更新:2020/08/04
松川工区のようす(8月4日)
JR東海のいやがらせ
ここは、妙琴原(妙琴公園)が見下ろせるポイント。いろいろと書き込みをしましたが、この写真を撮っていたら、背後から声をかけられました。「工事現場の写真を撮らないように」と。撮影した場所、カメラの位置は、大平街道(県道)の道路上です。
撮影するなと指示したのはこの写真に写っている警備員。警備員のボックスのそばに黄色い出入口という看板があって、県道から出入りするリニアの工事車両を誘導するのが役目のはずです。
警備員の持ち場と撮影位置の位置関係 (参考:地図、拡大地図。上流側の工事現場はここから全く見えません。)。
当然、写真を撮るなといえる根拠、指示した文書等を示せと食い下がりました。この場所に撮影禁止と立札を建てろともいってやりました。すると、それじゃいいという。つまり、当たり前ですが、公道上で見えるものを写真に撮ることについて、現在の日本では禁止することはできないはずなのです。おそらく、彼もそのあたりのことは指示を受けた時に説明を受けていたはずです。つまり、分かりやすくいえば「嫌がらせをやる」よう支持を受けているのです。だから、市民的な良識のある警備員さんたちは、こういう野暮なバカは言いません。しかし、そういう指示が、JR東海から出ていることは明らか。よほど、工事が遅れに遅れているか、違法なことをやっているかだ。この現場は鉄道運輸機構ですが、JR東海が直轄でやっている大鹿村の釜沢でも数回言われたことがあるので、JR東海の指示なんでしょう。
撮られたくないならヤードに屋根をかければ良いのであって、違法なやりかたで撮影を止めさせることはできないはず。軍事上の理由で、戦前は建物の屋上から俯瞰写真を撮るのは違法だったようです。そのほか撮影が禁止されている場所があったそうです。JR東海は戦前のような国民に対する規制ができると思っているのでしょうか。全く時代錯誤の企業です。
これは吊橋の妙琴橋の上から「リニア工事の桟橋の工事現場」を撮影。この場所は環境影響評価の主要な眺望点、影響はないと評価したのに、このありさま。もちろん工事完了後は元に戻すことを前提に差し障りはないという意味ですが。これだけの改変をやったのだから後ろめたい気持ちは分からないでもないです。しかも、おそらく事業は頓挫するので、元にもどせずに逃げ出す可能性が高い。後始末ができるうちに工事を止めさせた方が良いと思います。
この桟橋の上を工事車両が通行します。その下に上水道の取り入れ口(画面右端あたり)があります。
景観の変化:環境影響評価は完成後についての予測ですが、工事中はこれだけの変化があります。工事開始の前後と、四季の変化のようすです。画面をクリックすると拡大できます。
2013年11月 | 2018年2月 | 2018年5月 | 2020年8月 |
これが、JR東海の環境保全のセンス。左はマレットゴルフ場。
ヤードの目隠しの照り返しが高齢者にはきつそうです。
風通しも悪くなったのでは…
松川第4発電所の屋根が少し見えてます。アングルが少し違いますが、5月13日の同じ場所。
頭隠して尻隠さず。
遠方の3つのクレーンは残橋の設置を上流側から進めています。上から工事がずいぶん進んだように見えます。なんで、これを隠す意味があるのか、JR東海は、バカみたいなことやってます。住民に嫌われるばかりです。
工事をやってるのは鉄道・運輸機構。
市街地より涼しいので市民のリクレーションの場所なんですが、吊橋はつる草が絡み放題。
松川の左岸から「工事現場」を撮影。
松川の左岸から
松川の左岸から。吊橋の上流に工事ヤードからの排水管が出ています。トンネル坑口は上水道の取り入れ口より上流です。飯田市は、トンネル工事の排水は取り入れ口より下流にあるから大丈夫と思っているようです。しかし、トンネル坑口から排水管までの経路で絶対に漏水しない保証はないはず。
松川第4発電所。この発電所は、伊那電車軌道(=伊那電気鉄道)が1930年から使っていたもので、水路式、出力は2600kw(参考)。鉄輪式の鉄道は省エネの優等生。伊那電(飯田線)は、90年前に今の時代を先取りしていたと思います。電気爆食いの役立たず、時代錯誤の超電導リニアの工事が対岸で行われているのは皮肉。
沈砂池の水がカラカラ
妙琴公園入口そばの工事関係車両の出入り口。
工事がなければ良いところなのに。
残土運搬のダンプカーの通り道は「ゾーン30」。