更新:2019/03/13
松川工区のようす(2019年3月7日)
3月7日に妙琴原の中央アルプストンネルの工事ヤードの準備工事の様子を見てきました。
松川の妙琴橋(吊橋)の上、左岸側から見たところ。下の写真は、左岸を少し上流まで行って撮影(パノラマ)。
取水口(手前)。オレンジの重機のいるところにフェンスが見えます。フェンスの先に川の水位を調べる場所があるようです。
取水口そばから松川第4発電所を見たところ。現在は立ち入りできないので、2013年の写真です。
1971年は、まだ、鼎町と上郷町が飯田市に合併する前。
松川第四発電所は、1930年に運用開始。元は伊那電気鉄道の発電所。レトロな感じの建物です。
左岸から。右の水面は風越(ふうえつ)プール=発電所の堆砂池。左に松川。
大平街道から松川を見下ろしたところ。手前のフェンスの先に赤い屋根が見えているのが松川第四発電所。大平街道と発電所の間の水平距離は少ししかありません。坑口からは約120m。この間を斜面に沿ってリニアのトンネルを掘削します。
妙琴橋(吊橋)から撮影。A(669m)が上の写真の撮影位置。B(581m)の円内、木立の向こうに発電所の赤い屋根とクリーム色の見えます。A、B間の高低差は、88m。水平距離は約160m。この部分の斜面は、土砂災害特別警戒区域(急傾斜地)に指定されています。E は、「のんび荘」。
妙琴橋(吊橋)の下流から見たところ。C の鉄塔の北側に、リニアとは関係ないですが、爆弾三勇士の石像があります(⇒ 爆弾三勇士)。大平街道から名水猿倉の泉への入り口の近くです。D の赤い屋根も「のんび荘」。
ところで、この吊橋のある場所は、環境影響評価で、景観について「主要な眺望点」の一つとして取り上げています。松川のリニアの橋梁が景観にどんな変化を与えるかのフォトモンタージュがこの吊橋の上で撮影されました。それが下の写真。
(環境影響評価書より)
2月4日の様子。
3月7日の様子。随分木を切ってしまいましたが、工事ヤードに約10年、使ったあと、本当にフォトモンタージュと同じような景観になるでしょうか?