更新:2022/10/01
「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」への飯田市の回答
9月7日の北条の説明会の飯田市の説明について、9月12日に「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」が抗議文を出しました。
「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」が飯田市に抗議
9月30日に抗議文にあった質問について飯田市から回答がありました。
9月12日に「廃土ではない」とせでもいい指摘をした細田部長。リニア推進部は「埋戻し材」というコトバを使っています。
新幹線の駅ができるところでは駅前開発がだいたい行われるのですが、開業後の利用客の様子を見てから開発すれば良いのではという意見があると思いますが、路線の工事といっしょというかちょっと先に始めると路線や駅の資材置き場や工事のバックヤードとして活用できるというメリットはありますね。
9月27日の説明会によれば、風越山トンネルの掘削の開始が2025年。まだ、確立しているとはいいにくい深い地下での大断面のシールド工法。JR東海もこの工法については、各方面から情報を集めているところ、というのは、やっぱり、ちょっと自信がないのかなという印象を受けました。今年から準備工事に入るので工期5年5カ月の風越山トンネルの工事完了は2030年以降。さらに北品川工区のような事故があれば1年くらいは工期が延びることも考えるとね、飯田市や長野県の進める関連事業も、これから大変じゃないのみたいなことを市側に指摘すると。なんかうなずいてましたが…
応対したリニア推進部長は、シールド工法は地下水に影響を与えない工法とされていると聞いていると。その程度の認識では困るので、JR東海からの情報だけでなく広く情報を求めた方がよいと指摘しました。
リニア本体の工事のスケジュールがあてにならないのですから、これをあてにした地元の計画はかなり危ういところがあると思います。
もうどうでもよいといえばよいことなんですが、推進部長は、12日には私の発言を飯田市民じゃないので発言しないようにといったのに、今回はいわなかったですね。推進部長は12日にそういったのは、「北条地区」に関する問題だったからと言い訳。しかし、今回のやりとりは、その「北条地区」に関する問題の延長線上にあるわけで、なにか一貫性がないというのか、その場の感情でものをおっしゃる方なんですね。この件でひともんちゃくあったので、このやり取りについては市長に判断してもらえといってやりました。
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