更新:2020/10/25

【土木現場の重大事故とリニア計画を考える】

 フェースブックに坂本さん投稿 があったので転載して紹介します。

坂本満
2020年10月24日 土曜日 21:56 公開

【土木現場の重大事故とリニア計画を考える】

 外環道道路陥没事故が、都市部の大深度地下(地表より40m以上の深さ)におけるトンネル工事において発生しました。東京外環トンネル施工等検討委員会(2020/10/19)の資料を次に示します。

https://www.ktr.mlit.go.jp/gaikan/pi_kouhou/pdf/
20201019_s1.pdf

 この問題は、土木技術者の倫理の問題としても考えなくてはいけないのかと思いました。土木学会の「土木技術者の倫理規定」があります。

https://www.jsce.or.jp/rules/rinnri.shtml

現場の技術者は(社会への貢献)と(社会安全と減災)の狭間で悩んではいないでしょうか・・。

この問題では、いま行われているリニア計画もまた技術者の倫理が問われていると思っています。JR東海の「環境影響評価書」を作成したのは技術者ですが、2027年開通を大前提としたこの評価書は当初からその不備や問題が指摘されてきました。

 現在沿線の工事の進行の中で、評価書の履行がままならない状況が生じています。水資源、発生土処理、2027年の開通など・・。

 技術者はどのように応えなくてはいけないのか、行政や政治の要請に、”それはできない相談だ”と報告書に記載できる環境が必要になっていると感じています。

 外環道道路陥没事故についての緊急申し入れ院内集会の様子を次に示しておきます。

20201023 UPLAN 外環道道路陥没事故緊急申し入れ院内集会