更新:2020/06/08、
2020/06/09 年を西暦表記にあらためました
超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会 (2)
国交省のHPの 「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」 には、「開催状況」として下表のような、7つの年度にわたる、9回の委員会の「記録」があります。表に、ページに掲載されているタイトル(リンクの文字列)と、開催年月日、回数を書き出してみました。
委員会の「開催状況」なのに、「平成○年…評価」となっています。そもそも、「開催しました」という内容の文書がないものもあります。
タイトル | 開催年月日 | 回数 |
---|---|---|
平成16年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2005年3月11日 | (12 ?) |
平成17年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2006年3月28日 | (13 ?) |
平成18年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2006年12月12日 | 第14回* |
平成20年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2009年1月** | (15 ?) |
平成21年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価(1) | 2009年4月24日 | 第16回 |
平成21年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価(2) | 2009年6月15日 | 第17回 |
平成21年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価(3) | 2009年7月28日 | 第18回 |
平成23年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2011年9月13日 | 第19回 |
平成28年度 超電導磁気浮上式鉄道技術評価 | 2017年2月17日 | 第20回 |
* 第17回の別添資料によれば、3行目の2006年12月は第14回
** 第18回の【別添】資料1によれば、2009年1月に委員会が行われていた
2011年9月13日と2009年7月28日については、JR東海の「山梨リニア実験線」に、日付が対応する、「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会の「車上電源に関する実用技術評価」に対するコメント(平成23年9月13日)」と「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会の総合技術評価に対するコメント(平成21年7月28日)」があります。
表の1列目にあるファイル「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価 (平成17年3月11日)」の 「超電導磁気浮上式鉄道開発の経緯」(ページ Ⅱ-25 ~ Ⅱ-26) に記載された「委員会」が5回ありました。平成9年1月は「発足」と書いてあるのでこれが第1回。
- (第1回) 平成9年(1997年)1月 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会(委員長:松本嘉司東京理科大学教授発足
- (第2回) 平成10年(1998年)7月 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会が中間とりまとめを公表
- (第3回) 平成11年(1999年)8月 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会が中間評価を公表
- (第4回) 平成12年(2000年)3月 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会が実用技術評価を公表
- (第5回) 平成15年(2003年)4月 超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会が中間とりまとめを公表
期間としては、だいたい2003年5月から2005年2月までの短期間ですが、第6回から第11回まで回数と開催日が一覧できる記録がありません。「開催状況」と書いてあるのに、第何回がいつ開催されたのかさえ記録が公表されていない。残っていないのかもしれない。なんか不思議な感じがしますね。「議事録が公表されていないのはマズイ」どころの話じゃないということではないかと思います。
国交省のHPの 「超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会」は、どう見ても、なんか変なことはたしか。検討や審議もなにか杜撰なものだったと思わせるようなページの作り方です。これでは、超電導リニアに安心して乗れないですね。