更新:2024/10/21、2024/10/22 追記
紫金山・アトラス彗星とリニアガイドウェイ製作保管ヤード
[ 拡大 ] (iso感度800、絞りF5.6、露出20秒、焦点距離29㎜*、撮影時刻18時40分、日没時刻17時5分)
* 焦点距離は35㎜判換算値
紫金山・アトラス彗星が夕方の空に見えるというので、天竜川岸の親水公園で観察しました。肉眼では、見えませんでしたが、双眼鏡では角度で3~4度の長さの尾が見えました。写真では尾の長さはもっと長く見えます。
写真はデジタルカメラで撮影したものです。手前に堤防があります。画面の左下に、堤防のすぐ向こうにあるリニアガイドウェイ製作保管ヤードのガントリークレーンが写っています。ヤードは夜間は照明が灯っているので、たぶんそのためだろうと思いますが、画面がかぶっています。少なくとも気分としては…。
同じように、夕方の西の空に見えた、2020年7月のネオワイズ彗星を同じ親水公園から写した写真がありました。撮影方向が少し北向きになっている点、撮影データも、画角も違いますが、ヤードがないころのほうが、見やすかったような印象です。
[ 拡大 ] (iso感度3200、絞りF4、露出4秒、焦点距離56㎜*、撮影時刻20時04分、日没時刻19時02分)
* 焦点距離は35㎜判換算値
撮影場所は高森町の天竜川河川敷にある親水公園で、JR東海は一帯を「天竜川親水施設」という名前をつけて、環境影響評価で「人と自然との触れ合いの活動の場」で評価していました。現状の利用状況について星空観察をする場所とは説明していないですが、地元の自治会の育成会が2003年だったと思いますが、火星が大接近したときに、星空観察会を開いた事もありました。また、ここからは、山の稜線すれすれにカノープスが見える場所です。星空観察のやり易い場所です。光害がないなら。
誤解されると困るので書いておきますが、以前から西の空は飯田市の市街地の夜間照明でもともと見えにくい条件でした。ヤードの場所は以前は全部水田だったので夜間照明は全くありませんでした。ヤードの照明はたぶん白色LEDで、照射する角度や範囲などを配慮したものを使用しているようですが、印象としては条件がさらに少し悪くなったかなというところです。気分的にという範囲かも知れないです。白色LEDはナトリウムランプに比べると、刺激が強い感じです。水銀灯よりは、はるかに良いのですが。
ヤードで使う資材を運搬する車両が通行する道路を通らないと親水公園には入れないので、昼間のマレットゴルフとかカヌーとか釣りなどをする人がアクセスする条件は以前より悪くなっていることは明らかです。またマレットゴルフ場から資材運搬の車両は至近距離で見えます。環境影響評価の評価結果とくいちがっていることは明らかです。
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