更新：2021/06/02

天竜川橋梁建設予定地

　喬木村阿島の天竜川の河原でリニアの天竜川橋梁の準備工事が行われた場所が、5月21日の大雨の時に水をかぶりました。そのときのようすは、こちら。河川敷を盛り上げた部分の一番上流側がどうなっているか見てきました。

これは、堤防の上から見たところ。現在は水は流れ込んでいません。堤防斜面の草むらの先に堤防の中段が見えます。

堤防の中段に降りてみたところ。これでは、水位が中段より上になれば、水が流れ込んでしまうでしょう。盛り上げた部分の崩れ方を見ても水位は中段より上だったことが分かります。この程度の増水は予測できたと思うのですが。

　堤防の一番下流側、加々須の出口付近から河川敷におりてみました。3枚の写真それぞれの下に5月22日撮影の写真を並べました。

　天候のせいで陰影がはっきりしないのですが、手前から対岸に向かって道路がつけてあって、道路はいったん下がってから向こう側へ上り坂になっています。道路と交差して水路が掘ってあります。5月23日にはなかったです。

　テトラポッドというのか、制水用のコンクリの正四面体の一部が見えますが、5月22日には土砂に埋まって見えなかったものと思います。水が削り込んだ部分(丸印)は埋め戻してあります。

黄色い線で囲った部分は最近重機で押さえつけたような跡があります。

　こんなに深い水たまりだったとは！

あらたに掘られた水路の底から撮影。

　本流の水が流れ込む可能性があったのですから、最下流部まで排水路となる溝を造ってあって当然と思うのですが。