更新:2024/04/11

天竜川橋りょう工事と下市田ガイドウェイ製作保管ヤード

天竜川橋りょう

 近所の知り合いが天竜川の橋りょうの工事で、河原を掘っとるのに茶色の土が出とるけどなんでずらというので、見に行ってきました。

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確かに茶色の土が積んでありました。橋脚は基礎の下側を掘って、基礎を地中に沈めていくので、出てくるのは河原の土です。

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ダンプに積んで、喬木村のガイドウェイ製作保管ヤードの造成に使ったり…

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現場のなかで埋め戻しにも使っているようです。これは、右岸側の河川敷内のP5です。後ろに竹藪が残っていますね。ここだけ残っているのは、この竹藪には権利者があって、話がつかないので(連絡がつかないという事かも知れませんが)、伐採できずに残してあるのだそうです。で、茶色い土は、河原だけれど植物が生えていた部分のものじゃないかと思います。

下市田ガイドウェイ製作保管ヤード

 帰り道に、下市田河原のガイドウェイ製作保管ヤードの様子を見てきました。

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下半分の白い部分はヤードの塀(仮囲い)。茶色い枠の向こうに規則正しく並んでいるのが、自立式ガイドウェイ、軌道の側壁になる部分で、推進と浮上コイルを取り付けるコンクリートのパネルです。遠景の丘、左のほうの見える桜は高森南小学校の校庭の桜。「日本一の学校桜」といわれています。

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ヤードの北のはしの部分。仮囲いに、高森町内の小中学校生が書いた絵が貼ってあります(※)。ガントリークレーンでガイドウェイ側壁を置場に積んでいるところです。

※ "下伊那の未来を描こうプロジェクト"

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ヤードの西側は全体が保管場所になっています。中央に見えるのが一番西の端のほうに積んである部分(ヤードの最初の写真で見えている)。

 このヤードでは、1日に7枚の自立式ガイドウェイ(パネル)をつくるとJR東海は説明しました。約8年この場所を利用する(借用)という話でした。積んであるパネルの数を数えてみました。

 西側部分は192枚、北側部分は264枚でした。昨年(2023年)8月から操業しているので、週休2日として約181日、日曜のみ休日として約206日。単純に全体の枚数456枚を割ってみると、1日あたり2.2枚~2.5枚で1日7枚という予定に対して約36%程度です。開業は少なくとも2034年以後ですからこんなペースでも間に合うと考えているのでしょう。しかし、ヤードの使用後の利用の問題については、といっても、もともと8年も先の話だったので、同じようなものかとも思います。どっちにしても高森町は見通しのないことをやったものだと思います。

(追記 2024/04/20) 長野県内のリニア新幹線の延長は、52.9㎞。自立式ガイドウェイ側壁は12.6mごとに1枚設置するので、( 52.9km ÷ 12.6m )×4 = 約16794 が必要な枚数。約8カ月で456枚なので、1年なら684枚。16794枚を製作するのに約24年半かかることになり、2047年まで。7枚のペースでも8年10か月で、2032年ころまでかかります。JR東海は説明会では下市田で1万枚製作すると説明していました。計画はどうなっているのか?

天竜川の増水と橋りょう工事

 8日から9日に大雨がふって天竜川が増水しました。工事現場がどうなっているのか見てきました。

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工事現場の中まで浸水しています。増水時を考えて桟橋が設置してあるのが見えます。左が昨年までに完成していたP3。中央がP4で右がP5。

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掘り出した土砂の周囲まで水が来てます。山をみるといくらか雪も降ったようです。

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掘り出した土は、少しは流出したように見えますが、もともと河原の土なんで別に問題はないと思います。この写真でみると、竹藪が残っているのが不思議に見えますね。喬木村のガイドウェイ製作保管ヤードはクレーンの向こうあたりになります。

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