更新:2023/10/30

リニアの長野県の地上部分

 喬木村阿島から飯田市の風越山トンネルの東側の坑口付近までの、長野県内の地上区間のほとんどが見えます。ここで見えない部分は、壬生沢川を渡る部分と、松川にかかる橋りょう部分です。

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手前の赤い屋根は移転対象の喬木協会(高森町上市田に移転予定)。拡大写真

 こういう写真を紹介すると、なにかリニア建設は上手く進んでいるというふうに思う人もいると思います。しかし、(1)鉄道という交通機関に応用するのは適切とはいえない超電導技術を選択したこと、(2)南アルプスをトンネルでぬけるという路線計画で建設をはじめたこと自体が失敗だったと考えれば、これらの工事は、地域社会を壊してみただけで終わると思った方が良いです。

 (1)も(2)も、JR東海の名誉会長だった、葛西敬之さんの決断です。いくら優秀な人間でも、独善的になって判断を誤ることはあります。