更新:2022/11/27

南信州環境メッセ

 11月5日と6日に飯田市座光寺の「エスバード」で「南信州環境メッセ」(キャッシュ)がありました。リニアのプラレールが展示されるというので見てきました。「メッセ」というのは見本市。環境を重視した製品やサービスの展示会です。

 イベントとして「ゼロカーボンミーティングin南信州」というのがあって、気候ネットワーク東京事務所長の桃井貴子さんが「気候危機・エネルギー危機をめぐる最新動向地域主体でいかに乗り越えるか」というテーマで基調講演のあとパネルディスカッションが行われたようです。リニアで自然環境や地域社会を大規模にこわしているのに、「リニア開通を見据えた様々な主体の協働による  エネルギーの地産地消やエネルギー自立地域づくり」(パネルディスカッションのテーマ)はないでしょと、リニアに反対する人の中には、抗議文を突きつけたらとけしかける方もいましたが…。会場でたまたま行き会った知人に、どうだったと聞くと、もちろんこの方の偏見もあるかもしれないのですが、なんかしらじらしい内容だった、といっていました。

 駐車場では、電気自動車や高校生がコンテストに出場するためにつくったエコカーなどの展示がありました。その中で根羽村森林組合の展示が面白かったですね。木で作っ滑り台のうえをいろいろな形をしたものがころがっていく「おもちゃ」です。

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 そろばんの玉にヤジロベイのような腕のついたものが左右にヨタヨタしながら下ります。鉄道の車輪がレールの上を走るのも、これに近い仕組みです(参考:鉄道の案内の原理)。

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 サイコロ型でも転がし方で、そろばんの玉と同じように転がります。

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 自動車販売会社が電気自動車の展示をしていました。

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自動車販売会社の社員さんの説明を聞く飯田市長。

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災害などの時に電気自動車のバッテリーが使えるという展示。

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三菱はかなり前から軽の電気自動車を出していましたが、生産中止していた軽貨物を最近になって販売を再開したようです。値段は約240万、ガソリン車は100万程度なのでやっぱりまだ高価です。このデザインは10年以上前のデザインですが、実用中心に考えたらまあこれでも良いかなという感じですね。

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シニアカーよりは軽快な感じですね。乗ってる人は段差なんかでちょっと怖いといってました。

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高校生がつくったエコカー。2021年3月の飯田市議会の一般質問で、約50年前に高校の文化祭でリニアモーターカーの模型を走らせたことがあるけれど、リニアモーターカーは浮上させるのでエアギャップが大きくてモーターとして効率が悪いのでこれからの時代にそぐわないので凍結を求めるという指摘がありました(飯田市議会3月定例会の一般質問から)。

 いい年して、バカみたいですが、実は下の写真のリニアのプラレール、正式には「リニアライナー」が見たくて出かけたのです。

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 ビルの模型の部分が駅で、充電して約10分間ほど走るとのことでした。

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確かに浮いて走っています。タカラトミーがこのおもちゃを開発するには結構苦労したようです。開発過程のエピソードは、実物の磁気浮上式鉄道について、超電導リニアと比べて常電導方式が「工学的に最適な方式」であることの一端を示しているように思います。リニアライナーはもちろん超電導技術など使っていません。常電導です。

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 これは飯田市のリニア関係の展示の一つ。出品者のいろいろなブースがある広間の入口に陣取っていたのですが、土曜日の昼過ぎでこんな感じ。なんか暗い雰囲気は、説明する市職員の愛想が良くないからだとおもいました。

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ひとけのない展示。

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