更新:2020/09/01

下市田河原リニアガイドウェイ用地工事の説明会

 高森町(長野県下伊那郡)の下市田2区パーシモン会館でリニア新幹線のガイドウェイ用地の工事について下市田区民対象の説明会がありました。

 説明の主体は高森町の産業課。今年度中は主に耕土のすきとりなどで、造成は来年度以後。

 住民からの質問はすきとった耕土の配布に関したことが多かったです。

 造成に使うトンネル残土(※)の有害物質の検査についてだけJR東海が説明。検査は1日分ずつサンプリングで行うとのこと。土量は約10万立米。造成前に再度説明会を開くとのこと。JR東海からは社員が2名出席。(※ 高森町側は発生土といっていました)

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 改良工事が終われば、町道7290号を大鹿からのトンネル残土搬入に使うとの町の説明に町道そばの出砂原の住民の方からどれぐらいの台数が通るのかといった質問が出ました。町側は7290号線の工事が終わると交通量が増えることが心配されるといっていましたが、そんなことは周辺住民はもとより心配しておりました。明神橋西に新設されるラウンドアバウトの能力を超えるのではないかと思います。これも多くの住民が心配しておりました。

 次回説明会で環境影響評価書とこの場所にガイドウェイヤードを造成、使用することとの整合性について説明するよう求めました。さすがにJR東海は要望の内容をすぐに理解できたようですが、産業課長も町長も即座に理解できずトンチンカンな受け答えをしておりました。アセスの内容をよく理解できていない証拠です。

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 なお、説明会冒頭の区長のあいさつに続き町長が挨拶をして、その最後にだいたい次のような意味の言葉を述べています。

「(要点)新型コロナウイルスについては、地域の皆さんの御努力で地域の中で感染は広がっていないと理解している。ありがたいことだが、もしかすると、都心であるとか感染地域との往来が、ものすごく少ない地域なのではないかと心配になる部分もあるが、今後も是非感染症対策については十分気を付けていただきたいと思うのでよろしくお願いしたい。」。

 今の時期に言うべきことなのかどうかと思いました。たまたま、きょう、8月31日の「大竹まことのゴールデンラジオ」の「大竹紳士交遊録」(11分付近から)で森永卓郎さんが、コロナを2類から外そうという考え方が出てきているけれど、若年層は死なないが、高齢者と体に疾患のある人(大竹氏補足)は多くの方がなくなるが、労働人口はほとんど減らないので経済にはあまり影響がないし、逆に年金財政が良くなるかもしれないということなんじゃないかといっていました。「コロナと経済の両立」といっているのはそういうことなのではないか。そう指摘してました。町長の発言にもなにか共通した点があるように思いました。