更新:2023/12/24

下伊那の未来を描こうプロジェクト

 高森町下市田河原にできた、リニア中央新幹線のガイドウェイの自立式側壁を製作して保管する施設(ガイドウェイ製作・保管ヤード)の仮囲いに子どもたちの絵を貼りだしたというので見てきました。

下伊那の未来を描こうプロジェクト
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 高森町とJR東海と清水建設による企画。「リニアがもうすぐこの街にも訪れます」というコトバ、12月14日に工事完了の予定を「2027年以降」と、JR東海が変更した今みると、ちょっとどうなのかなという気もしますが…。オレンジ色の丸の中の文章は、なんかかたいというか、こなれていませんね。というかなんか変。

「下伊那の未来を描こうプロジェクト」のHPがあるかと検索していて、面白い名前のサイトを見つけました。『飯田経済新聞』。どこかで聞いたような名前。「リニア関連施設の仮囲いに「下伊那の未来」を描く子どもたちの絵」。

 たまたま、高森町議のお一人が『議会だより』にのせる写真を撮影にきていました。仮囲いの前にいる人たちは、画面の左で撮影している議員さんが連れて来た方たちだそうです。

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道路の左側でコンクリート製の自立式側壁を製作して、右側のストックヤードで保管しています。以前は、このあたりは全体が水田でした。南アルプストンネルの残土15万㎥を使って用地を造成しています

 小中学生が書いた絵は全部で約120点。一部を紹介します。多くの作品が、リニアの車両、東京タワー、スカイツリー、高森町のゆるキャラ「柿丸君」、お城、富士山を描いています。

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[ 拡大 ] 上段、左から3番目はリニア関連の絵柄がなにも描いてないですが、面白い絵ですね。

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[ 拡大 ] 富士山はほとんど見えないのに…

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[ 拡大 ] スカイツリーより東京タワー。

 絵をかかせるのは良いことだと思いますが、テーマを与えて無理に書かせても、技巧の拙さに子供らしさはあっても、どうなのかなという気はしますね。だいたい、リニアに興味がなかったり、好きでない子供だっているはず。東海道新幹線ができたころ、わたしなんかは、お蚕様に似ていて、カッコウよいとは思いませんでした。

カイコのひみつ

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手前の丸の中に見えているのは、打ち上げ花火の「カンバリ」、花火の玉の破片です。ほかにもけっこうたくさん落ちていました。後ろにガイドウェイ製作・保管ヤードの仮囲いが見えています。これまで、地元の出砂原自治会が主体でやって来た、灯ろう流し花火大会は、住民の負担が大きすぎるので、去年自治会で話し合って正式に廃止を決めました。去年からは高森町(観光協会)が主体でやっています。花火の打上場所は画面左に見える堤防のすぐ向こう側の河川敷。自治会がやっていたころは、花火の翌朝早くに自治会で「カンバリ」拾いをしていました。

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