更新:2021/06/28、2021/06/29 改訂
豊丘村内のリニアの現場、6月28日
そろそろ戸中や坂島でトンネルの掘削が始まりそうなので、虻川沿いに、リニアの関係する場所を見てきました。坂島と本山へは久しぶりに行きました。下沢の残土置場と本山(ジンガ洞)の残土置場については、その2 を見てください。
戸中斜坑ヤード
戸中斜坑ヤードの坑口に化粧木がのせてありました。かまぼこ型の坑口のてっぺんにのせてある少し上に反った丸太が化粧木。
関連ページ:"小渋川斜坑口の現場を報道陣に公開 -「化粧木」がないよ"
林道わきで崩落が
戸中と坂島の間の林道で最近起きたと思われる崩落のあとがありました。林道から本山らしい山が見えました。林道わきで野鳥の生態調査中らしい人が2名いました。
林道の崩落現場
林道の崩落現場
林道からみた本山?
坂島斜坑ヤード
濁水処理施設、バッチャープラント、電気設備、現場事務所などでき、掘削に使う重機もありました。坑口の準備は支保工を立てた状態。予定では戸中より掘削の開始はあとです。
坂島斜坑ヤード。
濁水処理施設
バッチャープラント(トンネル工事で使うコンクリートをつくる設備)。
斜坑口(左)と掘削用の重機(右)
上佐原から大鹿の上蔵のJR東海の電力変換所へ電気を送る高圧線の鉄塔が見えています(矢印)。
電気設備でしょうか?
土砂ピット
林道から、斜坑ヤード入口へ下る道路脇に土砂を防ぐために土のうが積んでありました。
中電のヘリポート
坂島、中電のヘリポート。コンクリートを運ぶバケツ(右のオレンジ色のもの)が並んでいます。円形のコンクリートの擁壁の下に坂島斜坑ヤードがあります。
坂島の残土仮置き場
中電の送電線関連
虻川大橋南約500m、中電送電鉄塔No.7、No.8の工事ヤード。この高圧線は豊丘村の大柏のJR東海の電力変化所へ電気を送ります。
鉄塔建設場所へ資材などを運ぶモノレールの軌道。
モノレールの貨車と動力車。山岳地帯では、こんな簡易なモノレールが役にたちます。半世紀以上もかけて開発を続けているリニア本体に比べるとスマートな交通機関です。
豊丘村大柏の電力変換所予定地
豊丘村大柏のJR東海の電力変化所予定地。果樹の伐採を済ませた後は特に変化はありません。画面奥の鉄塔の間のあたりです。手前の青い網の張ってある農地やハウスのあるところは予定地ではありません。
伊那山地トンネル坑口予定地
伊那山地トンネル坑口(名古屋方面)予定地。最初の計画ではここから掘削をすることになっていました。村にとって重要な道路があること、壬生沢川をわたる橋の建設もしなくてはならないので十分な広さの工事ヤードが確保できません。付近で斜坑口の場所を探したのですが確保できず、戸中斜坑口からの掘削に変更になりました。橋の工事は、川の流れを変えるための用地交渉が上手くいっていないようです。