いわれてみれば、~横着すぎるトンネル掘削~

 ストップ・リニア!訴訟第6回口頭弁論のときに配布された「リニア新幹線を考える相模原連絡会」の「ストップリニアニュース No.42」に、「リニアトンネルの真上と知らずに買ったマンションが急に立ち退きを迫られる?!」という記事がのっていました。ネットで調べると日本共産党相模原市議会議員の田所健太郎さんのブログに、"【一般質問(2)】都市トンネル区間で、共同住宅4棟に立ち退きの可能性が!(2017-07-02)"というページがありました。

 「地下のトンネル工事だから、大丈夫だろう」 ―― こういう認識を持っている方が多いのではないかと思います。しかし、4棟程度の共同住宅が移転を迫られる可能性があるということ・・・

注: 別に、"4~6階建のマンションは立ち退き対象の可能性がある」とJR東海から知らされている" という情報もあります

 田所さんによれば、JR東海は、"「区分地上権を設定させて頂く範囲内に、現在建物の基礎杭や井戸等がある場合、移転等が必要となる場合があります」"と説明しているそうですが、上郷公民館であった説明会では、深い井戸などある場合は個別に相談させていただくというような言い方だったと思います。

 区分地上権を設定するというのは、地下に工作物を保有するために地上の地権者に対して地上部分の使用方法を制限する契約をすることができるという内容なのですが、なんか、現在ある住宅なんかは特に問題ないけれど、これから建て替えなんかするときに、大きな建物は建てれないから補償するよという話ばかりと思っていましたが、いわれてみれば、すでに建っている大きな建物は邪魔だから壊せという内容でもあるわけなんです。随分、横着な話に思えますが、いわれてみれば、そりゃそうだ。

 さいわい、上郷の黒田から妙琴原の間にはそういう建物は???!  飯山や中野の北陸新幹線のトンネルで起きた陥没や、福井県のあわら市で最近起きた陥没など、他にも水枯れとかありますが、やっぱりトンネルを掘るということは、問題があるのだと思います。地下を通すから、環境への影響が少ないとは言えないですね。

(2017/09/18)