【分解】 中河原農業生活改善センターからの景観


準備書より

 この写真のタネあかしのヒントも影響予測の説明文の中にあります。説明を要約すると。この場所からは、高架橋は、いろいろなものに隠れてしまって一部しか見えないので影響は小さいと予測できる。こうなるのではないでしょうか。そういう場所を選んだのではと思われても仕方ない。

 もう一つ。高架橋は「店舗および住居の背後に位置して」と書いていあります。店舗は中央の黒壁の建物でよいでしょう。では住居ってどれでしょうか。下の写真が答えです。


撮影時期: 2013年11月 車がいない写真

 手前の空き地のようなスペースは左の建設会社の資材置き場です。準備書の写真では左側にコンテナのようなものが置いてあったので電柱の向こうの民家が見えていなかったのです。しかし、この写真に準備書と同じように高架橋を書き込んだとしたら、民家に対しては相当大きなものになってしまうので、予測の説明文の意図と矛盾すると思います。

 別の解釈。準備書の写真で左端に一部分が見えている建設会社の社屋を民家と思えば、高架橋も意外に小さいと思えるのではないでしょうか。


準備書より(左の一部を拡大)

 左側にコンテナがあったからこそできる説明だと思います。準備書の写真が、左側が広がる線の構成になっているのも功を奏しているかもしれません。


撮影時期: 2013年10月 (電柱の位置に高架橋の足が見えるはず)

 建設会社の社屋の全体像です。三階建てす。中河原農業生活改善センターは、集会所(下の写真の中央)で南側には児童遊園地があります。ルート沿線には同じような施設が他にもありますが「小園こども広場」とここだけが取り上げられています。


撮影時期: 2013年10月

(2013/11/10)

補足・追加画像

 中河原農業生活改善センターの南側の児童遊園地からの風景を追加します。