更新:2021/08/28
下市田ガイドウェイヤード造成工事の予定変更
1週間ほど前(8月21日)に隣組の回覧板で、下市田河原のガイドウェイヤード用地ですきとった「心土」の運搬先が変更になったというお知らせがきました。
回覧文書では「下市田産業用地造成工事」といっていますが、当面はJR東海がガイドウェイの組立・保管ヤードとして使い、その後、8年先か10年先かして、使わなくなったら産業団地にするという話です。将来のことは分かりませんから、事実上「ガイドウェイの組立・保管ヤード」の造成工事です。
喬木村堰下(せきした)のガイドウェイヤード用地に運ぶといっています。文書は、町道7290号線から明神橋のラウンドアバウト経由で国道153号線にでて座光寺信号から県道上飯田線、阿島橋(6.9km)というルートで運ぶといっています。大型車が通行できる、工業団地内を通るより近いルート(3.9㎞)があるのに、わざわざ集落内を通る町道7290号線を使うといっています。
走行距離が増えた分、確実に温室効果ガス(CO2)の排出量は増加します。CO2 は温暖化に関係ないという意見もあるようですが、環境影響評価書で飛行機からリニアにお客さんが移ることで、全体としての温室効果ガスの排出量は減るということをJR東海は力説しています。建設工事中のトンネル残土の運搬と処理で発生する CO2 については想定していないのに。
工業団地を通るルートもリニアの移転対象になっている座光寺の中河原の住宅団地内を通りますが、県道上飯田線も団地のすぐ近くを通ります。
堰下はトンネル残土(発生土)で造成するはずでした。堰下では一部は堰下で用地内ですきとった心土で造成をしています。高森でも積んでまとめてあった心土をならして平らにした部分があります。
心土の山(矢印)をならしている(下の写真)。
堰下にはもうガイドウェイの部品が相当数持ち込まれています。トンネルの掘削が思うように進まず残土が足りないのでしょうか?
喬木村堰下のガイドウェイ組立保管ヤード
ゴルフの練習場のこちら側、写真に写っている範囲は全部がヤードの用地。部品を置くために急いで一部分だけ造成・舗装した感じがします。リニア建設が中断すれば、全部が不良在庫になります。