更新:2018/06/17

土曽川に沿って、北条まで


[1] フルーツラインの土曽川大橋から下流を見たところ。土曽川は右側を流れています。左の道路は座光寺PAにできるスマートインターからリニア駅へのアクセス道路として拡幅改良される予定。画面中央に住宅が並んでいるのが見えます。


[2] 谷の出口に飯田線の土曽川橋梁が見えます。


[3] 土曽川工事施工ヤードの予定地付近


[4] 土曽川工事施工ヤードの予定地付近


[5] [4]の写真は右の家の裏側。画面中央、山つけに竜西一貫水路のトンネル入り口。


[6] 竜西一貫水路のトンネル入り口(座光寺側)


[7] [6]の写真の撮影場所から北を写す。


[8] 飯田線の土曽川橋梁(鉄橋)。上流側から。地元住民の強い反対があるのに、飯田市はこの場所にリニアへ乗り換えのための駅をつくると言っています。この部分の勾配は地理院地図で調べると約30パーミル。実際、電車の走る速度はかなり落ちてしまいます。こんな場所に駅をつくって大丈夫なのでしょうか。勾配があって危険だという声もあります。プラットホームを水平につくると、3両編成で約60mとすれば先頭と最後尾の落差は18㎝。


[9] 下流側から。電車はJR東日本の下りの3両編成。左から右(元善光寺方面)に走っていますが、駅ができるとこんな感じで停車するわけです。写真の右側(土曽川の左岸)をリニア駅へアクセス道路が計画されています。


[10] 長野県職員宿舎と土曽川の間には、道路を通すだけのスペースはあるように見えます。[9]で、電車の大きさと比べると分かりますが、線路の下にバスや大型車の通れる道路は造れないと思います。


[11] 飯田線・土曽川橋梁下流側からフルーツラインの土曽川大橋方向を撮影。


[12] 土曽川橋梁から伊那上郷駅方面へ約400m行ったところを走るJR東海の上り(走行方向 ← )の普通列車。歩くような速さです。この先も伊那上郷駅まで上り坂が続きます。リニアの風越山(かざこしやま)トンネルの入り口は写真の左端付近、飯田線の下に予定されています。電車の手前の家のすぐ右側に竜西一貫水路のトンネルの上郷側の出口があります。


[13] 竜西一貫水路のトンネルの上郷側の出口。左の丸いのは「分水工」と言うそうです。一貫水路は新戸川を逆サイホンで越しています。


[14] (google航空写真) オレンジ色が一貫水路。「第16号分水工」と一貫水路のトンネルの上郷側の出口は黄色い丸印内。新戸川を飯田線は築堤で越えています(参考)。リニアの路線は竜西一貫水路とぶつかります。


[15] 飯田線の土曽川橋梁のところに戻って。これは下流側から見ています。土曽川工事施工ヤードがくるのは、後ろの山の右側。左はリニアの中間駅の出来る北条地区です。


[16](画面クリックで拡大)北条と土曽川工事施工ヤードの位置関係。ベルトコンベヤーで山を越えて残土を土曽川ヤードまで搬出する計画。風越トンネル口の手前で現在の標高451m。ここから464mの土曽川工事施工ヤード方面に、残土搬出のベルトコンベヤー用のトンネルを掘るとすると、454m~456mの竜東一貫水路、464mの飯田線をかわして掘らなくてはなりません。重要施設がいろいろあるのにちょっと無理じゃないでしょうか。『南信州』のこの記事は、どう考えてもおかしいと思います。瑞浪の南垣外のように足場を組んでベルトコンベヤーで山越えをするのだろうと思います。

 この写真に写っている家のほとんどは移転しなくても良いのですが、工事中はベルトコンベヤー、完成後はリニアの騒音にさらされることになります。


[17] 赤い線は残土の「搬出方向」。


[18] 土曽川を越す飯田市の水道管の上郷側で見つけたJR東海の細部基準点