更新:2019/12/22

東京地裁へ行ってきました

 東京地裁でストップ・リニア!訴訟の第17回口頭弁論があって傍聴してきました。

 法廷では、東京の懸樋さんがリニアの電磁界のリスクについて意見陳述。次に、関島弁護士が、裁判所の原告適格に関して中間判決をする方針を批判しましたが、古田孝夫裁判長は中間判決の期日を3月30日(月)午後2時半からと指定しました。裁判後、参議院会館で電磁界のリスクについて懸樋さんの説明、静岡の芳賀さんが静岡県とJR東海の協議が進んでいない状況について報告。関島弁護士と川村原告団長が原告適格についての中間判決について対談をしました。

 意見陳述の内容や、当日配布資料などを、「飯田リニア通信」に掲載しました。以下は、リニア裁判とは直接は関係ない内容です。

 飯田から東京へ行くには、高速バスを使います。飯田は、リニア沿線で一番の田舎。当地方で東京に仕事でしょっちゅう行く人たちは、4時間以上かかるので、飯田は沖縄より遠いなどと言います。バスは新宿駅西口のバスタ新宿に到着します。


バスタ新宿前の甲州街道から北のほうを見たところ。

 バスタ新宿の前のE10出入口から地下道に入って、約10分歩いて地下鉄丸の内線の「新宿三丁目」で乗車。「霞ケ関」で降車、A1出入口から地上に出ると右手に東京地裁の入っているビルがあります。


そびえたつ東京地裁や高裁の建物。公安委員会の建物の前の歩道から。画面中央にA1出入口が見えます。画面左がA2出入口。

 12月20日は、福島原発かながわ訴訟の第1回控訴審もありました。


福島原発かながわ訴訟の裁判所前集会。すごい人数です。音楽入りでにぎやかでした。


福島原発かながわ訴訟の原告団が裁判所構内に入るところ。

 福島原発かながわ訴訟の裁判所前集会があったので、いつもより少し遅れてストップ・リニア!訴訟の裁判所前集会がありました。


福島原発かながわ訴訟より人数は少なめです。それでも、今回も傍聴券は抽選になりました。

 裁判所の入り口では身体検査があります。財布とか鍵や金属製品はカバンに入れて、または別にトレーに載せて検査機を通します。人は検査用のゲートをくぐります。私は毎回ブザーを鳴らしています。あらためて手持ちの検査機で調べると、時計は大丈夫ですが、いつも100円ショップで買ったベルトの鉄製のバックルがひっかかります。亜鉛ダイカストなどのバックルは大丈夫なようです。リニア訴訟の原告のなかには、金属を使っていないベルトをしてくる人もあるようです。以前、警備員にブザーを鳴らしたくなかったら、ベルトを外すとよいと言われたことがありますが、それじゃ、まるで拘留されている被告みたいなものです。国民を疑って検査するような裁判所はダメです。国民に信頼される裁判所にならないといけません。


裁判のあと、報告集会のあった参議院議員会館への移動中。国会議事堂。


至る所に警察官や警備員がいます。政府や裁判所が国民から嫌われているからです。


イチョウの木が植えてあって、いつだったか11月の終わりに来た時には、歩道に銀杏の実が落ちていて、かなり臭かったです。拾い集めてきれいにして袋詰めにして、憲政記念館なんかでお土産として売れば国家財政のいくらかでもたしになるのに。


左の低い建物が首相官邸。安倍さんがここに常に住んでいるのかどうか知りませんが、厳重な警備です。画面で右のほうに衆議院と参議院の議員会館があります。バツ印型の柵の手前に歩道があるはずですが、感じが悪いので、すぐ右側の歩道を渡りました。


報告集会が終り、参議院議員会館からでて衆議院議員会館の前の歩道からみた、ライトアップされた国会議事堂。この写真を参議院会館の敷地内から、撮ろうとしたら、警備員に敷地内から撮影しないようにと制止されました。裁判所の敷地内も撮影不可です。確かに、今国会や中央省庁の周辺で行われていることは、民主主義の国として恥ずかしいことばかり。そういう恥部を写されては困るのでしょう。実は、裁判の前に時間があったので、裁判所の隣の一区画に、旧海軍省跡の石碑があるはずと、ぐるりと回って探したのですが、ともかくどのお役所の敷地も、気楽に立入が出来ないので諦めました。


今話題になっている「桜を見る会」のあった新宿御苑の最寄り駅の「新宿御苑前駅」で途中下車。山口県の安倍さんの選挙区の人たちはこの駅じゃなくて大型バスで開園前に特別扱いで入園したそうで、セキュリティー上問題だと指摘されていますね。


第三軌条方式の丸ノ内線の線路の写真。パンタグラフ集電でないので天井が低いです。この写真を撮って「新宿三丁目駅」に向いました。


新宿バスタ前の夜景。バスタ新宿内のコンビニで夕食のおにぎりを買いました。この狭いコンビニでは、お客さんは店内を反時計回りに一巡するうちに品物を選びレジを済ませます。いつも大変に混んでいるので、店内をあっちに行ったり戻ったりするのはちょっと無理かなといった具合です。