更新:2019/03/19
リニアの見える村
3月16日、石井国土交通大臣や阿部長野県知事が喬木村伊久間の上段にある「縄文の丘フルーツパーク」から、リニアが通るあたりを眺めました(『南信州』16日)。
この風景をご覧になられたはずです。リニアの路線がよく見えます。手前に案内用にパノラマ写真が展示してあり、リニアのルートも書き込まれているのですが・・・
よくよく見ると・・・
同じ場所から撮影した、鮮明な写真と比べると
『南信州』16日の写真を見ると石井大臣への説明は別の写真か地図か何かでやったようです。地元住民にはこんな不正確な情報しか提供しないようでは困ります。
喬木村は、実は「リニアの見える村」です。このビューポイントからは、喬木村で住宅地を通過するので一番被害を受ける阿島北地区は見えていません。阿島北地区がよく見えるのが、「アルプスの丘公園」です。
手前中央の白いビルの南約30mをリニアは横切ります。ただしこの場所ではリニアの駅ができる計画のある上郷の北条は見えません。
ここにも、案内用の写真パネルがありますが、リニアは直線しか走らない(走れない)という印象が強いのでしょう、計画路線が全くの直線で書き込んであります。
実際には、地図上で通過するいくつかの地点と写真で見える位置を照らし合わせて、点を記入してから結ぶやり方が正しいのです。天竜川を渡ってからの本当の路線計画は多分黄色い線の方がより近いはずです。
喬木村には、阿島北から北条まですべてが見渡せる場所もあります。そこは墓地なのでが、この下約40mをリニアは約100mの短いトンネルで通り抜けます。
アルプスの丘公園にある椋鳩十の詩碑。リニアが美しいかどうか椋鳩十さんに聞いてみますか?