更新:2021/05/24
大鹿のようす、5月23日
今度の雨で、去年7月の豪雨で被害を受けた喬木村の県道の仮設道路が崩れるなどの被害が出ています。まだ5月なのに。大雨が止んだばかりで、天竜川の水も濁っているし、どうかなと思いましたが、天気は良かったので、5月23日に大鹿へ行ってきました。画像が多いので2ページに分けました。
三正坊
去年の7月豪雨以来トンネルの掘削が中断していた釜沢斜坑と除山斜坑が今年1月下旬から掘削を再開しました。2つの坑口からのトンネル残土を仮置きしている三正坊。釜沢斜坑口と小渋川斜坑口の間の先進坑ができないと村外への残土の運び出しができません。先進坑ができるのは順調にいってもまだ2年半ぐらいはかかるでしょう。
[ 拡大写真 ]三正坊の残土仮置き場。写真中央に黄色い電線カバーが見えています。その左のはしの方の電柱のあたりを拡大したのが下の写真。
黒い土のうがたくさんおいてありました。去年の経験から、梅雨期への準備でしょうか。
三正坊の残土仮置き場と旧荒川荘跡の最終処分の盛土(3万m3)。
小河内沢
三正坊橋の上から。小河内堰堤を流れ落ちる水は水量が多いし濁っていました。
3月31日のようす。黄色い矢印の部分に注目。
3月31日あった、河原に工事車両が降りるためのスロープがなくなっていました。
スロープの残っている部分から上流を見たところ。右は水流で削られたスロープ。画面中央に除山斜坑の防音のための建屋が見えています。7月豪雨被害でなくなったヤードの外側の仮囲いが修復されているようです(2020年10月のようす)。水がけっこう多いし、濁っていたし、石の流れる音がしていたので、川を渡らないといけないので、ここで戻りました。望遠レンズで撮影したのが下の3枚。
2020年7月豪雨直後の被災状況(参考:除山斜坑ヤード、2020年8月10日)
2020年11月下旬のようす。簡単な仮設の道路がつくってありました。
この写真と次の写真。画面一番手前(一番下)には石ころが転がっています。また修復したヤードの法面の一番下に水が削った跡がもう見えています。去年の11月下旬に来た時には、この部分は仮設の道路になっていました。
ヤードへ上り下りするためのスロープ。同じように、わずかですが、増水で崩れ始めた部分が見えています。まだ5月なんですが、今年の梅雨期は大丈夫でしょうか。
釜沢風景
釜沢集落から見下ろした三正坊の残土仮置き場。右に小渋川、遠方に赤石岳。
釜沢集落の向かいの除山。この山でトンネル工事が行われています。
釜沢風景
釜沢風景
地滑り対策工事
去年(2020年)7月におきた地滑りの復旧工事がまだ続いています。
これは、県道の地滑り対策工事。工事車両の通路なので、JR東海が主体でやっているようです。
こちらは、釜沢集落に通じる村道の地滑り対策工事。村道のほうだってそれなりにやっているわけですが、県道とはなにか対照的に見えます。
村道の地滑り対策工事の水抜き。
村道の地滑り対策工事の水抜き。
< つづきを読む >