※ 2019年5月から日付ごと(項目ごと)にIDをつけています(詳細)。

出来事・ニュース:2020年4月

4月30日(b) 『南信州』6面 "コロナ影響で減収減益 JR東海 リニア工事は20カ所で中断"。内容はすでに他紙が報道済みのもの。長期債務について、残高が4兆8460億円でリニアを除くと1兆8460億円で、前期より50億円減と書いています。

4月30日(a) 『静岡新聞』 "JR東海に抗議文送付へ 流域10市町と静岡県、利水団体が調整"。 JR東海の金子さんは、ハチの巣をつつくような発言をなぜしたんでしょうか? 風前の灯のリニア計画、やけのやんぱちになってるのかも知れません。

4月29日(e) 『朝日』 「多事奏論」は駒野剛氏の "牙むく欲望のツケ 石牟礼さんなら何を語る"。

4月29日(d) 『中日』 "リニア中止要望書 県とJR東海へ 有志団体"。28日に「長野県でリニア新幹線に反対する会」が、新型コロナ感染拡大を踏まえ、リニア計画の中止を求める要望書をJR東海と長野県に送付。取材に代表者は、 こういう状況で工事を続けること自体が一般の感覚とかけ離れている。リニアの必要性をもう一度考え直さなくては と話したそうです。「長野県でリニア新幹線に反対する会」という会は最近できたグループであって、長野県内の既存のリニアに反対する住民のグループの連合組織ではありません。リニア反対でも「一般の感覚」の持ち主なら、「こういう状況で」、リニア反対について何らかのアクションを起こそうという気持ちにはならないでしょう。ともかく工事は中断せざるを得ないんだから、そして、かなりの部分でもう止まっているんだから。そして、みんなが暮らしに困っている。計画を中止して新型コロナ対策に投じるべき という主張は、意味不明。この事態に至ったことについてきちんとした考察に基づいているとは思えません。リニアに反対する志がないのかも知れない立場からすると、脊髄反射的なことをしてもどうなのかなと思います。

4月29日(c) 『南信州』 紙面1面には、(1)"飯田市新型コロナ 事業者支援へ家賃補助 緊急対策で第1弾108億円"、(2)"飲食店に一律20万円支給 高森町 コロナ対策基金も創設へ"、(3)"市有施設休館来月末まで延長"。(4)"人形劇フェス中止に"(紙面29日3面、ネット28日)。・(1,2)国が国民全員に配る10万円は総額では約13兆円、飯田市以外の沿線自治体も新型コロナ対策で想定外のお金が必要になるはず。108億5700万円には、「10万円」の分、101億2800万円が含まれるので、それ以外の対策資金は7億2900万円ですが、リニア関連事業もお金の面でも停滞せざるを得ないのでは。・(3)準備期間があるとしても、まだ先の8月開催の人形劇フェスティバルが中止になったり、(4)5月6日までのはずだった市有施設の閉鎖が5月末まで延長されたりと、飯田市役所は政府と同様に、コロナ流行の先行きの見通しがまったくないのではないか。

4月29日(b) 『デモクラシータイムス』 "新型コロナの真実~長期戦を闘うために【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】20200428"。 "今のコロナの状況は、感染から検査、治療まで、社会の格差を反映しています。引きこもりを支え感染機会が多い中働き続けなければならない人たちが大勢いる、… 長期戦となりつつあるコロナとの戦いに向けて、もう一度その特徴をおさらいし、そこから見えてきたステージ別治療法、長く続く外出自粛を支えるライフラインの維持と経済活動再開の前提となる感染集積回避の方法までうかがいました。"
 今頃、気が付いたのですが、画面のすぐ下に「COVID-19 に関する最新の情報は内閣官房ホームページをご参照ください」という内閣官房へのリンクがあります。動画の趣旨とはちょっと違う「外出の自粛一本竹ヤリ」の主張をしているページです。このページに「全国の高速道路の主な区間の交通量増減 (対前年比)【速報値】」というのがあります。
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(画面クリックで拡大) 「NEXCO3社+本四」で、全車種では減っているのに、大型車だけが増加しています。高速バスの乗客も便数も減っているというニュースがあるので大型車のほとんどは貨物車だと思います。非常時には旅客輸送より貨物輸送の方が重要なのだと思います。旅客だけのリニアは無駄。

4月28日(a) 27日の専門家会議について島田市の染谷市長のコメントが、『静岡新聞』 "「JR東海社長、地元理解せず」島田市長が不快感 リニア問題"。 金子社長はあいさつの中の 「県から実現しがたい課題が課せられている…その要求があまりにも高すぎると対応が難しくなって問題が解決しない」 などという発言について、染谷市長は 「耳を疑うような内容。いかにJRが地元を理解していないか、という表れ」「(あいさつによって)なぜこの大井川流域で協議が進まないのか、地元の首長がJR側と話をするに至らないか、専門家の皆さまにもご理解いただいたのでは。逆説的な意味で大変良い会議だった」と皮肉った。。/「実現しがたい課題が課せられている…その要求があまりにも高すぎる」という金子さんのコトバ。そのままリニア中央新幹線計画そのものにお返ししたいようなコトバです。こういうのを「天に唾する」とか、最近は「ブーメラン現象」というんじゃないでしょうか。

4月28日(e) 27日のJR東海社長の会見についての記事が各紙に。会見の要点は:(1) 2020年3月期連結決算が売上、純利益ともに10年ぶりの減だったこと、(2)新型コロナの影響でリニア工事が山梨県を除く6都県20カ所で中断している、(3)南アトンネル静岡工区の着工の見通しがたたない、(4)輸送量が在来線、新幹線ともに激減、(5)新型コロナの影響が見とおせないので2021年3月期連結決算の予想はできない(『信毎』 "リニア工事20ヵ所で中断 JR東海、10年ぶり減収減益")。『信毎』紙面の、解説記事 "リニア建設 公共事業の監視対象外 国の検証・説明 必要性指摘" に、家田仁氏のコメント:リニアは人口減少が進む国の政策にとって重要な事業だ から 早期完成に向けて財政投融資という便宜を図った国には、事業の進展について国民に説明する責任が求められる。『朝日デジタル』の "JR東海、盤石経営揺るがすコロナ リニアに影響は" によれば、――21年3月期の業績予想が未定だが、赤字になる可能性などもあるのか。 との問いに、「この先の業績の見方は本当に難しい。新型コロナの影響がどこまで続くか底が見えない。いずれ収束すると思うが、どういう回復軌道をたどるのか手がかりがない。申し上げる数字がない」。ほかに、Q:リニア中央新幹線の建設工事への影響は。 A:「半数くらいの工事がとまっている。多くの場合はゴールデンウィークまで。その先は情勢次第だが、まだ短い期間なのですぐに全体の工程に影響を及ぼすことはないと考えている」、Q:27年の開業をめざすことは変わらないか。 A:「(地元が着工に同意していない)静岡工区で工事が進捗(しんちょく)しない状況が続いている。このままでは開業に影響を及ぼしかねないという心配をしている。だんだん時間が経過して状況は厳しくなっている」 政府がコロナ対策を実態を把握せずに場当たり的にやっているので、収束の見通しがたたないのは当たり前。JR東海が事前の調査不足のままリニア建設を始めたのと同じです。/『中日』 "JR東海 減収減益 3月期 10年ぶり、新幹線低迷"、"リニア工事 半数が休工 JR東海「すぐに影響はない」"。『朝日』紙面 "JR東海3月期 10年ぶり減収"。

4月28日(d) 『静岡新聞』 "専門家会議初会合、JRが従来主張繰り返す リニア大井川問題"。静岡県からは中立性が疑問視される専門家会議なのですが、JRは「トンネル湧水が県外に流出しても大井川の水は減らない」という従来の主張を繰り返したが、専門家からは疑問視する声が上がった。。JR東海の金子社長の 「ハイレベルで時間を要する課題が県の提起に含まれ、県から実現しがたい課題が課されている」 という発言について、傍聴した静岡県の難波副知事は 「JRに被害者意識が出ていて、これがある限り議論が前に進まない」と述べた。。金子社長がそういう被害者意識を持っていると取られるような発言をするのは、無理だろうと何だろうとやれという戦前の天皇陛下みたいな人が上にいるから、またはそう思い込んでいるから、いやいややってるから、出ちゃうんじゃないかなと思います。/『信毎』 "リニア静岡工区 水源対策検証 国交省有識者会議初会合"。

4月28日(c) 国交省の有識者会議の第1回目について、静岡の林克さんの報告がフェイスブックに出ています(キャッシュ)。

4月28日(b) 『デモクラシー・タイムス』 "コロナ拡大、次は介護現場だ/続く救急のひっ迫 【新型コロナと闘う 最前線No3 山田厚史×山岡淳一郎】20200424"。

4月28日(a) 『より速く、より遠く、より合理的に』から『よりゆっくり、より近く、より寛容に』 ⇒ 『週刊エコノミスト・オンライン』 4月20日 "コロナ首都封鎖で沈む・浮かぶ企業:インタビュー 水野和夫・法政大学教授 「コロナが突きつけたバブル依存経済の限界」" 人類の衰弱や人口減少があるからと、資本主義は資本を増殖する行動を絶対に止めない。人類がどうなろうと、自己増殖を続ける のが資本主義の正体(※)。「過度な金融緩和への依存とグローバル化への戒めだ。行き過ぎた金融緩和はバブルをもたらし、その崩壊は人々の生活を痛めつける。世界に拡大させたサプライチェーン(供給網)や人の移動が疫病をまき散らす新たなリスクになった。中国はじめ新興国は経済成長を優先しすぎた。生活習慣や公衆衛生などが近代化に追いつかず、一部の風土病が世界を大混乱に陥れている。コロナは、その序章に過ぎないかもしれない。『より速く、より遠く、より合理的に』という資本主義から『よりゆっくり、より近く、より寛容に』という社会への構築を急ぐべきだ」

※ 原文の一部抜粋:「無理な経済成長、景気拡大を求めるからこうなる。それは資本主義社会の運命かもしれない。『資本論』の中で、マルクスはこう書いている。『将来の人類の衰弱や、結局はとどめようもない人口減少が見込まれるからという理由で資本が、実際の運動を抑制するというのは、いつか地球が太陽の中に落下する可能性があるという理由でそうするというのと、どっこいどっこいの話である』。要約すれば、人類の衰弱や人口減少があるからと、資本主義は資本を増殖する行動を絶対に止めない。人類がどうなろうと、自己増殖を続けると資本主義の正体を喝破した」(引用者注:『資本論』はカール・マルクスの著作、原題は 『脱・カピタル』)

4月27日(b) 『日経』1面トップ "配当より雇用維持を 機関投資家が転換 コロナ対応" (ネット記事(有料))。 新型コロナウイルスの感染拡大で雇用不安が高まる中、世界の機関投資家が企業に従業員を守るように求め始めた。運用額約5800兆円の団体は、企業に解雇を避けるよう求め、配当減を容認する姿勢を打ち出した。投資家が連携し、製薬企業へ開発などでの協調を促す動きも出る。短期的な利益追求より、社会課題に向き合う方が長期的な成長につながると株主の考えが変わってきた。 世界45か国以上の年金基金や運用会社からなる国際コーポレート・ガバナンス・ネットワークが従業員の解雇を避けるべきだとの企業向け書簡を公開。

4月27日(a) 外出したら、結構人出が多いのに驚きました。今日は月曜日なのに。もうゴールデンウィークに入っている人もいるのかと? 食品スーパーのインスタントラーメンの棚がほぼ空っぽ。残っているのは比較的高いものばかりで、5個入りで300円以下はなかったです。こういう状況になってくると、やっぱり買うのは単価の安い炭水化物系の物が多くなるのか。子供が家にいるからなのか。

4月26日(a) 『信毎』社説: "リニア工事中断 現実的な計画の共有を"。 工事はコロナ禍の前から遅れが指摘されていた。…沿線住民の間に開業の遅れは必至との見方も強まっている。…自治体は、延期も視野に政策を考えていく必要がある。…南アルプスのトンネル工事は、大井川の水量に影響が出ることを懸念し、河川法の許可権限を持つ静岡県が着工を認めていない。…リニア建設を取り巻く環境は今後、さらに厳しさを増すだろう。。 社説は長野県内の問題について、南アルプストンネルの長野工区では今年、JRが、水源への影響と代替策に関して調査を進める考えを地元に説明している。 と書いています。これは、たぶん釜沢集落の水道水源のことで、県企業局の大鹿発電所の取水口で最大80%の減水が生じる可能性について、代替水源という話が合ったのか?対策を講じない場合、覆工コンクリートなどしない場合のことですよと、ごまかされたんじゃなかったのかと…。とはいっても、『信毎』の社説は、2027年の名古屋開業どころか計画そのものの中止が視野に入ってきていることを暗示しているようです。実際、『信毎』24日の3面「焦点」は、「高齢の住民は家を追われて福祉施設に入るか、アパートを探す人もいる。リニアが本当に来るのか来ないのか、はっきりしてほしい」と憤る という中間駅の予定地区の住民の声を載せています。 5、6年ぐらい前だったか、地元の町議さんたちに「リニアはできると思いますか?」と質問したことがあります。賛成か反対かじゃないです。4名ほどでしたが、皆さんちょっと答えに困っていました。実現可能性について検討せずに始まった事業と地方の関連事業がとん挫するのは当たり前だと思います。重い列車を持ち上げながら走るという技術の仕組みそのものに無理があることは小学生でも理解できることなのに。さらに厄介な超電導磁石にこだわってしまった大人としての見通しの悪さも。新型コロナの流行という都合の良い言い訳ができたのだから、JR東海はさっさと計画の中止を宣言すべきだと思います。また、関係自治体は、少なくともいったん工事を全面的に中断して事業の継続の可否を再検討するよう、JR東海と国に働きかけるべきだと思います。中津川線のように曖昧に終わらせるのではなく。 ⇒ 未完成の中津川線

4月25日(d) 『静岡新聞』 "リニア専門家会議、27日初会合 利水団体の参加認めず"

4月25日(c) プリンタのインクを買いに行く途中、国道153号線・座光寺交差点そばの大きなゲームセンターが休業していました。パースキラヤの閉店時間も2時間早い夜8時の閉店になっています。臨時休業中の近所のそば屋さんの御主人にお聞きしたら、そば専門のお店は、県外から来る人が多いので、最近は、食器を下げるとすぐにテーブルを片っ端からアルコールで消毒しながらするくらいにひやひやしながらやっていたそうです。中には県外のお客さんはお断りと貼りだしてやっていた店もあったそうです。多少の補償は出るらしいですが。これまで長年休みなくやって来たので2週間ぐらいはと思うけれど、騒ぎはもっと続くかも知れないかもとも。ということでコロナ関係で 『デモクラシータイムス』 "新型コロナ、日本直撃 安倍政権の足元揺らぐ WeN20200424"。

4月25日(b) リニアを製造するJR東海の子会社の日本車両製造の2020年3月期の連結決算で純利益が14.2%減の78億円、というニュースが、『中日』9面 "日本車両製造 純利益14%減 米l工場売却で減損"。2021年3月期の予測では純利益は55.7%減の35億円。数字には新型コロナの影響として30億の売上減を織り込んでいるそうですが、感染拡大が長期化した場合は更に影響を受ける可能性があると説明しているそうです。

4月25日(a) 『中日』 "リニア、開業遅れ懸念 南ア・トンネル工事、中断決定"。 新型コロナで、移転者との用地交渉も戸別訪問ができなくなり、担当者は「契約などで、直接会って話さなければいけない場面も出てくる。今後スケジュールが遅れるかもしれない」と頭を悩ませる。 県駅周辺整備予定地に住む男性(79)は「JRは二七年開業を押し通すだろうが、沿線自治体がついていけるかどうか。コロナで支出が増えているのに、財政破綻してしまうのでは」と危惧した。。/『中日』長野版紙面で1面 "リニアにコロナ影響拡大 南アトンネル 工事中断"、16面 "南ア トンネル工事 中断決定 住民ら開業遅れ懸念"、後者はネット版と同じ。『朝日』 "リニア南アトンネル 長野工区の工事 きょうから中断"。『南信州』 "南アトンネル 大鹿村内の工事を中断 JR東海 新型コロナ影響で25日から"。新型コロナの影響でリニア工事中断か、結局車に鉄道が負けた? 冗談は別として、コロナ禍が連休明けに収まると思っている人は少ないでしょう。1年以上かかると思っている人も結構いるのでは。中津川線は工事の途中で掘削機械が故障して中断しているうちに社会情勢が変化して結局挫折してしまいました 。リニアも、同じような道を辿るのではないか、中津川線の二の舞になるんじゃないか、と思えるのは、経済情勢の悪化があるからです。それに第一に超電導リニアは筋の良い技術とは言えない代物だということ。

4月24日(d) 中間駅のできる上郷北条の2つのパチンコ店「チャンピオン」と「ダイナム」が休業していました。近所のそば屋さんも臨時休業、感染拡大防止のためと貼り紙がありました。パチンコ店って、隣同士で会話をする場所なんでしょうかというようなことが、『ダイヤモンドオンライン』 "なぜ人々はコロナ危機の中でもパチンコ店に殺到するのか" に出ています。さて、非常事態宣言が全国に広がったのですが、それは、全国のどこもが東京と同じ状況になっているからなのか? それとも、政府が、全国のどころか、東京都内、首都圏内の感染の広がりの状況も把握できていないからなのか? 経験的には後者だと思います。どうなってるか分からないから自分で気を付けてね。つまり、テレビなんかで見る東京で行われているの同じような対策が田舎でも取られているように思います。

4月24日(c) 『デモクラシータイムス』 "【横田一の現場直撃】No59 コロナ情報隠蔽続く東京| 静岡4区補選 山本代表は支援するか 20200423"。

4月24日(b) 『信毎』の1面トップ記事 "リニア長野工区工事中断 南アトンネル 新型コロナ影響"。
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 県内ではほかに、伊那山地トンネル青木川工区(3・6キロ)、同坂島工区(5・1キロ)、中央アルプストンネル松川工区(4・9キロ)で準備工事を進めているが、JR東海広報部によると、ほかに工事を中断する工区はない。 なぜ、一番急がなくてはいけない南アトンネルの長野工区で中断するのか? 新型コロナの影響もあるとは思いますが、残土の処分先が見つからないので早晩行き詰るだろうし、静岡工区の見通しがさっぱり見当がつかない現状、経済状況の変化を考えれば、撤退の難しい部分から工事を中断するのが妥当と考えたのかも知れません。あるいは、掘削工事が難航しているのかも知れません。コロナごときで工事を中断させるJR東海でしょうか? 記事は 中断が長引けば2027年の東京―名古屋間開業にも影響する恐れがある としていますが、むしろ「計画の全面中止」が見え隠れし始めたといったほうが良いかも知れません。ネット掲載なしですが3面の "焦点:県内 南アトンネル工事中断へ" では、"本当にリニアはできるだろうか?" で書いたように、 「全体の工事も地権者の移転交渉も予定通りには進んでいない。開業に間に合うような工事状況には思えない」。4月中旬、飯田市が県内駅の周辺整備を予定している地域に住む男性は、県内駅の予定地に建つ住宅街を眺めた。「高齢の住民は家を追われて福祉施設に入るか、アパートを探す人もいる。リニアが本当に来るのか来ないのか、はっきりしてほしい」と憤る と書いています。記事は、2025年の開業予定がリーマンショックで2027年に変更されたと書いています。しかし、まず1980年台後半にトランスラピッドの技術が完成した時点で超電導リニアは時代遅れになってしまった。1989年に超電導リニアの父と呼ばれる京谷好泰さんは、2000年までに実現できると言いましたができなかった。更に2025年が2027年に。結局できはしない。超電導磁石を使うというもともとのアイデアが、無理に無理を重ねた システムを作り上げました。それを認可してしまった国交省はどう責任をとるのか? 長野県や関係市町村が期待を寄せていたというけれど、かなり多数の住民はリニア効果に懐疑的だったことも事実。

4月24日(a) 今、午前9時10分、防災無線の拡声器が新型コロナ感染拡大防止について注意事項を流しているのが聞こえます。音声が不明瞭で詳しい内容は何を言っているのか分かりませんが。こんな放送ははじめてのような気がします。最初は凍霜害の警報にしては時間的におかしいと思ったのです。たしかにこれまでの政府は感染の状況や実態を把握する努力を全くしてこなかったので、当然、対応はまずかったし、政府はどうも科学的な知見に基づいて明確な対処方法が分かっていないままのようです。であれば、最悪の場合を考えて国民一人一人が縮みあがって過ごすしかない。地方の自治体でも、理事者がダメなら、縮みあがっただけの対応を取らざるを得ないことも理解できないではないですが、日ごろ、自民党の代議士たちと仲良くしているのに、国の政府に働きかける努力が足りないような気がします。ここでも「おまかせ」原理が働いている。

4月23日(f) 『中日』 "リニアの世界のぞいて JR東海が小中学生向けサイト"。JR東海が学校が休みで家にいる子供向けにリニア新幹線をアピールするページ「発見!リニア未来シティ」を開設。
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ネットに慣れていないお年寄りに説明すると、まあ、自分自身がハテナと思ったのですが、開いたページ、イラストの中の左上の「発見🔎リニアシティ」からメニューを開くか、「ふきだし」や「マーカー」にマウスを持って行くと説明内容が表示されますので、クリックすると説明画面が開きます。メニューの1番目、「リニアってこんな乗り物」のアニメによる説明は推進にも浮上にも磁石の「遠隔作用を用いている」という、原理の説明として、なかなか良いと思います。皮肉じゃないですよ。「ほかの電車とのちがい」のアニメ、「ほかの電車」がJR東海の標準の313系じゃなくて、ちょっと古い直流モーターの213系(210系)が登場するのがなかなか渋い。313系の塗装って、あまりにコスト重視でちょっとつまらないですからね。「超電導のひみつ」では、トランスラピッド(上海リニア)やリニモが使っている普通の電磁石は電流の強さを変えると磁力を変化できること、超電導リニアはマイナス269度の低温が必要なニオブチタン系の超電導磁石を使うことがわかります。入手困難と言われる液体ヘリウムがいらない高温超電導磁石の話しが出てきませんね。「浮いて走るしくみ」の「ガイドウェイにぶつからないの?」のアニメ。車体が左右にふらふら揺れながら走る姿がよく分かります。「こんな走り方でカーブを走ったらどうなると思う?」と、子どもさんに質問してみては? 大人の方でも、リニアに批判的な大人でも、リニアのメカニズムが理解できてない人はこの機会にご覧になると良いと思います。ざっと見た範囲では、まあ、ウソはないようです。リニア鉄道館の展示とほぼ同内容という印象です。

4月23日(e) 『中日』 "リニア駅予定地 飯田の西浦遺跡 長期の人の営み裏付け 古墳~平安ごろの集落遺跡や土器出土"。

4月23日(d) 『デモクラシータイムス』 "救急救命医に聞く 「救急センター」を守れ~司令塔、防護具、PCR検査【新型コロナと闘う 山田厚史×山岡淳一郎】"。 日本は集中治療室のベッド数が先進国の中では最低レベル(日英は10万人あたり4~5床、ドイツが30、米が40程度)。日本は感染症への備えがほとんどやってこなかった。クラスター対策班も保健所も病院も突然の話で少ない人員で必死にやっている状況。この闘いは1年半や2年以上続くと思われるので、ここでいったん検査体制、診療体制を仕切り直さなければ、さらに悲惨な状況になると思われる。ベッドが偏在していることもあり全体を統括する司令塔が必要。日本は公衆衛生について軽視してきた。ビデオに出てくる京都大学医学部附属病院と京都府立医科大学付属病院の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査に関する共同声明」については、こちら。検査体制についての新たな動きとして出ている、東京都医師会のの新型コロナウイルス感染症対策についての緊急記者会見。個別事情を前面に出して、感染の広がりの実態を解明するための検査ができにくかった。群星沖縄臨床研修センター長の徳田安春医師らの提案は、『沖縄タイムス』4月18日 "公共施設にPCR検査センターを 徳田医師が提言する「封じ込め戦略」"。/ リニアなど大型の公共事業について環境影響が軽視されている、環境庁の権限がないこと、アセスメントが計画段階アセスでないことも、感染症について公衆衛生を軽視していきたことと通ずるところがあるようです。ツケは後で払うことになる。

4月23日(c) 『朝日デジタル』 "濃厚接触で何を連想する? 哲学者が考えるコロナの言葉"。何を思い浮かべるだろうか。たとえば「屋形船で濃厚接触」と聞いて。…ふざけているわけではない。この言葉が容易にセクシャルな交わりや、キスやハグといったスキンシップを連想させることを確認したいだけだ。。 短い文章で具体的に説明すれば表現できることを「名詞」ひとつに置き換えようとする手抜きからこういうことが起きるんじゃないかと思います。日本語に適当な訳語がないという言い訳も同じ。例えば、a+b+c+d+e という英文は、あ+い+う+え+お と訳さなくても、具体的な意味内容が同じなら や+ゆ+よ と置き換えたって良いはず、特に緊急の場合は。言葉が示すはずの具体的な内容というものは洋の東西をとわず同じはずです。

4月22日(d) 『信毎』 "コンパス: 休校中の子どもが「つまらない」 そのままでOK 次なる力に 古山明男"。コロナウイルスの感染防止のために、多くの学校が休校になっています。「学校に行かないのだから、自宅でちゃんと勉強するのですよ」という声が高まります。 そんなことより、せっかくの休校です。大いに、それぞれの子どものやりたいことをやればよろしい。…子どもはじきに「ねえ、つまらない」とブーブー言うでしょう。…「つまらない」という気持ちは、次のものを引き出すために必要なエネルギーなのです。現状をとことん否定しているうちに、未知のものを受け入れる白紙ができてきます。…

4月22日(c) 『静岡新聞』 "川勝知事が国交省人選を容認 リニア専門家会議、4月末開催へ"。関連:国交省>"リニア中央新幹線静岡工区に係る有識者会議に関する静岡県への回答書の公表">"リニア中央新幹線静岡工区に係る有識者会議について(回答)" と "(静岡県の見解 4月17日)有識者会議の委員候補(案)について" 。川勝知事のコメント内容↓
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国交省が何を言おうが、静岡県には河川使用の許可の権限があるので、その権限をひっくり返すまでには、さらに長~い長~い時間がかかるはず。リニアの運命はいよいよ風前の灯。

4月22日(b) 『中日』 "辺野古の設計変更申請 軟弱地盤 玉城知事「納得できぬ」 反対住民 「どさくさ」「コロナ感染防止が先」"。には、基地建設に反対する政党や市民でつくる「オール沖縄会議」は15日から、現地での反対運動を休止 と書いてあります。『琉球新報』15日 "辺野古新基地の座り込み抗議を一時中止 オール沖縄会議、コロナ感染防止" によれば、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する政党や市民団体でつくる「オール沖縄会議」が14日、同市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前の座り込みなどの抗議活動を15日から来月6日まで一時中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止が目的。…オール沖縄会議によると、中止期間中は組織動員は行わないが、ゲート前や大浦湾、市安和の琉球セメント桟橋、本部町の本部港塩川地区では、数人態勢で工事車両台数や着工状況の確認など、監視行動を続けるとしている。。飯田でリニア反対デモをした人の中には辺野古の闘いについて詳しい方もいたはずと思うのですが。

4月22日(a) 『デモクラシータイムス』 "東京を止めなければ日本が滅びる~コロナが迫る思考の転換【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】20200420"。

4月21日(b) 『南信州』 "町有施設6日まで休館 高森町 役場庁舎もリスク軽減へ"。記事によれば、20日から、休館するのは、福祉センター、中央公民館、町図書館、町民体育館、…と2月29日から約2週間全面休館して、その後制限付きで開館、そして再び全面休館と、安倍政権のコロナ対策と一緒であっちへふらふらこっちへふらふら。どなたがお決めになるか知りませんが、現場の職員さんが気の毒です。飯田市か豊丘村に吸収合併してもらった方がいいんじゃないのなんていったりして。

4月21日(a) 有線放送によれば、本日、午前9時から午後3時までのあいだ、インターネットへの接続ができません。したがって、ページの更新が遅れる可能性があります。メールへの応答もできませんのでよろしく。リニアガイドウェイ予定地への大型車両の通行を容易にするための町道の拡幅工事に伴う高森町ケーブルテレビのケーブル移設工事のため。利用者の大多数はテレビ利用者です。非常事態宣言が全国に拡大された今、限られた地域(※)とは言っても、6時間もの情報の空白をつくるというのはちょっと無神経だと思います。(※ JR飯田線の東側で、厚生病院から下市田工業団地の間の地域=出砂原の軌道下と下市田2区の一部)/家のそばで作業が行われていたので、現場の作業員さんに確かめると、9時から15時の間に家によって一時的に不通になるとのことでした(11:51 現在、回線は接続できています)。

4月20日(c) 19日の飯田市内での「リニア反対」のデモについて、2紙が掲載。『信毎』15面・南信 "リニア工事反対 飯田でデモ行進 住民有志がアピール"、『中日』7面・信州 "リニア計画反対で住民有志街頭デモ 飯田"。飯田市や下伊那郡内でも、新型コロナの感染拡大防止で、いろいろなお祭りや年次の会合などほとんどが取りやめになっている状況です。また、スーパーやコンビニ、役所など、行く先々で感染防止のために異様な対応が始まっています。一部の食料品も品薄になったままです。地元とつながりの深い「住民」、「生活者」であれば、リニア反対であっても、この時期に「リニア反対」のデモをやろうとは思いません。国の最初の対応、つづく後手後手のまずい対応があったにしても、また、であるからこそ、自己防衛を考えなくてはならない状況に追い込まれているのが現実です。JR東海社長の面会の申し込みに、静岡県知事は、「緊急事態宣言が拡大され、国難と言うべき状況下。そのような申し入れを行うこと自体 危機意識が欠如しているのではないかと疑わざるを得ない」(『静岡テレビ』)と拒否したそうです。危機意識のある住民から見れば非常識といわれても仕方ないと思います。参加者の顔ぶれを見ると、主催者は別として、以前から組織的にリニアに反対してきた方はいないようです。国道を歩くことで、そうとうのアピールになったと思っている人もいるようですが、全く逆の場合もある。それを考えなくては。4月17日に、浜松市長が、感染の拡大を止めるのが第一であります。そのためにも、今は我慢をして、市内外への移動を極力避けていただきたいと思います。 というメッセージを発してました。その浜松市から参加された方があったようです。その方が参加することが事前に分かっていながら主催者は止めることもしなかった。まったく無神経すぎたと思います。これは、まさにJR東海の社長と同じように「危機意識が欠如しているのではないかと疑わざるを得ない」と思います。危機意識一般が欠如しているのに、なぜリニアに反対できるのか、疑問です。(2020/04/21 追記:1.なお、私は「飯田リニアを考える会」の事務局をしていますが、4月3日の話し合いで、イベントのチラシも配布し検討しましたが、会としてはこのイベントについて支持するものではないという意思であったと認識しています。8日の打ち合わせ会での中止の提案もそれを背景としたものです。 2.デモは国道153号線の高屋信号から北条のパチンコ・ダイナム前付近まで行われたようです。この区間は沿線に大型店や飲食店があり、日曜日の午後の時間帯は交通量が多い場所です。また道路幅もが狭く歩道もほとんどない区間です。運転者とすれば、自分が支持する主張のデモ行進であれば、かろうじて「我慢」できるでしょうが、そうでなければ、迷惑で不愉快なものと感じるだけだと思います。デモの効果という点でも、有効なアピールができるかどうかということを、ほとんど考えていないと思います。主催者の思考は古臭いワンパターンだと思います。運転者のデモ隊への罵声が、そのままこれまでの反対運動への批判につながることは予想に難くないと思います。)

4月20日(b) 『NHK』ラジオで緊急地震速報。5時39分に宮城県沖で地震発生。2分後くらいから自宅の「地震計」(※)が1分間ほど揺れました。体感なし。『NHK』の速報ではM6.1。揺れ方の大小はありますが、東日本大震災当時も同じことが何度もありました。(※ いとこの旅行の土産物。貝がすだれ状に吊してある飾りもの。地震が起きると必ず独特の揺れ方をします。) こんな時に大きな地震や風水害が起きたら大変です。 震源地は、宮城県沖(北緯38.9度、東経142.1度)で、震源の深さは約50km、地震の規模(マグニチュード)は6.1(気象庁発表 5時43分) 長野県では震度2が長野南牧村海ノ口。

4月20日(a) 『朝日』の4月16日の記事 "重症者 高速鉄道が救った フランス 集中治療室不足 患者少ない地域へ700キロ"。高速列車で多数の患者を救急搬送しなくてはならなかったことが異常だと思います。感染対策が十分なら必要なかったはず。万が一に備えて新幹線やリニアが必要だという理屈の根拠にはならないと思います。逆に、高速鉄道が感染を広めた可能性がある。

4月19日(b) 新型コロナ関係です。『デモクラシータイムス』から拾いました:

中止、4月19日(a) 「長野県でリニアに反対する会」主催の「春だ、中止だ、リニアいらない! リニア新幹線反対!デモと集会」は、会場の勤労者福祉センターが新型コロナの感染対策で休館のため中止。デモのかわりに、駐車場が使えるかどうか不明の勤労者福祉センターに集合後、桜の見ごろの過ぎた中間駅のできる北条までのウォーキングに変更。安倍首相の全国一斉休校の要請は2月27日。主催者からイベントの計画が公表されたのは3月20日過ぎ。世界の感染の実態や、政府の対応のまずさから、新型コロナの影響が早晩当地にも及ぶことが予測できなかったとは。/聴けば講師も中止したらという意見だったとか。感染対策でみんながカリカリしている時期の今、主催者は何を考えているのか分かりません。私は参加しません。/参加者なのか主催者なのか分かりませんが、こんなことを言っています:10年かかって、やつと飯田で声を挙げることができました。少人数でしたが、沿道の注目度だけは高かったです。。「10年かかって…」といいますが、飯田・下伊那の他のいくつかの反対グループが以前からありました。中には、この10年間に、他都県のグループと連携して認可取消訴訟を起こしたり、各地でそれぞれ組織として活動をしてきています。また住民運動、自治組織として残土置場を潰した例もありました。デモ隊も白マスク、交通警官も白マスクのデモでした。 自分たちの主張に恥ずかしい所がないなら、マスクで顔を隠してデモ行進ってどうなの? 単純にこんな時期にということだけでなく、デモンストレーションの効果としてビジュアル的にもどうなのかと思いました。この方のフェースブックの集合写真。出発前なのか終了後なのか、起点の勤労福祉センター駐車場前で撮影されたもの。駅予定地周辺での写真がないのはマヌケ。もし写真の腕に覚えがおありの方なら…。

4月18日(c) あと半年に迫った飯田市長選挙についての市民の意見を聞いた、『中日』 "人口減少、地域振興や観光政策を 市民の声 さまざま"。リニア本線や駅周辺整備が予定されている上郷地区。自宅の二百メートル先に駅ができるという農業の男性(77)は「リニアの説明会には責任者がほとんど来ない。皆不満を持っている」と事業の進め方を注視する。 この方が言っている「責任者」というのが誰なのか明確ではありませんが、駅周辺の方たちに聞くところでは、説明会に飯田市長は2回しか来ていないということ。その1回は、他に重要な用事があるのでと中座した、と極めて評判が悪いです。

4月18日(b) 『静岡新聞』 "リニア問題、JR東海の面会要請拒否 川勝知事"。川勝知事は「引き続き対話を要する事項」としてJR側に解決を求めている47項目の協議が終わっていないことも、面会しない理由に挙げた。国土交通省がJRを指導するために新設する専門家会議の開催前で、現時点でのトップ会談は科学的根拠に基づいた議論を行う専門家会議の設置趣旨に反するとした。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて政府が緊急事態宣言の対象地域を全都道府県に拡大したことを踏まえ、県は17日、同省が4月最終週の開催を目指す専門家会議について「ウェブ会議といえども多数の職員の出勤を伴う」とし、開催の妥当性を再検討するよう要請する文書を同省に送った。県が推薦した専門家2人を委員に選定しなかったことについても再考を求めた。。 命を守ることが第一の今の時期、アベノリニアも「不要不急」

中止、4月18日(a) 名古屋市公会堂で計画されていた「リニアと水問題の学習会」は新型コロナウイルスの問題で中止となりました(更新:3月31日)。 ⇒ チラシ

4月17日(c) 『信毎』 "「検討委資料 県は公開を」 大鹿村民らの申し立て 県審査会答申"。16日、長野県の情報公開審査会は半の沢の残土埋め立て計画の有識者検討委員会の議事録や関係資料を県が一部非公開とした判断について全て公開すべきと答申。異議申し立てをしていた「大鹿村の十年先を変える会」に対して長野県は議事録、資料を公開する方針。記事によれば、答申は、議事内容の公開は事業に支障を及ぼすものではない としているようです。

4月17日(b) 『静岡新聞』 "専門家会議、知事「委員再考求める」 国交省に抗議へ"。静岡県の川勝知事は16日、国土交通省がリニア中央新幹線工事に伴う大井川の流量減少問題を巡って新設する専門家会議の人選で、県の推薦した専門家2人を選定しなかったことについて…「極めて遺憾で再考を求める」とのコメントを発表。また、JR東海の金子慎社長が同日、川勝知事との面会を要請したことについては、大井川の水問題の状況が変わっていないことに加え、知事自身が新型コロナウイルス感染防止対策として県民に移動自粛を求めていることを踏まえ、県は当面応じない方針だ。県関係者からは「移動自粛が求められる中、なぜこのタイミングで面会なのか」と疑問視する声が上がっている。。『静岡テレビ』 "“リニア”打開へJR東海がトップ会談申し入れも…川勝知事は拒絶" によれば、「工事の工程が非常に切迫している」として、状況を説明したうえで知事の話も聞きた と会談を求める金子社長に、川勝知事は「緊急事態宣言が拡大され、国難と言うべき状況下。そのような申し入れを行うこと自体 危機意識が欠如しているのではないかと疑わざるを得ない」として面会を断るコメントをしたそうです。ルート決定までの事前の調査が不十分な、かつ技術的に未完成のリニアみたいな無謀な事業をやろうと思うこと自体にJR東海の危機意識が欠如した体質がでていると思います。なんか、国とJR東海が、川勝知事になぶりものにされているように見えますね。新型コロナ対策でも、一部の自治体はちゃん対処してきたのに、国は有効な対策に必要な広範囲のPCR検査をせずにアベノマスクを配って国民にいい子にしていてねというくらいしかできない無策。アベノリニアについての対策でも、まず調べることを重視する静岡県のやり方がまともなんだと思います。

4月17日(b) 『静岡新聞』 "JR東海社長、知事に面会要請 専門家会議、協議に期待"。 JR東海の金子社長は16日の会見で、目標に掲げる2027年の先行開業に変更はないものの「静岡工区の進捗(しんちょく)が遅れていて、開業目標に向けて工期が切迫している状況を説明したい」と話した。 鉄道運輸機構によれば、工期の予定が6年8か月の風越山トンネルの完成は、2021年に工事を開始したとしても、2027年の8月以降。建設を担っている側が2027年の開業は困難という数字を出しているのに何を言っているのかと思います。ガイドウェイの設置、電気工事等すませ、さらに試運転と、それらを9月~12月で行って、大みそかまでに開業できるのでしょうか? 2027年度内としてもかなり無理な話です。風越山トンネルの起点、中間駅のできる予定の北条地区では移転交渉も進んでいない状況です。移転に応じないという住民も着実に増えています。さらに、崩壊の危険が指摘されている尾根に残土搬出用のトンネル工事がはたして可能なのかという問題もあります。2021年中に着工できるかどうかもあやしい状況です。

4月16日(e) 『赤旗』 "リニア事業検証必要 本村氏「実験走行中止を」"。Youtube の "衆議院 2020年04月13日 決算行政監視委員会 #11 本村伸子(日本共産党)"

4月16日(d) 『NHK NEWS WEB』 "リニア新幹線 静岡県内の工区めぐり専門家会議 今月にも初会合"。

4月16日(c) 政府が新型コロナで全国に非常事態宣言(『信毎・号外』 "緊急事態宣言 全国に")。下の図は、『NHK NEWS WEB』の "特設サイト 新型コロナウイルス 感染者数やNHK最新ニュース|NHK" にある「日本国内の感染者数(NHKまとめ)」の4月17日朝の様子。
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1日ごとの感染者の発見数は4月11日をピークにして減っています。東京都も同じような状況です。16日に全国に非常事態宣言を出したことから、このグラフの数字があてにならないことは明らかです。こんな状況報告をしてきた政府とNHK。まるで昔の大本営発表です。最近になって、PCR検査を大々的にすべきという意見が報道にも出始めました。

4月16日(b) 『静岡新聞』 "リニア水問題 国交省専門家会議、静岡県推薦委員は選定せず"。

4月16日(a) 『静岡新聞』 "リニア専門家会議、県推薦外すなら理由を 国交省をけん制"。

4月15日(c) 『信毎』 "「公共事業中断を」700件 国交省に受注会社申し出 現場に新型コロナ不安"。

4月15日(b) 『信毎』 "大型連休 北陸新幹線指定席予約は前年の1割"、『中日』 "JR新幹線、特急の指定席 大型連休の予約 9割減"。

4月15日(a) 信南交通のHPの「お知らせ(2020.04.13) 高速バス 新型コロナウイルス感染拡大に伴う運休について」に新型コロナへの対応で高速バスの一部の便の運休について出ています。「飯田・新宿」は 11.8%減便、「飯田・名古屋」と「箕輪・名古屋」は37.5%の減便。名古屋までは自家用車利用があるとしても、感染状況のよりひどい新宿行の減便が少ないのは何か理由があるのでしょうか? ところで、旅客の減少および行政からの外出自粛要請に鑑みての対応となります。 と説明しています。 「鑑みる(かんがみる)」というのは、過去の例や手本などに照らして考える。(小学館・『デジタル大辞泉』) とか、先例や規範に照らし合わせる。他を参考にして考える。(三省堂・『大辞林』) とかいう意味 のようです。バスの一部運休の理由は、もう人の動きが少なくなっていること、さらに行政が外出するな東京などにいくなと言っているので、利用が少なくなると予測するので減便しますという話だと思うのです。「鑑みて」なんて使わないで、具体的に書いた方がよいと思うのです。「鑑みて」は、お役人さんや政治家の先生たちが、本当の理由を明らかにしたくないときや、人民に説明するのが面倒なときに、使うコトバだと思うのです。「前例にしたがって」いるだけで、何も「考えない」でやるとき、便利な言葉なんじゃないかと思います。民間会社の「信南交通」さんにはふさわしくないのではないかと…。

4月14日(e) 『NHK NEWS WEB』 "運送業の子どもに自宅待機 国交相「極めて不適切」 愛媛"。愛媛県新居浜市では、市立の小中学校すべてで、新型コロナウイルスの感染拡大地域を訪れたかどうか、各家庭にアンケート調査を実施し、仕事で訪れたというトラック運転手がいる世帯の子どもについて、健康状態に問題がないにもかかわらず、学校側が自宅で待機するようすすめ たそうです。全国一斉休校要請や大規模のPCR検査はしないという方針に道理があるなら、感染したくない、させたくない国民の間に疑心暗鬼が生じるのは当たり前。新居浜市の対応は筋が通っていると思います。これについて、赤羽国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で「この事案を耳にした瞬間、驚くとともに憤りを感じた。外出の自粛が続く中、国民生活や経済活動を支える重要な物流を維持するため、尽力しているドライバーの世帯に対して、極めて不適切な対応だ」と述べました。。長距離トラック運転手や市内配送の運転手の具体的な感染防止策を国交省はしているのか、口ではなんでも言える。兵隊さんに感謝しようと呼び掛けるうらで、ガダルカナルやインパールに代表されるように、兵站を考えなかったかっての「美しい日本」の政府や軍隊と同じことではないかと思います。今の政権担当者たちは世間の隅々まで気が付くような連中ではないです。政府ができるはずの有効な対策をしていないから、国民の間でトラブルが起きるのは当たり前(『NHK NEWS WEB』"「コロナ運ぶな!」ドライバーに心ない暴言も")。貨物輸送を鉄道中心にすれば、省エネだけでなく、トラック運転手が遠方まで行く必要もなくなります。

4月14日(d) 『中日』 "ボーイング787生産を中止 中部の航空産業に打撃"。

4月14日(c) 『信毎』 "緊急事態宣言でリニア工事中断 都内・神奈川の一部"。JR東海が非常事態宣言を受け東京都内と神奈川県内で工事を一部中断していると発表。再開時期や他の工区での対応については「請負会社の意向を確認し、個別に判断する」と説明。『日経』13日 "新型コロナで工事一時中断の動き 清水建設やJR東海"。

4月14日(b) 『朝日』 "清水建設、「宣言」区域の工事休止 現場で3人感染 うち1人死亡"。ゼネコン大手の清水建設が緊急事態宣言の対象区域で5月6日まで工事の原則中止を公表。

4月14日(a) 『朝日』 "辺野古訴訟原告一部の訴え却下 那覇地裁"。『琉球新報』13日 11:01 "11人の原告訴え却下 辺野古訴訟で那覇地裁 4人は後日判決"。 名護市辺野古の新基地建設を巡り、県による埋め立て承認撤回を国土交通相が取り消した裁決は違法だとして、市民が国を相手に裁決の取り消しと執行停止を求めた訴訟で、那覇地裁(平山馨裁判長)は13日、原告15人のうち11人について原告としての適格性が認められないとして訴えを却下した。▽ 辺野古などに在住する残り4人の原告については「健康または生活環境に著しい被害を直接的受けるおそれがある」などとして、原告としての適格性を認めており、後日判決を言い渡す。【琉球新報電子版】

4月13日(d) 静岡県のリニア県民ネットが掛川市長と懇談(林克さんのフェイスブック 2020年4月13日)。「水に対する思いが違う」 ▽今日はリニア新幹線に関わり、リニア県民ネットで先週の島田市長に続き掛川市長と懇談。掛川市役所へ行きました。▽松井市長は「JRと私たちでは水に対する思いが違う。掛川は大井川広域水道組合で取水する4割使っている。掛川市の水道の9割を大井川に頼っている。もし水がどうかなったら一大事だ。知事は命の水というがまさにそうだ」と述べました。▽掛川は、水を大井川流域からひと山を越して利用しています。▽JR東海は、自治体の思いを聞く耳を持っていないことに懸念を示しました。県民ネットから工事で何かあったら後戻りできない、慎重にも慎重で臨むべき、今後も命の水を守るため頑張ってほしいと懇談を締めました。

4月13日(c) 『デモクラシータイムス』 "自粛で東京は救えるか~ウイルスは変異した!CPRと抗体検査【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】20200412"。

4月13日(b) 『ダイヤモンド・オンライン』 "リニアに改良型試験車両が登場!最新技術を徹底解説"。3月25日に山口県内で公表されたリニアの新しい試験車両、1997年に登場した「MLX01」型から数えて、4代目の車両に(MLX01、MLX01-901/A、L0、L0改=4代目?) についての記事。現在、上海で走っている、ドイツのトランスラピッドで「MLX01」型に相当するのは、TR-06型で1983年の登場。それから3代目のTR-08型(あるいは4代目SMTといえるかも)が上海で走っている車体です。(1)今回の改良型試験車両の最大の特徴は誘導集電方式の全面採用だ。これはスマートフォンのワイヤレス充電などにも用いられる技術なのですが、スマートホンの充電器はコンセントにさしたACアダプターと線がつながっているでしょ。電話に線をプラグでささなくても充電できるのが便利。それじゃ、リニアのガイドウエイにスマートホンの充電器のお皿のようなものが並んでるとして、その電源は電線で引っ張ってくるんですかということが説明してないですね。どうなってるんですかね? (2)実験線が完成した1997年以降の累計走行距離は地球約77周分にあたる310万kmだ。 上海のトランスラピッドは、2004年1月の正式開業以降、1日片道54便(往復で108便 108×30㎞)として、1日の走行距離は3240㎞。年間118万2600キロ、16年では、1892万1600キロ。地球473周分。うっかりして、今年の1月から3月までの分、29万4840キロ(地球7.4周分)を加えなかったですね[2020/04/14 計算間違いを訂正]。超電導リニアは稼がないけれど、上海リニアは稼いでいる。鉄道アナリストの川島令三さんは、「技術レベルの次元が違う」、超電導リニアに比べれば、トランスラピッドはオモチャだといっていますが、まったく逆。 (3)リニアモーターカーの心臓部である超電導磁石の技術革新である「高温超電導磁石」の実用化だ。リニア用高温超電導磁石は、すでに一部の試験車両に搭載されて走行試験が行われており、現在は長期耐久性能を確認している段階にある。 というなら、今回の発表の中でJR東海さん自身がその点を何故強調しないのか? 確かに高温超電導の技術は進んでいて、一部には冷媒を使わずに電源オンだけで使えるものもあるそうです。ヘリウムの入手困難が指摘されているなかで、超伝導リニアにとっては非常に画期的な事なのに。少なくともニュース報道では高温超電導磁石について触れた記事はなかったと思います。同じころ、小牧の研究施設内に振動実験装置を設置したことをJR東海は発表しています。リニアは磁気バネで厳密に言えばポヨンポヨンと支えられて走っています。鉄道のレールはずーっとなめらかに続いています。リニアの場合、レールにあたる浮上用コイルは水平方向で並んでいます。つまり支える力に波がある。よってこのことが、列車の走行時の質の悪い振動の原因になる可能性が根本的にあるはず。なめらかなレールの上を走る東海道新幹線の開発でも振動の問題が大きかったそうです(※)。そのあたりを今ごろになって実験しようとしているなんてと思います。そしてこの問題は高温超電導磁石を使っても変わりはありません。誘導反発方式(EDS)に固有の欠点です。(※ 参考:振動の世界 東京文映製作 18分45秒~)

4月13日(a) 昼食を買いに「パース・キラヤ」(食料品スーパー)へ行くと、インスタントラーメンの棚とスパゲッティの棚に欠品が目立ちます。低価格の物からなくなっています。紙類は大丈夫でした。「キラヤ」さんは入荷に努力しているという文書を貼りだしていて、その中には製造業者が生産品目を絞り込んでいることも理由の一つという意味のことが書いてありました。新型コロナの影響で以前にもまして経済活動が低下しはじめているのは明らか。ちなみに、店内ベーカリーの棚は最近はほとんどをビニール袋でくるんでいるのもコロナ対策なのでしょうか?今日買ったカットピザは三角の紙のサックに入れてありました。これだと見えている部分だけでは全体の大きさが判断できずちょっと不安です。

4月12日(d) 『南信州』 "アンデパンダン展終了 飯田 実行委高齢化 昨年最期に"。1954年に始まった飯田のアンデパンダン展が昨年2019年の第67回を最後に終了。

4月12日(c) 『静岡新聞』"JRの流量予測「渇水時精度低い」 静岡県が指摘"。

4月12日(b) 昨日から豊丘村図書館の滞在時間が30分間に制限されるようになりました。30分間で新聞4紙をチェックするのはちょっといそがしい。リニア関連の地元の動きをできるだけ紹介するようにしてきましたが、しばらくの間は、取りこぼしがかなりあるかと思います。高森町図書館や飯田図書館はすでに、館内での読書や閲覧はダメになっているので、豊丘村図書館がいつまで新聞の閲覧をさせてくれるかどうか…。

4月12日(a) 高森町出砂原自治会の常会長会が11日にありました。新型コロナウイルスの流行に関連して、高森町の出砂原自治会は「市田港灯ろう流し花火大会」(8月18日開催)は、伊那谷随一の規模と言われる花火大会については中止の、灯ろう流しについても準備作業が難しいため例年とはやり方を変えて行う方向を確認したそうです。地元経済への打撃が大きく花火大会を支える寄付集めが難しくなる可能性が高いこと、住民が集まっての共同作業が難しいことが理由。なお、会場周辺一帯では町道の拡幅工事がはじまり混乱が予想されます。また、90年以上の歴史がありますが、近年は自治会加入戸数の減少と高齢化で自治会員への負担も指摘されてきました。

4月11日(c) 『信毎』 "北陸新幹線 利用86%減 JR西 緊急事態宣言後の2日間"。

4月11日(b) 『信毎』 "ヤマト 松本で佐川と共同配送 上高地・乗鞍・白骨地域 16日から"。

4月11日(a) 『南信州』11日の"新型コロナで飯田市 デマ拡散し対応に苦慮 感染拡大防止へ周知徹底"。この記事は、『南信州』10日の記事をより詳しくした感じで、2種のチラシの写真が出ています。1つは、飯田市のHPの "新型コロナウイルス関連情報" の "新型コロナウイルス感染症を防ぐため不要な外出はやめましょう (2020年4月11日更新)" にある "不要な外出はやめましょう(チラシ) (PDFファイル/2.64MB)"。もう1枚、「新型コロナウイルス感染症から あなたの命と生活を守るために 飯田市からのお願い」は HP のどこにある? ⇒ 飯田市の危機管理室によると、2種とは1つのチラシの裏表だそうです。今のPDFは表面しかないので、裏面を含め掲載し直すとのことです(13日)。

4月10日(d) JR東海が、愛知県と岐阜県内で行われているリニアの工事について、請負会社の意向を確認するなどして、新型コロナウイルスの感染拡大の状況下でも、予定通り進めると公表(『中日』11日 "愛知・岐阜の工事予定通りに実施")。関連 ⇒ 『ダイヤモンドオンライン』2020.3.13 5:30 "コロナによる公共事業の工事中止、国が認めてもわずか「2%」の理由"  工事畑と業務畑のどちらも現場作業を中心としたブルーカラーの仕事、デスクワークを中心としたホワイトカラーの仕事を併せ持つが、3月期末のタイミングで工事畑はブルーカラーの論理で、業務畑はホワイトカラーの論理で一時中止等の判断が下されたと受け止められる。▽ この差は建設業界に限らない日本の労働構造を映したものともいえるだろう。 ⇒『建設通信新聞デジタル』9日 "緊急事態宣言・業界各社の対応"。政府が特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令したことに伴い、大手・準大手ゼネコン各社は、8日までに今後の対応を固めた。管理部門は従来のテレワークや在宅勤務などの取り組みを強化しつつ、現場については発注者との協議を進める。。⇒『日経クロステック』13日 "「これでは建設現場は止まらない」、受注者任せの新型コロナ対策に不満噴出"。 安倍晋三首相が発令した新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受け、国土交通省が地方整備局などに出した直轄工事の一時中止に関する通知が、建設業界の反発を招いている。通知では、一時中止の判断を受注者に「丸投げ」しているからだ。民間工事を含め、建設現場が止まらない背景には、国交省の「責任逃れ」の姿勢があるとの声が強まっている。。⇒ 国の公共工事については:『日経』2月28日 "国の公共工事を一時中止 国交相表明、3月15日まで"。受注業者に意向を確認した上で工事や業務を止めるほか、工期も延長する。一時中止による経費は国側が負担するとした。 (2月28日 赤羽大臣会見要旨)。

4月10日(c) 国交省のリニアトンネル工事の環境対策の新たな有識者会議の委員について、静岡県が水循環の専門家2人を候補として提案したと公表(『中日』11日 "有識者会議候補静岡県が独自案 リニア環境対策"、『信毎』11日 "国内短信:静岡県が委員候補2人提案")。候補は、稲場紀久雄飯坂経済大学名誉教授(環境科学)と蔵治光一郎東大大学院教授(森林水文学)。4月中旬の会合初回についても新型コロナウイルスの感染拡大の状況から時期の見直しを求めたそうです。

4月10日(b) 静岡県のリニア県民ネットなどが島田市の染谷市長と懇談。 "林克さんのフェイスブック 4月10日 17:09 " に報告が:「水にこだわる」▽今日はリニア県民ネットなどで、島田の染谷市長と懇談。市長がリニアの水問題で具体的に譲れないところの説明をお願いし、それに基づいて懇談しました。▽ 市長が、リニア新幹線によって問題となる大井川の水の論点は、①流量の確保 ②水質の保全 ③中下流の地下水をあげました。▽今、県議会との間で論点となっている地下水が、伏流水がしみこんでいるものか、地下の水脈から来ているのか解明する必要があると述べました。いずれにしてもJR東海が提示しているものは解決策にはならないと一蹴。▽島田は多くの事柄が大井川の水に頼っている。水道水はじめ、お茶などの農業や食品、パルプの工業は大量の水に頼っています。もしこの水が大きく減り、水質に変化があったときは今のような人口を養えないと力説。個人としての意見はいろいろあるけれど、私の今の立場からすれば水問題は譲れないと力説しました。▽理論整然としていて情熱的、ときには本音もチラリ。私の雑誌『経済』に書いた拙文もちゃんと線を引いて読んでいただいていました。説明の時にそれを引用してくれました。▽市会議員のみなさんとも懇談し、訴訟も準備していることを説明、協力を要請しました。
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4月10日(a) 『信毎』 "飯田市 公民館など2週間休館"。記事では図書館も休館と書いてありますが、実際には、貸し出し、返却、予約以外のサービス(館内での読書・学習、資料調査など)を中止、滞在時間30分という制限で開いています(飯田市立図書館>"飯田市立図書館は貸出・返却・予約のみサービスを行います。『信毎』の誤報です。 [2020年4月10日]")。飯田下伊那の図書館の対応は、高森町以外は2月末から次第に制限を厳しくしてきています。高森町は2月末から約2週間完全に閉鎖しました。たとえば東京の渋谷区立図書館は、ようやく4月8日から5月6日まで休館です(渋谷区立図書館>2020/04/07 【重要】渋谷区立図書館休館のお知らせ)。高森町は3月半ばから制限付きの開館に規制を緩めました。高森町の対応は感染の状況をきちんと把握したうえで行ってきたと言えないことは明らかだと思います。もっとも、国は感染の状況を把握せずにまた適切な対策案を持たないまま場当たり的な対応しているので、役場に危機管理能力がなければ、こういう対応も無理はないと思います。『南信州』 "町民主体のまちづくりを 高森町 活動支援事業を拡充" は、町民税の1%を財源にした町民主体のまちづくり活動支援事業の申請団体募集の記事。「町民主体」は「町役場」と「体」の間に「民主」が閉じ込められていますね。「体」は「国体明徴」の「体」。
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4月9日(b) 飯田市の牧野市長は会見で新型コロナの感染拡大に伴って地域に広がる風評被害に言及(『南信州』10日 "牧野市長 情報提供巡り市の対応強調 チラシ作り周知徹底図る")。感染者についての真偽不明の情報が拡散していることについて、飯田市は、「(感染者を把握し、行動歴を調査する)」県からの情報提供を受けて協力する立場 なので、市民に 県が公表した情報をしっかりと受け止め、冷静な行動を」と求めた そうです。市民向けのチラシを2種を作り、帰省者には、「帰省後2週間は外出自体を控えて」と呼び掛けたようです。結局、飯田市という行政組織としてできる対応を全く考えていないのではないか。政府の対策がきちんとした調査=検査に基づいていないのは明らか。2週間外出しないでねとお願いすることが、行政ができる対策とは言えないと思います。検査を受けてもらったら良いのではないかと思います。当人にとっても、市にとっても。残土の問題でも、候補地情報の紹介にあたって防災について全く考慮せずにJR東海に情報を提供してきたのと同じように、行政機関として住民の安全について責任感がありません。

4月9日(a) 『デモクラシータイムス』 "自分で考え いのちを守れ! 新型コロナと闘う その先の未来へ200408"。非常事態宣言をきっかけに人の流れがあったようだし、飯田保健所管内でまた感染者が見つかったようです。伊那谷でもそう安閑としてはいられないのかも知れません。きょう(9日)飯田市の公民館から24日まで閉館を決めたとの連絡がありました。
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(画面クリックで拡大) カルテを預けられるリーダー、自分で考えて社会を守れ。一人で社会が守れるか。病院が守られなくて自分が守られるか。食品市場が守られなくて自分が守られるか。それを考えて行って、リーダーを選ばないといけないです。社会全体の仕組みを考えるのには、自分を守ろうとしたら社会全体を守ってくれるリーダーを選ばなくてはいけない。(児玉龍彦)
 この動画を見ると、下(4月8日(b))のようなイベントを今の時期に思いつく神経とかロジック(論理、理屈)が分かりません。

4月8日(b) 名古屋が非常事態宣言の対象地域になれば、飯田下伊那もそれほど安心とは言えません。一時でおさまったものの、伊那谷でもすでに、トイレットペーパー騒ぎがありました。一番安い5袋パックのラーメンは品切れ状態です。住民はやっぱり不安でいます。そんななかで、リニア反対の集会とデモ行進をやるんだという勇ましい方たちがいるようです。こんな時期なのにと思うのが普通の感覚だと思うのです。主催者「長野県でリニアに反対する会」の方たちは、飯田では反対の集会がこれまでに一度も開かれたことがないので、やるんだといっています。どうしても気になる方は、日時は19日、会場などは、「長野県でリニアに反対する会」で検索してご自分で勝手に調べてください、悪しからず。 (2020/04/13 追記:中止が決まったので覚えとして。先ず1点は:8日はこのイベントの打ち合わせがあって、私は中止の意見を言うため出席しました。呼びかけ人は会合の開始時刻に遅れて到着。出席者は、全部で8名。企画の理由として「飯田では反対の集会がこれまでに一度も開かれたことがない」というので、反対の集会は開かれているではないかと指摘しました。いつやったのかというので、そういう言い方は失礼だと指摘。出席していたA氏がいつあったのか聞いているのだからそれにこたえるべきで、私の言い方こそ不適切と言いました。で、昨年の9月29日、その前年は3回開いたと言うと、それは学習会や講演会だとの指摘をしたのがB氏。ご飯論法に他ならず、話しにならないし、中止すべきと思うので引き揚げました。退室直後室内から高笑いが聞こえました。出席していたC氏に翌朝偶然お会いしたら、事情の説明を求められました。飯田では10年前から反対の意図で何回も集会や講演会、学習会などを開いてきている組織があり、認可取消訴訟にも加わっているので、すべての集会は反対の集会と言えると説明しました。さて、イベントの発案者はそういう経緯を知らないし知ろうともしないし、A氏は途中で戦線離脱している。B氏が駅予定地の見学に変更したイベントについて案内を要請してきましたが、それほど節操のない人間じゃありません、お断りしました。バカにするなということです。第2点は:「長野県」という名称です。当地域で「長野県」をつかって呼び掛けが平気でできるのは住民感情を全く無視していると思います。官の立場ではともかくとして「民」の立場からすれば「長野」に市民権はない。無神経すぎると思います。)

4月8日(a) 不要不急、お前だったのか。いつも経済を回してくれていたのは は、緊急事態宣言を受けての『信毎』1面コラム「斜面」 。「試練」「暗いトンネル」「国家的な危機」。そんな言葉を連ね、国民に協力を呼びかけた。はたしてこれで…(『朝日』「天声人語」)。昭和14年(1939年)9月。当時の新聞に、「帝都から"紅灯緑酒(こうとうりょくしゅ)"を抹殺/けふ初の興亜奉公日」の見出しが躍った。…戦時の標語がひどく切実に響く令和の緊急事態宣言である。(『日経』「春秋」)。こんな日なのに残念なのは『中日』 「中日春秋」。ほんとうに、まん延を防ごうとしているのか。自分を、家族を、社会を守ろうと訴えながら、本気度が疑われる。そんな不信と批判がひろがっています▼コロナ感染の症状が出ているのに検査してくれない―。(『赤旗』 「今日の潮流」)。『毎日』の「余禄」は 「8日」よりは、「7日」。米ニューヨーク州。そのクオモ知事が卓越したコミュニケーション力で州民のみならず全米の信頼を集めている…真価は派手なスタンドプレーにあるのではないという▲毎日の記者会見で感染状況や対策を詳細なデータと最新の事実にもとづき解説する。市民への要請は具体的で、人命最優先は揺るがない。危機において情報と理解とを共有して信頼を築く、リスクコミュニケーションのお手本なのだ。「スタンドプレー」でも「スタンドプレー」だけなのは、安倍晋三さんや小池百合子さん…だけじゃなくて、まあいろいろありますネ…。冒頭『信毎』の「不要不急…」はツイッターの投稿らしいですが、これはまさしくリニア中央新幹線にもいえること、なければないで済むことだ。

4月7日(c) 『中日』「中日春秋」は、世の中の道は木切れや石ころが多くて、歩くと危ない。だから鹿の皮ですべて覆うのがよいのではないか。そう主張した弟子を釈迦(しゃか)が諭した ▼「すべて覆うのは不可能だろう。ならば人の足を皮で覆ったほうがいい」" というエピソードで始まっています。新型コロナ対策は政府が最新の専門的知見に基づかず、後手後手、無策無方針が続いて、結局、国民一人一人が布マスクをつけて気を付けてという結論。政府のやり方を追認するようなコラムにひっぱりだされたお釈迦様はどう思っておられるか?

4月7日(b) 安倍晋三首相が緊急事態宣言。で、思い出したのが桐生悠々の「信濃毎日新聞」1933(昭和8)年8月11日の論説、 "関東防空大演習を嗤う"。

4月7日(a) 伊那保健所の管内で新型コロナの感染者が見つかる(『信毎』 "新型コロナ 上伊那初の感染者 諏訪地方の感染者の妻も"、『中日』 "新型コロナ、感染ペース早まる 県内計14人に")。『中日』の表で分かる通り、松本の1人をのぞいて、他は感染経路が県外からと分かっているようです。長野県のHP "感染拡大防止のためのお願い" にも、県民の皆様には、この週末(3月28日、29日)に、新型コロナウイルス感染症が拡大している地域との往来を控えていただくようお願いをしたところですが、依然として都道府県によっては感染者の増加がみられることから、当面、そのような地域との不要不急の往来を控えていただくようお願いいたします。(県民の皆様へのお願い)とでています。また、県民の皆様へ ~新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐためのお願い~ で、新型コロナウイルス感染症ではないかとの不安をお持ちの方は、まずは「有症状者相談窓口(保健所)」にご相談ください。。一番の感染源が伊那谷でないとすれば、県外で感染は当初から容易に予想できたことだと思うのですが(だから1か月後の飯田での感染例も長野県の健康部は把握できていた)、2月29日に唐突に行われた高森町の2週間以上に及ぶ社会教育施設の閉鎖措置は何の意味があったのでしょうか。

4月6日(a) 国交省の佐々木紀政政務官が、新型コロナウイルスの感染拡大を「国のせいにしないでくださいね」と発言して波紋(『信毎』6日2面 "感染拡大「国のせいにしないでくださいね」 国交省政務官投稿 波紋")。国の感染対策は要請なので、国には本来責任はないので、わざわざそんなこと投稿する必要ないのにバカだね。そういえば、『信毎』5日20面 "感染防ぐ責任「一人一人に」 新型コロナ 病床不足など懸念 佐久総合病院 統括院長就任の渡辺さん"。他の人に感染させないことに「一人一人が気を付けてほしい」と述べた。ということは、すべての国民は自分が感染していると思わなくてはいけないということか? 国がどこで流行っているか調べることを何もしていない、その気もない現状で、新聞がこんな見出しを書くのはおかしい。『信毎』6日23面 "仮に「緊急事態宣言」なら… 買占め再燃の恐れ 識者「国民置き去り 不安あおる」" 。『中日』5日19面 "障害者は四葉のクローバー 助け合い乗り切ろう" は通り一遍の「助け合い乗り切ろう」という話じゃないです。『信毎』5日2面 "新型コロナ 諏訪地方6市町村対応協議 情報限られ 難しい判断" は新たに感染者が見つかった諏訪地方の自治体の対応。記事に詳細は出てないので一部はネットで調べると、図書館について見ると、諏訪市は閉館、茅野市は閉館、富士見町図書館は本の貸出、返却のみ、原村は休館、下諏訪町は利用休止(貸し出し含む)、岡谷市は休館、という感じ。こうして見ると、新型コロナ騒動が始まって以来の飯田市の図書館の対応は特色があると思います。市長はビビッているように見えますが、たぶん非常にしっかりした職員さんたちがいるのでしょう。参考として、東京都の例えば渋谷区の場合は、3月27日の案内ですが、それ以降更新もないようなのですが、利用できるサービスとして、資料の返却と予約資料の受取り、利用できないサービスは、資料の閲覧(書架エリアの立ち入りはできません) ※雑誌・新聞の閲覧もできません。、閲覧室の利用、CDの試聴(渋谷)、AVコーナー(本町)、レファレンス、資料複写。世田谷もだいたい同じ。貸し出しは電話などで予約しておいて受け取りに行くという方式。東京に比べると、3月27日に飯田保健所管内で県内6人目の感染があったと公表される1月前、高森町が2月29日以降約2週間閉館にした対応は異例だったと言わざるを得ないと思います。

4月5日(a) 『南信州』 "こどもニュース:リニア改良で丸い先端" は、3月25日に公開された改良型の超電導リニア試験車両のこども向け記事。

延期、4月4日(a) "「今あらためて公共事業を問い直す」~諫早干拓とリニア中央新幹線" (全国公害弁護団連絡会議 第49回 総会記念集会) ⇒ 詳細 ⇒ 新型コロナ関連で延期とのことです。時期は未定(更新:4月1日)。

4月4日(d) 『デモクラシータイムス』 "新型コロナ重大局面 東京はニューヨークになるか 20200403 WeN"。動画の1時間すぎあたりから、日本の超電導リニアの開発の意義について類推できるようなエピソードが出てきます。ところで下伊那の状況。下の写真は豊丘村図書館の4日の様子。
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左は入口の2枚の新型コロナ関係の貼り紙。右は風除室から館内に入った所の利用者名の記入場所。貼り紙の拡大画像は、①入口の左側②利用者名記入場所③教育委員会の貼り紙。松川町図書館もほぼ同様のことが行われています。町の告知放送を聞く限り高森町図書館もおそらく同様のことをしていると思います。 (1)3つの町村で共通しているのは、各町村の教育委員会の指示でやっている点。 (2)3日の時点で、飯田中央図書館はこのような制限はしていません。この4つの図書館は他の図書館とともに「南信州図書館ネットワーク」に属して連携しています。 (3)対応がまちまちなのは、教育委員会、市町村役場の対応がまちまちなためと思います。 (4)②の貼り紙には、「万が一に備え」と、図書館利用者で感染者が出た場合に同日の利用者に連絡するためだけに使うと書いてあります。通常、図書館で本を借りだすには図書館の登録カードの提示は必要ですが、図書館に入館するだけで氏名を書く必要はありません。感染者が訪れたとして図書館に責任はないし、感染の自覚がないなら感染者にも本来責任はないはず。だから、図書館名を公表すれば済むことなので、図書館の利用者情報について、このような利用の仕方を教育委員会の指示で行わせたとすれば違法に近いと思います。非常事だからと言えば済むことだろうかと思います。 (5)それに、図書館はライブハウスや「家庭」なんかと違って感染が広がる可能性が低い場所と言われています。 (6)③の教育委員会の指示には、担当部署であるはずの健康福祉課の名前が入っていません。滞在時間など細かい部分で町村で違いがあることからしても、専門的な知見により科学的、合理的な判断がなされたか疑問がある。 (7)全国の学校一斉休業要請と同じように、国の対策方針が定まっていない、対策をする能力がないと、見当違いのことをやっていると、地方ではきちんとした危機管理のできる職員がいない自治体は、住民を守ることではなく、役場の責任逃れが行動原理になっているように見えます。 (8)そんな中にあっても図書館員の皆さんは、非常によくやって下さっていると思います。※ たまたま豊丘村図書館の例を出していますが、豊丘村、高森町、松川町の図書館の状況は現時点では似たようなものです。

4月4日(c) 『静岡新聞』 "リニア問題、国交省新設会議の委員候補「業者から多額報酬」" JR東海が費用を負担して長野県が砂防フロンティアに依頼して設置した、半の沢やアカナギ下(鳶ヶ巣崩壊地下)の残土置場の安全性を検討する委員会の結論が信用できるとする長野県なら、JR東海から報酬を得ていたとしても委員としてOKのはずなのですが、本当は逆。

4月4日(b) 『静岡新聞』 "静岡県と国交省、リニア問題オンライン協議 コロナで移動自粛"。『産経』 "リニア問題で国と静岡県がテレビ会議 新型コロナ対策で" にマスクにサングラスのなんか怪しい人物が写った写真が。誰かと思ったら、国土交通省の江口秀二技術審議官でした。マスクなんかする必要ないのに。

4月4日(a) 『南信州』 "風越山「上郷」年度内発注へ 機構が見通し シールド工法採用区間"。運輸機構は、「入札又は契約の予定時期は20年度第4四半期」としていますが、『南信州』は「発注するとの見通し」としています。工期約80か月についても報じています。2027年開業はまったく無理なことが当地方の一般紙でも報道されたわけです。

4月3日(c) 『南信州』 "牧野市長「自覚ある行動を」 新型コロナで徹底呼び掛け"。 2日の会見で、牧野市長は感染者に関する真偽不明の情報が拡散している現状を指摘。「流言飛語に惑わされることのないよう冷静な対応をお願いしたい」と話した。『信毎』 "飯田市長 新型コロナ拡大 防止を呼び掛け 感染者確認受け止めて"。感染者に関する真偽不明の情報がインターネット上などで…。3月28日の会見では「真意不明」でした。

4月3日(b) ネットの『ダイヤモンド・オンライン』に、"ゼネコンが裁判でブチ切れた JR東海、値切りのやり口" などを含む "「リニア談合 暴露裁判」" という有料記事がありました。今日、『週刊ダイヤモンド』(税込み730円)の3月21日号に掲載されているのを見つけました。飯田市座光寺の平安堂座光寺店にはまだ何冊もありました。
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4月3日(a) 出砂原地区館で町道7290号線改良工事について説明会。町の建設課と神稲建設が説明。この町道は下市田河原にできるリニアガイドウェイの組立・保管ヤードと生コンプラントや国道153号線、明神橋との間の大型車両の通行を円滑化する効果があります。が一方で、集落内を通過する道路で、完成後の既存の枝道との出入りや、工事中の住民の不便が問題です。もともとはせいぜいリヤカー1台が通れる程度の道だったので、幹線道路並みに車を通すのは周辺に不都合が生じるのは当たり前です。住民から、横丁(昭和通り)への通過車両の流入を防ぐこと、通常は大型車がほとんど通行しない大通りに大型車を通さないようにという要望が、また、個別に詰めないと工事期間中に自宅からの出入りが困難になる恐れのある方が数軒あるようでした。軌道下の一般破棄物と容器プラの収集場所も一部工事範囲に入るので、現状多くの住民が車でゴミ出しに来るので混乱するかも知れません。豊丘村へ行くために明神橋へ行くのが、工事中はもちろん、完成後も、集落内全般的に不便になる可能性があると思います。実際の工事期間は5月上旬から2021年3月まで。この期間に灯ろう流し花火大会があります。工事が行われていることでかなり運営が難しくなります。花火大会までには、何回も会合を開く必要もあって、この点は新型コロナの問題があります。発言はなかったですが、参加者の間では、今年は灯ろう流し花火大会は中止したらという声もでていました。「伝統の行事」ですが、オリンピック同様に住民の負担になっている側面、ほとんどの住民にとってそれほど利益はないことなどから、もう止めたらという声はかなり前から出ています。

4月2日(b) 『建設通信新聞』 "新たに工事2、業務3件/リニア新幹線風越山T(上郷)など/鉄道・運輸機構の発注見通し"。 発注見通しの工事2件の1つは、工事2件の概要は、風越山トンネルが長野県飯田市で3330mのシールドトンネルと仮設発進立坑一式工期は、風越山が約80カ月、入札又は契約の予定時期は20年度第4四半期。80 ÷ 12 = 6.66…年 → 約6年8カ月。仮に、2021年1月から工事を始めても、風越トンネルの完成は、順調に行って2027年7月終ころ。2027年の開業はとても無理です。それからガイドウェイを設置して、試験運転をしてということになれば、結局いつになったらできるのか分からないと考えた方がよい。静岡県だけが足を引っ張っているんじゃないことは明らか。計画自体に無理があった。中間駅の地元の住民は、「どうもリニアはできんぞ」と思い始めていますが、これはあたっている。→ 運輸機構>発注見通し発注見通し(工事・役務(建設コンサル等))>工事発注見通し一覧表(Excel:17KB)

4月2日(a) 『南信州』 "開業見据え振興推進強化 南信州振興局 リニア活用・企画振興課が業務開始"。

4月1日(d) 『時事通信』 "全世帯に布マスク2枚配布 新型コロナ感染拡大地域から、小中にも―安倍首相"。安倍晋三さんが国内の1住所あたり2枚の布製のマスクを配布すると表明。『NHK』"布マスク全世帯配布の方針を説明"、によれば単価200円、住所が5000万なので費用は約200億円。布マスクは目が1000倍も粗いのでウイルスをブロックする能力はないそうです。しかも、安倍さんが見本としてつけているのを見ると、昔からあるマスクで鼻の脇に空気の出入りする隙間ができるやつ。一斉休校要請で、施策をするなら専門家の意見をきくように批判されたはずなのに。マスクは日本人の衛生にかんしてのメンタリティを示すものと専門家会議の尾身さんは言ってました。マスクの効力には疑問があるけれど、そいうメンタリティが作用して、死者が少ないのではないかと思うと。1日の専門家会議の会見からはそう読み取れました。

4月1日(c) 『信毎』 "佐藤氏、出馬正式表明 10月の飯田市長選"。 新人で前副市長の佐藤健(たけし)氏(52)=無所属、鼎名古熊=は1日、市内で記者会見し、「停滞感を打ち破るような変化を求める市民の声に応えたい」と述べ、立候補を正式表明。「リニアを見据えて」では「停滞感」を打ち破れないという意味なら大いに期待したいのですが…

4月1日(b) 『中日』 "名称は座光寺スマートIC 中央道21年新設"。

4月1日(a) 豊丘村図書館入口に「マスクを使用してください」の貼り紙。「飲食コーナー」の椅子が全撤去。飯田の図書館は相変わらず、ほぼ通常。/夕方、政府の専門家会議の記者会見がありました("「『感染拡大地域』では一斉休校も選択肢」専門家会議が見解(2020年4月1日)")。以前WHOにいたという尾身さんという先生が話していましたが、付けてるマスクがずれて直してを繰り返していました。海外に比べ死亡が少ないことの理由を問われ、日本人の衛生についてのメンタリティについて触れたなかで、1時間57、58分あたりでマスクをつけるのは初めてと言っています。動画15分あたりで、安倍首相が出した全国一斉休校要請に合理的な根拠のなかったことがわかる説明をしています。また、この点に関連して、インフルエンザの広がり方と違うと『日経』の記者の質問に答えて(西浦氏)います。53分で『NHK』の記者が休校要請に対する評価を聞いています。国民にコロナへの対策を呼び掛けるという意味ではかなりのインパクトはあったけれど、定量的にどうかというと、大規模イベント自粛のタイミングが重なったので、推し量ることはできないと答えています。