2月2日(153号線関連)
2つのリニア駅へのアクセス道路の内、153号線に平行なルート(下の地図の赤く示されている3つのルート)は現在の国道153号線を拡幅する案が有力との説明(地図で赤丸をつけたルート)。3つの案の工事費はいずれも約130億円で変わりないということなら、現状の道路はリニアに関係なくいつかは若干の改良の必要はあると思われるので、現状の道路の拡幅が有力という県の説明は合理性があると思いました。県の説明では153号のこの周辺の平成22年の交通量と44年の予測はこんな感じ
区間 | 平成22年 | 平成44年 |
---|---|---|
高屋〜北条 | 約2万 | 2万強 |
北条〜座光寺※ | 2万弱 | 2万台後半 |
座光寺バイパス | 1.6〜1.7万 | 1.6万 |
※中央道の座光寺SA付近に予定されているスマートインターからの道路は北条と座光寺の間に接続されます。
画面クリックで拡大(県飯田建設事務所:リニア関連道路整備等に関する事業説明会より)
ほとんどは中央高速座光寺PA方面からのものですから、飯田下伊那からのリニア新幹線利用者数はそれほどはないはず。実は、飯田下伊那はリニアに関して通過地域と県も考えているのではないでしょうか。
2月4日 (座光寺SA〜リニア駅間)
中央高速道路の座光寺サービスエリア付近にスマートインターチェンジを設け、そこから土曽川の谷に沿って下るルートが本命と県は考えているようです(上の地図の青いルートのうち一番西)。土曽川の谷を下っていったところにリニアのトンネルの斜坑口が予定されています。
現在この谷を上下にはしる道路は1本で生活道路。ここでアクセス道路の工事とリニアの廃土運搬が10年以上にわたり行われることになるけれど、JR東海と工事の調整の話はできているのかという質問が出ました。
県の回答は、昨年7月に県がまとめた廃土捨て場についてJR東海が検討している段階でどこへ捨てるのかは決まっていないような段階であって、そういう具体的な調整の話はできていないというような回答でした。