更新:2022-0913

JR東海が説明会場で制限行為の貼り紙

9月13日(a) 7日と8日に飯田市内であったJR東海の説明会でJR東海が会場内での制限行為を示す貼り紙を複数張り出していたそうです。

 貼り紙の内容は:

▽危険物の持ち込み▽示威行動、集会、座り込み▽ビラ等の配布、署名運動▽放歌高唱など騒がしい言動▽旗、のぼり、横断幕、プラカード、拡声器、ヘルメットなどの持ち込み▽はちまき、ゼッケン、腕章その他これに類する物の着用▽質疑応答中の写真撮影、ビデオ撮影―など

を禁止する内容。

 参加した井坪飯田市議会議長は、全く会場に来る人を信頼していない。住民に寄り添った対応をしてもらわないと事業そのものがうまくいかないと指摘。

貼り紙を止めろと言わなかったリニア推進部長

 市リニア推進部の細田仁部長も、張り紙に対し「非常に違和感を覚えた」と話した。そうです。

 さて、そうであれば、細田部長は、市民の立場に立ってその場で「これは止めて欲しい」となぜ言わなかったのか。

 『信毎』の2つ目の記事では、出席した同市上郷飯沼の大坪勇さん(83)は、張り紙の内容について「はなから住民は変な集団だと思われている。JRに信頼関係を築こうとする姿勢はなく、住民に丁寧に説明するとしてきた方針とはまるで違う」と憤った。 と書いています。

貼り紙は、JR東海の違法行為への布石か

 それはそれとして、JR東海が9月27日に上郷公民館で行う上郷地区全体への説明会の性格は、風越山トンネルの工事について、トンネル掘削の許可を個別の土地所有者の承諾を得る代わりにするつもりなのだろうと思います。これは完全な違法行為で不動産侵奪罪に問われます。そういう指摘が住民から出てきているので警戒しているのでしょう。

 指摘をした「沿線住民の会」に対して、飯田市のリニア推進部長は7日の説明会での部長の廃土仮置きについての無責任な発言への抗議のための面会の席上(12日)、市民以外の会員は黙れといっている。新聞報道や12日の「沿線住民の会」に対する態度から、少なくとも細田部長が、JR東海と通じていると思わざるを得ません。そうであれば市民の権利侵害を助ける行為であり、市民に対する背信行為です。