更新:2020/10/14

下市田河原ガイドウェイヤード予定地の様子

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9月19日。出砂原集落の南の端、2区との境付近の少し高い場所から。画面中央の青い建物は新たに進出した企業の建設現場。田んぼの中に見える黄色い重機は下水管と水道管の布設工事。黄金色の稲穂の見える水田から左がガイドウェイヤード予定地。ことしは作付けされませんでした。

 用地の場所は昔は河原だったところ。水田はありましたが、住居はほとんどなかった場所。結局、昨年大きな被害を受けた千曲川沿いのような開発を「これから」行おうというのが高森町の考え方なのかなと思います。

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9月27日。ヤード予定地の一番南の一画。調整池の予定地。

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9月27日。スケールの目盛りは30cm。下の方で、細かい砂の層と、砂礫の層が交互になっているように見えます。

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9月27日

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9月27日

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4年前の同じ場所

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2016年9月27日

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(画面クリックで拡大) 9月27日。道路の左がヤード予定地。右は昔、乳牛を飼っていた農家。

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10月11日

 用地は高森町が取得。JR東海に貸すことになっています。企業団地を造成するという名目でガイドウェイヤードを造成しています。リニアに公共性がないからなのか、そうしないと農地転用が難しいのだそうです。JR東海が使った後の具体的なことについてはなにも目途はたっていません。JR東海に買い取ってもらうことも考えているようです。この1年で社会情勢は大きく変化したと思います。約10年先のことなど見当もつかないはずなのにと思います。

 大鹿村のトンネル残土を約10万立米使うそうです。現状で大鹿から運べる残土は、小渋川斜坑と隣の残土仮置き場(最大で15万立米)と青木川斜坑の残土です。大鹿村内の工事のペースを考えると、ガイドウェイヤードの造成の完成までには相当時間がかかりそうです。

 最初の写真で進出した企業が建設中と説明しましたが、この企業の用地を含む3つの企業のための用地は、やはり高森町が企業用地として造成したもの。しかし、造成に使ったのは松川ダムの堆砂でした。飯田市では、移転代替地の造成に松川ダムの堆砂を使う予定でしたが地震の時に液状化しにくい大鹿のトンネル残土を使うことに変更をしました。ほぼ同じ時期に造成した企業団地の中で、地震が起きた時の被害に違いが出てくるようなことってちょっとまずいんじゃないかと思います。