更新:2023/03/08
座光寺上郷道路(フルーツラインより下)、3月4日
長野県は、中央自動車道の座光寺パーキングエリアに併設されたスマートインターチェンジとリニア駅を結ぶための「座光寺上郷道路」を建設中です。道路が飯田線と立体交差する部分からフルーツラインまでの間を見てきました。
飯田線の土手があって、右のほうに、土曽川を渡る鉄橋があります。飯田線の土手下に左のほうから塀ができています。おそらくこの塀のおしまい付近から鉄橋直前までの土手を取り除いて飯田線の下に座光寺上郷道路をくぐらせるはずです。手前の工事ヤードの塀から向こう側に長野県職員だったか警察職員だったかの宿舎がありました。(2015年7月のようす)
土曽川沿いの以前からある道路を少し上ったところから。手前に芭蕉のかれたのが見えます(2020年10月30日のようす)。
さらに少し上ったところ。以前からある道路から工事現場への入口がありました。
これは、北側から土曽川に流れ込む川を座光寺上郷道路が越す部分です。このあたりでは、いまのところ道路の形がわかるのはここだけです。この支流の少し上流で2020年の夏に斜面の盛土が崩壊する事故がありました。
「川を渡るための箱型水路」。こういうのは橋とはいわないようです。
フルーツラインの土曽川大橋が見えます。
盛り土部分の工事の看板。
以前は、右の道を下ったところに住宅が何軒かありました。(フルーツラインの土曽川大橋からみた2018年6月の様子)
北側の斜面で梅の花が咲いていました。赤いのは南天。
以前からある道路は、この付近では幅はけっこう広いですが、下流側の飯田線との交差部分のガードが低く狭く大型車は通行できません(参考)。また、フルーツラインに直接出ることはできないし、昔は主要な道路だった上県道(伊那街道)への出口、「座光寺宮崎」交差点付近も道幅が狭いのです。土曽川沿いに風越山トンネルの上郷工区の残土搬出のためのヤードができますが、座光寺上郷道路がある程度までできないと、北条地区の風越山トンネルの本坑口のシールドマシンの発進する場所の本格的な準備工事もできないはずです。
飯田線との交差部の工事ヤードの上流側の出入口。
東側(天竜川側)から見た飯田線の土手。このあたりに道路がくるはず。
土曽川と飯田線との交差部の工事ヤードの下流側の入り口。土曽川の上の空色のゲート状のものは水道管。この付近に、飯田線からリニア乗り換えるための新しい駅をつくる計画がありましたがボツになりました。今の工事の様子を見るなら、やっぱり無理なアイデアだったと思います。最近、北条地区で行われた説明会でこの交差部分の工事について、新戸川の暗渠について危ないから何とかしてほしいという要望にきちんと答えてこなかったのに、JR東海は自分の工事に関係あるとやるのは勝手な話だというような声が住民からでたそうです。
飯田線の鉄橋。画面でみて鉄橋の右側のこちらからみて後ろ側に銘板があるんですが、何度もペンキを塗り重ねているので、文字が潰れて読めません。
「鉄道下の道路を造っています」
以前からある道路が飯田線と交差する部分(東側から)。
以前からある道路が飯田線と交差する部分(西側から)。
上の写真のガードはこの写真の左のほうにあります。