更新:2021/09/28
リニア天竜川橋梁予定地、9月27日
10月から工事がはじまるリニアの天竜川橋梁付近を見てきました。まず、左岸側河川敷内の橋脚をつくるようです。
[ 拡大 ](撮影場所 A) 天竜川右岸堤防上(河口から151.2㎞地点から約20m下流=岡谷酸素裏)から天竜川橋りょうの工事が行われる付近をみたところ。今年の冬に河原の土石を堤防側に寄せて盛り上げてあったうち、黄色い矢印の範囲が8月に流失しました。左の矢印付近に水神と三六災の復旧記念碑があります(復旧記念碑の碑文)。右端が加々須川の出口付近。
(撮影場所 B) 天竜川右岸の堤防の下流の端っこ。左に見える看板が下の写真。
(撮影場所 B) これから来年の春にかけて工事をするのは左岸のはずなのですが…。下伊那漁協の名前が入っていませんね。
補足 2021/09/28:28日朝散歩にいったら、ちょうど壬生沢側の対岸になる位置に同じ看板がありました。昨日、このあたりで杭を打っている人がいたので、たぶんこれらの看板は昨日たてたものだと思います。
[ 拡大 ](撮影場所 C) 上の看板に従えば、JR東海になにか文句を言われそうなルート上の左岸の川岸から右岸を見たところ。河原で測量作業が行われています。測量する人が4人写っています。大西山の前に高圧送電線の鉄塔がたくさん見えます。手前から泰阜南信線、南信幹線で一番奥が大鹿村の上蔵のリニアの電力変換施設に電力を供給する「東海鉄道小渋川線」。けっこう密、三密。中央のオレンジ色の建物は移転対象。
(撮影場所 D) 阿島橋から下流方向をみたところ。8月に冠水したマレットゴルフ場。2003年以来のことだったそうです。
(撮影場所 E) 右がマレットゴルフ場。中央の流れは南大島川の水で、その左側に水の流れたあとが見えます。2020年の7月豪雨では大丈夫だったのですから、今年の冬行われた、天竜川橋りょう工事の準備作業の瀬替えが影響している可能性はどうなのかなと思います。
(撮影場所 E) 同じ場所から上流側をみたところ。左が南大島川の流れ。右は天竜川本流。本流が増水すればマレットゴルフ場のきわまで水がいくはずです。
(撮影場所 F) 阿島橋の中ほどから上流をみたところ。6月始め、雨のふった日の様子がこちら。
(撮影場所 F) 下流側。矢印が小川(川)の出口。緑のネットはゴルフの練習場で、その左にリニアのガイドウェイ組立・保管ヤードがあって、現在は一部だけ造成がすんだ場所に部品が野積みされています。
(撮影場所 G) 矢印が加々須川の出口。
(撮影場所 H) 堤防側に寄せて盛り上げてあったうち、お盆の時の大雨でここまで削れてしまいました。JR東海が出している「中央新幹線天竜川橋りょうほか新設工事における環境保全について(天竜川橋りょう工事)」(2021年8月)によれば増水してもここまで水は来ない想定でした(参考)。まんなかにたっているのは国土交通省の危機管理型水位計。
(撮影場所 H) 測量作業。
(撮影場所 K) 移転対象のお菓子工場。手前に柿が植えてあります。建物の色は、柿の葉の緑と、柿の実のオレンジ色?。
(撮影場所 J) 左岸の堤防の南端。釣りを遠慮してねの看板がここにも。看板の向こうに溝が見えていますが、大雨がふると水が流れます。
(撮影場所 J) その溝をこさないと橋脚をつくる場所にいけません。
(撮影場所 J) けっこう深い溝です。下流側。
(撮影場所 J) 上流側。
(撮影場所 J) 堤防の南の端。
(撮影場所 JとKの間) 工事ヤード。
(撮影場所 JとKの間) 左岸のセキスイの工場と風越山。本流の手前あたりが橋脚のたつ位置だと思います。
ディズニーランドだとか、東京のほうへ何か見に行くよりは、気持ちのよい環境のなかで、釣りをしたり、マレットゴルフをやったりしている方がよいと思うのですが。
撮影場所(地理院地図を加工)