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本山の残土置場と活断層(2)
豊丘村の本山の残土置場に活断層があることは、産業技術総合研究所の「地質図navi」で確認できます。
残土置場はここです。開いた画面の左上の「+」を5~6回押すと下の図が出ます。
(細い黒線は地質の境目、太い方は「活断層」じゃない「断層」)
次に、画面左上の「データ表示」をクリックして、「活断層データ」をクリックします。下図。
何が違うの?という感じなんですが、よく見ると左の黒い線の右にうっすらとピンク色の線が見えます。この線の上にマウス(ポインター)をおくと「下伊那竜東活動セグメント」と表示されます。これが「下伊那竜東断層」。活断層です。
次に、画面の右側の「背景地図」から「Google航空写真」を選んだのが下図。
(計画地は断層だらけ!)
緑色の丸印の場所を拡大すると。
丸の中心になにか工作物が見えています。さらにどんどん拡大すると。
そして、この工作物のうえにマウスを置くと「下伊那竜東活動セグメント」と表示されます。
この工作物は、何なのか?
豊丘村のホームページに「リニア中央新幹線建設 村内工事状況」というページがあって、「令和5年6月号」(2023年6月)の「伊那山地トンネル 坂島工区」のpdfの2ページ目の真ん中に「《現場状況》発生土置き場(本山)」というところがあります(下図)。
Google航空写真の工作物は、上の写真の右側の沈砂池の黒い土のうを積み上げた堤です。
つまり、予定地内に活断層があることは明らかです。予定地は仮沈砂池よりさらに下流にまで続いています。
念のために、豊丘村付近のGoogleマップの航空写真。
黄色の円で囲ったところが本山の残土置場。地肌がみえて工事が行われているのが分かります。
残土置場を拡大すると。
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