NHK(Web)長野放送局
04月18日 07時03分
10年後の開業を目指すリニア中央新幹線の豊丘村でのトンネル掘削工事が早ければこの秋にも始まることになりました。
リニア中央新幹線の工事は県内で2番目となります。
JR東海はリニア中央新幹線が通る豊丘村と隣の大鹿村の間に全長およそ15.3キロの「伊那山地トンネル」を建設する予定です。
トンネル工事は複数の区間に分けて行われますが、このうち豊丘村と大鹿村にまたがる区間について、早ければこの秋にも掘削工事が始まることになりました。
リニア中央新幹線の工事は県内で2番目となります。
工事は将来、非常口として使われる作業用のトンネルから掘り始め、リニア中央新幹線が通る本体の部分は、順調に行けば来年度の後半に取りかかりたいとしています。
また、工事車両が通る道路は道幅が狭い場所や落石を防ぐための措置が必要な場所も多いため、その改良工事も合わせて行っていくとしています。
JR東海は「道路の改良工事によって通行に規制をかけることになるが、住民の負担をなるべく増やさないようにしたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1015124171.html