更新:2020/10/28
深ケ沢の残土置場のようす、10月25日
リニアの伊那山地トンネルの青木川斜坑ヤード(大鹿村大河原)から国道152号線を南へ約4㎞、深ケ沢という所にトンネル残土(7万立米)を置く計画があって、準備工事が行われていました(25日は工事は休み)。だいたいこんな感じの場所ということで、下にグーグルの航空写真をのせました。上が北です。
JR東海による埋め立て計画。
(関連ページ(1)より)
(画面クリックで拡大) 北側(A付近)から見たところ。中央の小山は岩です。
南側(B付近)から見たところ。崩壊地の土砂が迫っています。
南側(B付近)から見たところ。ここは、元から残土が置いてありました。
南側(B付近)から見たところ。水の無くなった池の底が緑色に見えています。
南側(B付近)から見たところ。左に携帯電話の基地局の鉄塔の影。その向こうに小山。その右の青白く見えるのは青木川の右岸。
埋め立て予定地に向かって斜面崩壊
グーグルの航空写真でわかるように、残土置き場のそばに大きな斜面崩壊があります。7月豪雨の影響なのか、大量の土砂が国道を埋めています。
北から。国道の部分は完全に埋まっています。落石止めの柵の支柱が曲がっています。
南から。2018年5月27日のようす。
この写真で見ると迫力がないですが、現地で見るとそうとうのものです。砂止めも壊れています。
埋め立て地には山側の沢から水が流れ込んでいる場所もあります。
青木川斜坑ヤードからの国道は狭いところがほとんど、一部で道路改良工事が行われていました。下の写真は河川改修か護岸工事(災害対策)かも知れません。
(撮影場所は、針ノ木橋の南へ約500~600m。現在、片側交互通行になっている区間の南の端付近。)
さらに国道152号を北に進むと、木の間沢橋のすぐ南、道路左側の水田になにか目印のようなものがありました。この下をリニアのトンネルが通過するはず。ススキの向こうは青木川。青木川を横切る部分の土被りは 38.63m。中央構造線はこの付近を通っています。静岡県では大井川の下を通るトンネルで川の水量が減ってしまうのではないかとの心配から、静岡県とJR東海の話し合いが進まず工事ができそうにありません。ここでは大井川のような問題は起こらないと言い切れるのでしょうか。
(関連ページ(2)より)
参考ページ
- (1)JR東海 > "大鹿村内発生土置き場(青木川)における環境の調査及び影響検討の結果について"
- (2)JR東海 > "中央新幹線伊那山地トンネル新設(青木川工区) 工事における環境保全について"