更新:2018/05/05

小渋川斜坑口(非常口)のようす(2018年5月4日)


左の濃いこげ茶色というかほとんど黒い建物はヤード内の残土の一時置場

 5月4日、小渋川斜坑口(非常口)のようすを見てきました。まず、隣にあるトンネル残土の仮置き場のようす。4月11日撮影の写真と5月4日の写真を比べてみると。

4月11日

5月4日

 この角度から見ると残土の量に変化はありません。画面左にあった建物がなくなっています。AとBの間に新しく塀ができました。青い丸印の説明はページの最後にあります。

 反対側から見ると。

4月11日

画面クリックで拡大

5月4日

画面クリックで拡大

 やはり、ほとんど変化はありません。この約20日の間、トンネルの掘削はあまり進んでいないと思います。そして、5月2日更新のページで紹介したように、たぶん、2月からほとんど進んでいなかったのではないかと思います。


(訂正・補足 2018/05/08)2月17日の状態(前島さんのスライド)からほとんど進んでいないと書きましたが、これとほぼ同じ角度から5月4日に撮影した写真があります。


 2月17日から4月11日までの間は、残土は増えています。しかし、4月11日と5月4日の間ではほとんど変化は見られません。(参考)


 工事ヤードを後ろから見たところです。


画面クリックで説明付きパノラマ写真を表示

斜坑口

化粧木が見えます。

 斜坑口のすぐ西側、斜面から水が流れ落ちています。その水がヤードの後ろ側で水たまりになっています。


 3番目の写真の青い丸印の説明。残土ってどんな感じのものか前にも紹介しましたが、大きさの基準になるものを一緒に写していませんでした。今回はカメラのレンズのキャップを一緒に写しました。

残土

 残土は実際には「土」ではなく岩のかけらです。大きさもいろいろあります。山の中でのもともとの姿は、これらが全部がくっついていたのです。ダイナマイトで砕かなくてはならないほど固くくっついていた。これを細かく砕いて隙間をなくして、重機で踏みつけても、もとのような安定な状態になるはずはないと思います。だから、どんな対策をしても、谷や斜面に盛土として処分するのは危険です。だから残土置場がリニア計画では大きな問題なのです。伊那谷には残土処分地はあり得ません。

 その残土問題を先送りにしてきたのがリニア計画です。無計画なリニアは止めさせないといけません。是非、リニア中止の意思表示をしてください。