間は本山へは残土は置けません。その後も置けるかどうかもわかりません。希少種をイジメタだけです。

 吉川村議は、県や村の対策委員会にきちんと説明をして、その後に行うべきでなかったのかと言いたかったのだと思います。それを長谷川伴野区長が恫喝して発言を封殺したのです。吉川さんは、JR東海の村民への説明不足を指摘している。

 計画はあったけれど、いつやって良いかは決まっていなかった。

 こういう重要な問題を、「決まっていた」と片付ける議事進行はおかしいです。会長さんはもう少し勉強しなくちゃね。

(2017/07/29)