更新:2019/05/31
リニアも・くらしも
高森町・下市田河原
(画面クリックで拡大)リニア時代を見据えて工業団地を拡張する工事が始まっている高森町、下市田河原。左のねずみ色の砂山は生コン会社の資材置き場(リニアとは直接関係ない)。右の少し茶色っぽい砂山は長野県営の松川ダムから掘り出した堆砂。左にトラックの見える道路から手前の道路までの一角が企業用地。本来は田んぼの表土をはがしてから用地を造成するはずですが、とりあえずダムの堆砂を置いて、諸手続きが完了してから、ダムの堆砂を別のところに移して、田んぼの表土を取り除いてから、堆砂で埋め立てるそうです。面倒くさい話です。はがした表土は、高森町の住民はほとんど知らされていませんが、豊丘村の壬生沢地区に持っていって捨てるというので、ダンプの通行が増えることが豊丘村では問題になっています。空の部分にカメラのセンサーに着いたゴミが写っています。リニアのガイドウェイの組立保管ヤードは画面の左の方です。こちらは、測量はすみましたが、今年も耕作は行われています。
長生橋の改修工事
飯田市座光寺の長生橋の改修工事が5月17日から始まりました。真ん中の青い屋根のある土地にリニアの天竜川橋梁がかかります。橋の幅を広げようとしてはいないので、工事車両がこの橋を使うとすれば一方通行になるのでしょうか。
西宮市立瓦木中学校
飯田市座光寺の河原地区の田んぼ。この付近一帯はリニア新幹線の保線車両基地が出来ます。前から何なんだろうと思っていましたが、この立札。何年か前は堀越学園という立札がたっていました。
リニアより県民の暮らし
リニア駅周辺整備地区の南のはずれの国道153号線・北条交差点。この交差点はリニア関連道路の整備計画では国道と交差する道路をアンダーパスで通過させるといっていましたがどうなったのか。共産党が数年前につくった「リニアより県民の暮らし応援を!」というポスターが見えます。
リニアも・くらしも
上郷黒田の親戚の家で見つけた、チラシ。この市会議員さんは上郷黒田が地元です。「議会報告 令和元年度 第一号」。なかなかきまっています。でも「リニアも・くらしも」は共産党のパクリですね。
2019年3月31日は、平成30年度でした。2019年4月29日は平成31年でした。とすれば、2020年の3月31日は平成31年度のはず。令和は2年度から…? だから元号はもう使わない方が良いと思います。
裏面ではリニアを見据えたアリーナの用地について語っています。上郷北条地区などでリニア関連で移転対象になる方たちの代替地がまだ十分ではありません。チラシで「新施設の建設へ」って書いています。移転者は近くへ移りたいと思っている人たちが多いようです。同じ上郷地区の大明神地籍やリニア駅南側だってまずは移転対象者の代替地として使うべきです。考え方が逆です。こんなことでは、「関係者のご理解」が得られるはずはありません。「新施設」はアリーナだけじゃなくコンベンションもあります。じつは後出しのコンベンションの候補地と、前から想定されていた移転対象者の代替地がダブっているのです。場所は座光寺の共和地区、北条の隣です。ここは代替地としては保留になっています。そのことについては何もいっていませんね。移転対象者に目がいっていないです。
上郷の北条地区では最近(5月16日)にも住民説明会がありましたが、上郷の地元選出の市会議員として出席されたかどうか? 一般論としていえば、自治体の議員さんは地元住民の声をよく聞くことが大事だと思います。この方がそれをしていないとかそういうことはよくわかりません。
共産党のポスターには、「いったん工事を中止して徹底的な検証を」と書いてあります。立ち止まらずに、リニアについて、この方のおっしゃるように推進一本槍でやっていったら、環境だけでなく「リニアでくらしもダメになる」と思います。