大鹿村に行って来ました

 大鹿村に行って来ました。リニアの工事の様子を見てきました。雨が降っていたので常に増して悪い画質はご容赦ください。

 釜沢の三正坊橋が重量制限で大型車が通れないので、橋のすぐ手前の旧荒川荘前で大型の生コン車から2トンダンプに積んだバケットに積み替えていました。


ミキサー車の後部のから出したコンクリートをバックホーのシャベルで2トンダンプの荷台のバケットに積み替えています。これを撮影したのは、8月7日の11時36分。


横から見たところ。


4トン以上通行禁止の三正坊橋を渡るところ。橋を渡ってすぐ左折して現場に向かいます。



小河内川の河原から除山斜坑口の工事ヤードを見ました。これは生コンプラント。ヤードの一番奥の方です。


画面の中央付近の山側に坑口があります。


トンネル残土のヤード内の仮置き場を作っていました。これが、これだけじゃなく、濁水処理設備などできなければ掘削は出来ないのですから、ほとんど何も準備がなかった、さら地状態の4月27日に掘削を開始したというのは全体の計画の中でどういう実質的な意味があったのでしょうか。


クレーンが2台、写真はのせてありませんが多分バックホーが1台塀越しに見えました。クレーンは分解しても4トン以上になる部分があるそうです。これらのクレーンは長野県建設部の定期検査より前に持ち込んだものと思います。しかし、JR東海が工事車両を搬入することが出来るか、三正坊橋の強度について事前に独自に調べなかったのか、そのあたりはちょっと不思議ですね。現在、長野県が亀裂箇所をチョークで示している部分は素人が見てもなるほどと思うような状況です。

 河原を下ってきて堰堤の上から三正坊橋を見たところ。橋の補強工事のための準備作業ができていましたが、補強工事はまだです。



上の写真は12時25分撮影、下の写真は12時30分撮影です。橋の右が積み替え場所です。積み替えに約5分かかることになります。バケットの色でもわかりますが、この日は2トンダンプが2台でコンクリートを現場まで運んでいたようです。


釜沢から上蔵に移動する途中で荒川荘前までコンクリートを運んできたミキサー車に追いつきました。三正坊橋から2~3分の所です。撮影時間は12時53分。11時36分に見ていますから、少なくとも積み替えに約1時間20分以上はかかることになります。また、車体の幅と道路、赤石公園線の幅を比べると、三正坊橋だけでなく、赤石公園線の通行だって問題があるのではないかと思います。


小渋川斜坑口。斜坑ヤードの奥にある小渋開発の入口だった手前の黄色いゲートが無くなって、ガードマンは1名だけヤードの直接の入り口前に立っていました。


7月3日の報道関係への現場公開の時にはなかった「化粧木」が坑口に飾ってありました。


右から小渋川斜坑口の残土のヤード内の仮置き場(黒っぽい建物)、大鹿発電所(赤い屋根)、JR東海の電力変換所の予定地。



電力変換所予定地はトンネル残土の仮置き場としても使う予定。入口は2か所ありますが、どちらもガードマンがいないので、ここへ残土を頻繁に搬入するほどには掘削は行われていないということなのでしょうか。


対岸、小渋川左岸では、山の神様たちが何をやっているのかと睨んでいましたよ。

(2017/08/08)