更新：2021/10/06

上佐原・中電変電所、大柏・JR東海電力変換所ほか

　豊丘村内のリニア関連の場所の最近のようすです。

上佐原の中電の新設変電所

　中部電力が大鹿村内と豊丘村内のJR東海のリニア用の電力変換施設に電力を供給するために新設する変電所が、豊丘村の上佐原地区で建設中です(概略図＝現場にあった地図)。

画面上の斜面のコンクリ―トブロックの擁壁の下に道路があります。この擁壁が竜西の上段からはっきり見えます。日陰になっている部分の砂防堰堤みたいな構造物は調整池の堰堤。下のほうにブルーシートが見えるあたりでこちら向きに角が飛び出しています。

変電所の本体ができる部分は切土した部分と谷埋め盛土の部分があるようです。

変電所本体の盛土の法面。

進入道路のための盛土の法面。

変電所の資材搬入路。

竜西(天竜川の西側)の高森町出原の高森アグリ交流センター(旧欄ミュージアム)内、「カフェいるもんで」前の駐車場から。

佐原区民会館

佐原区民会館の南側に仮設された変電所の現場事務所。竜西から白く見えるのはこの建物。

佐原観音堂そばの変電所工事の関連施設(？)。この看板も竜西から見えます。観音堂もどうにか見えます。

右方向にある斜坑口から出てきた残土を運ぶベルトコンベアはここで方向転換して、下沢の残土置き場まで続いています。この方向転換をする部分からの騒音が問題になっているようです。

農道中央線からみた電力変換施設予定地。一番奥に見える青い網の向こうが予定地。黄色に見えるのはセイタカアワダチソウ。

手前は鉄塔工事用に道路が仮設で拡幅されています。従来の道路はその向こうに見えていますが途中から工事用道路になっています。鉄塔の建設現場まで鉄板が敷き詰めてあって、軽トラとか普通の車では、鉄板と鉄板の間がちょっと気になります。雨の日は滑るだろうと思います。

農道中央線の周辺の農家の方は、ここからこの道を通って畑や果樹園へ行くしかないですね。「極力迂回を」と書いてあるのに、迂回路の案内がないです。ここを利用する人たちにとって、適当な迂回路がないからでしょう。

西側からみた鉄塔建設現場。この鉄塔は中電の鉄塔。

電力変換施設予定地。中央の鉄塔は以前からある南信泰阜線の鉄塔。

建設場所として確定してからは何も耕作していないのでこういう状態。

　リニアには直接関係ないですが、去年(2020年)の7月豪雨で斜面崩壊がおきた牛草川左岸のようすです。土砂に巻き込まれてけがをされた方がいました。

　去年7月のようす。

　この谷の南側の2つの谷がリニアの残土置場の候補地になりました。牛草沢と南の沢で合計約52万㎥です。しかし、住民の反対でJR東海は残土の持ち込みを断念しました。2016年の6月のことです。