更新:2019/04/10
フェースブックの「リニアを考えるコミュニティ」に山口工区の陥没事故について現地を見て来た方の投稿があったので、紹介します。
URL: https://www.facebook.com/groups/1497238077167501/permalink/2782379215320041/
2019年4月10日
坂本満
鉄道運輸機構からの報告があります。
現場は長野県南木曽町の隣で、この山口工区は南木曽町まで達するトンネルで、南木曽町の妻籠水源の真下を通過します。
今回生じた陥没は、非常口斜坑の坑口から200mほどの場所で、トンネル位置は深さ20mほどになるのか。リニア本線に達する手前のようです。
最初の写真は斜坑の方向を見ていて、地表の陥没は写真奥の竹やぶの中で起きたようです。鉄道運輸機構の報告写真にはその様子が見えます。写真の右側地下をリニア本線が通る計画です。
2番目の写真は、竹やぶ横の道路からで、やぶの中で作業をしています。ホースが見えますが、陥没した箇所にモルタル(エアーモルタル:固まったとき重さが軽い)を送っているようです。陥没した穴を埋め、トンネル上部の緩んだ地盤を少し固めるのでしょうか。
3番目の写真は、生コン車と圧送車で、生コン車は非常口の作業ヤードから材料を運搬しています。
山口工区の工事における環境保全については、JR東海から示されています。
現場付近の緩斜面には住宅や水田があり、地表面に2mほどの転石が散在しています。トンネル掘削には発破も使われているようですが、こうした巨石が含まれているためなのかも知れません。
阿寺断層帯も位置しており、掘削はさまざまな現象と向かい合うことになるのでしょう。