更新:2020/12/01

小渋川斜坑付近のようす、11月23日

 3か月ぶりに上蔵の小渋川斜坑付近を見てきました。

image
撮影は午後3時15分。色合いを調整しています。谷が深い大鹿は日がかげるのが早いので、晩秋の時期は見た目とはかなり色合いが違って写ります。

image
左の青白い山がトンネル残土。ここはリニアを走らせるための電力を供給する電力変換所(インバータ)の予定地ですが、残土の仮置き場になっています。5月頃から飯田市のリニア工事関連の移転対象者向けの代替地の造成のために残土を運び出しているので、8月より少し残土が減っているように見えます。

image
8月10日のようす。

image
右は小渋川。7月豪雨のときに道路と川の境の斜面から河川敷にかけて補修した跡が見えます。左のこげ茶色の建物は土砂ピットでトンネルから出た残土(岩くず、ズリ)を3日分工事ヤード内に保管する施設。その手前の緑色のシートに注目。(中央奥の土砂の山は以前からここで事業を行っている「小渋開発」(建設材料製造)の製品)

image
[拡大画像] 長野県企業局の大鹿発電所前から見たところ。大鹿の方に確認していただきました。小渋川斜坑の先の先進坑から出てきた要対策土だそうです。ホウ素が検出されたため、少し前まで、トンネル内に保管してあったものです。蛇紋岩もトンネル内に保管してあったはずです。

(訂正 2020/12/13) 第18回大鹿村リニア連絡協議会へのJR東海の報告によれば、この残土は先進坑の残土でヒ素が検出されたもの。蛇紋岩やホウ素が検出されたズリはまだ坑内においてあるとのことです。

image
8月10日のようす。

image
要対策土であれば、シートのかけかたがちょっと雑な感じです。雨水がかかってしまう部分がありました。風で飛散するかも知れません。残土を置いた地面側の排水対策はどうなっているのか?

image