更新:2021/07/17
リニア工事で使われるセメントは…
リニアのトンネル工事で使われるセメント(粉)は専用のトラックで工事ヤードまで運ばれています。ヤード内にコンクリート作る設備(バッチャープラント = 坂島斜坑ヤードの例 )があります。
[1] 除山ヤード付近を走るセメント運搬車。
[2] 国道の旧道側から。
おそらく、ほとんどは、上の写真の、飯田市座光寺の元善光寺駅付近の事業所から運ばれています。⇒ 三岐通運
[3] 国道153号線側の平安堂書店北側の道路から。3か所のタンクは全部セメント関係。
[4] 上に同じ。左のタンクは石油会社のもの「イタクニ」と書いてあります。右はセメント。
[5] 少し近づいた位置から。画面左のフェンスがカーブしているのが分かるでしょうか。
[6] 敷地の東側がカーブしています。このカーブは下の地図の「A」で、以前は鉄道のレールが敷かれていた部分です。飯田線の元善光寺駅から専用線があって、石油やプロパンガスやセメントなどを運んでいました。
図の中の番号は写真の撮影位置(2~9)。
[7] 元は小さなガード下があったのだろうと思います。
[8] 元善光寺駅。駅北の高岡踏切から。左のほうへ分かれていくレールの先が、プロパンガスなどの専用線に続きます。
[9] 元善光寺駅のホームの南の端から。左に写真[3]の右のセメントのサイロが見えています。写真では、分かりませんが、左に見える「×」印の標識の左のもうすこし遠くにもうひとつ「×」印の標識があります。専用線がそこで切れているのだと思います。
リニア本体はスピードの割合に電気を食うと批判されています。建設工事についても、残土運搬や資材の運搬に自動車を使っているのでかなりの化石エネルギーを消費しています。以前は、鉄道で運ばれていたセメントも今では工場からここまで自動車で運ばれているようです。
Youtube に1990年代の専用線のようすの動画がありました。