更新:2019/05/13

釜沢斜坑ヤードの様子、5月6日

 3月25日に大鹿へ行って来た時の記事で、釜沢斜坑は何も手がついていないはずと書きました。5月6日に確かめてきました。ついでに、三正坊、釜沢斜坑予定地、旧荒川荘跡と見てきました。

三正坊


散りかけた桜の後ろは全部残土です。


三正坊から旧荒川荘跡地を見たところ。段状に積まれた残土の法面がくすんだ緑色に見えています。


前回(4月7日)気になった、トンネル残土とは色合いが違った土。よく見ると木の根が混じっているので、トンネル残土ではないと思います。さらに、木の根や石の様子を比べると、少なくもこの部分には1か月間残土は積まれていないのではないかと思います。


濃いピンクの花は毎年咲いています。右にあるコンクリートの箱はJR東海が2008年3月から水平ボーリングをした場所です。画面をクリックすると右方向に画面が伸びます。今現在この場所には残土は置いてありません。JR東海はここにも置きたいようです。

小河内沢をのぼって釜沢斜坑ヤード予定地へ


釜沢ヤードへ行く途中、除山ヤードからの排水の流れている部分。アオンドロ(アオミドロ)が随分ついています。除山ヤードができる前に湧き水がありましたがその水なのでしょうか?


上の写真の排水管は大きな石の後ろの白い壁の下から出ています。


除山ヤードの外に投棄されているスレート波板。アスベストが含まれているいないにかかわらず、建築廃材の不法投棄です。もともとヤード内にあったものなのか。斜面の様子からは、この場所に捨てられたのはそんなに前のことのようには思えません。また、わざわざここまで徒歩で担いできて捨てたとも思えません。


除山斜坑ヤード(写真では右)から釜沢斜坑ヤードにわたる仮橋。


釜沢斜坑ヤード予定地側から仮橋を見たところ。画面をクリックすると橋と反対側のヤード予定地のパノラマ写真が表示されます。ほとんど手付かずの状態。工事は2年以上遅れています。

参考ページ:No!リニア・ブログ(January 9, 2019)、着工から2年強―工事の遅れ

 リニアの工事の様子を見るためだけのために行っているわけじゃありません。河原の様子やいろいろな石を見るのも面白いです。矢印は流れの方向です。


左岸。


左岸。


右岸。右はしの岩では、層が曲がっているのがわかります。トンネルを掘っていく先に、こういった地層だってあるはずです。


右岸。左岸と右岸の石や岩の模様というか筋の傾きが逆になっているようです。


流れの中(川底)の岩。

除山斜坑ヤード



除山斜坑ヤードの対岸の斜面。この辺りは「土砂災害警戒区域」釜沢集落はすぐ南側です。土砂が崩れてきています。色は白っぽく見えますが、実は黒い石の表面に小麦粉のように細かい破片が付着しているもののようです(下の写真)。


旧荒川荘跡

 3月25日の写真と比べると盛り土が、だいぶ高くなっています。




荒川荘への入り口だった辺りまで、前は斜面だったのに平らになっています。


三正坊の残土仮置き場が見えます。




残土置き場の上の道路の大木が切られていました。