「豊丘村リニアを心配する会」の展示

 豊丘村の「交流学習センターゆめあるて」で展示されている「豊丘村リニアを心配する会」のパネル展示(3月19日~4月3日)を見てきました。



展示全体。右端下の3冊のクリアファイルはこれまで行われた学習会の詳しい内容。


航空写真にリニア関連施設(オレンジ色)と残土処分地(赤)を書き込んであります。中央やや下の茶色の部分が最近新たにJR東海が公表した斜坑口と工事用ヤードの予定地。


豊丘村の地図。赤い点線がリニアルート。緑色の点線は柏原と上蔵のJR東海のリニアの電力変換所に中部電力の新設の変電所から電気を送る15万4千ボルトの高圧線。

 以下4枚の写真は画面をクリックすると若干拡大できます。



ラップの箱みたいなのはなにかな?



 豊丘村議会での質問に答えて下平村長が「リニアに反対するため後付けで(残土処分に)反対している」といっているのはこの人たちを含むのかどうか。時事的な問題を住民が自主的に学ぶのことを奨励・援助するのは公民館の本来の役目であって、それは地方自治を発展させるために必要なことのはずです。残土処分の安全性について問題意識を持つことは、民主主義的な政治過程では当然、尊重されるべきことであります。下平村長の議会でのこの発言は地方自治の精神に反する極めて不当なものと言わざるをえません。

 そもそもリニアに対して批判的な意見を持つこと、表明することも当然の権利であるし、認可の下りたこのリニア工事であっても、つまりもう決まったことと思われる今でも、「認可」の取り消しを裁判所に求めることは法律上認められています。

 「反対のための反対」といった言説に同調する住民が大勢いるという、「いわばこの」安倍流の認識が下平村長にあるとすれば、それはちょっと甘いと思う。

(2016/03/20)