出来事・ニュース:2022年7月


7月31日(a) 『南信州』2面 "飯田市 自治会未加入どう対応 上郷地区で市長と懇談会"。飯田市の下請け機関になっている自治会にだれが進んで加入しようと思うか考えた方が良いと思います。戦争中の隣組や常会と同じでは誰も入りたくはないはず。

7月29日(h) 4月にあった全国学力調査で問題としてリニアモーターカーの「磁気ばね」に関する問いがありました(『朝日』22面 "全国学力調査 結果と分析 答えを導く過程 説明する力に課題")。磁気バネの縮み方が加える力に比例するかしないか調べる実験についての問題。力を加えると磁石と磁石の間の距離が変わることは間違いないので、リニアモーターカーはガイドウェイのなかで左右や上下にずれることが分かります。10㎝も浮上させることの、これが大きな理由。 ⇒ 問題・回答・解説は、国立教育政策研究所教育課程研究センター「全国学力・学習状況調査」令和4年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について の「中学校理科」の調査問題 (PDF/8.89MB)正答例 (PDF/281KB)解説資料 (PDF/10.3MB)

7月29日(g) 『信毎』23面 "「建設も間違った選択ではない」 高森町長 場外舟券売り場計画で"。 ⇒ "「山吹ほたるパーク周辺整備事業」説明会、7月27日"

7月29日(f) 『信毎』29面 "労災認定を求め 第4次署名提出 多摩川精機社員自殺"。

7月29日(e) 『信毎』2面 "第一中京圏トンネル 岐阜の工区 安全祈願式"

7月29日(d) 『中日』33面 "全農地に連日通水 明治用水 来月から、ポンプ増設"。

7月29日(c) 『中日』2面 "4統計で大量ミス 国交省、土地調査5万カ所訂正"、『信毎』7面 "国交省 4統計で大量ミス"、"公文書480件で管理不備"。

7月29日(b) 28日、国交省の有識者検討会がJR貨物の競争力強化について中間とりまとめを決定(『信毎』7面 "JR貨物の変動料金拡大 有識者検討会 積載率向上へ"、『日経』5面 "貨物鉄道に変動運賃 国交省検討 新幹線で高速物流も")。

7月29日(a) 28日、JR東日本が地方路線ごとの収支を公表(『朝日』1面 "R東 赤字区間35% 1日2000人未満路線 19年度収支 JR5社 5割弱の区間 赤字"、9面 "路線維持「JRだけでは困難」 「100円稼ぐのに2.2万円」も"、31面 "地方 揺れる生活の足 廃線「困る」負担分担模索も バス転換の動き相次ぐ"、『中日』31面 "JR東 地方35路線で赤字 乗客2000人未満 存廃議論 加速か"、『日経』1面 "地方35路線 赤字693億円 JR東19年度、初公表"、5面 "廃線回避3つの策 資産分離 「交通税」 バス融合 自治体関与 大きく左右 JR5社 赤字の地方路線"、41面 "JR東、ローカル線の収支公表 新潟11・長野8区間赤字 「データ基に自治体と議論」"、『信毎』1面 "県関係 3億から14億円赤字 JR東 地方路線収支初公表 飯山・大糸・小海・中央東線 8区間"、2面 "JR東4路線8区間赤字額公表 存続模索へ「詳細説明を」 算定区間に疑問の声も")。

7月28日(i) 『信毎』3面 "品川駅付近 トンネル遅れ 大深度地下 マシン不具合"(共同配信)。(1)JR東海の金子慎社長は5月の記者会見で「掘削効率が上がらない。マシンをしっかり点検しなくてはならない」と説明した、(2)国交省関係者によると、マシンが地質に合っていなかったと見られる国交省幹部は「大深度地下のシールド工法は技術が確立していない可能性がある」と話す。。 (1)については地質がマシンにあっていなかった。(2)については、地質と機械があわないのは事前の調査の不十分さに原因があり、必ずしもシールド工法の技術が確立していないわけではない。専門家によればトンネルの太さとか深さについて妥当な範囲に限度があるのかも知れません(参考)。ただし、事前の調査が十分出来ない場所では採用しないという考え方もあるはず。大都市部では短期間できめ細かに垂直ボーリングをするのが難しかったかも知れません。大深度法の適用や、リニア建設の認可の時点で事前調査が十分にできるかどうか、できているかどうか判断できなかったはずはないでしょう。2027年の開業を目指す工事計画を2014年に認可した判断の妥当性が問われるべきです。長野県内のリニアの風越山トンネルは3.3㎞の区間でシールド工法を採用しますが、都市部の場合よりきめ細かくルート上の垂直ボーリング調査を行っています。⇒ 関連ページ

7月28日(h) 『信毎』7面 "新幹線に貨物専用車 国交省有識者検討会の中間案 車両開発など課題も多く"。

7月28日(g) 『信毎』23面 "飯田市造成 龍江IC近く産業団地 本年度内に完成させ来年度から企業募集"。

7月28日(f) 『赤旗』6面 "世界の街角 アラカルト ドイツ 公共交通乗り放題の切符"。

7月28日(e) 『日経』37面 "JR大糸線、活性化急ぐ 長野県、小谷村住民と懇談会 利用増へ沿線連携不可欠 "。

7月28日(d) 『信毎』2面 "小海線 小海・小淵沢 14億8200万円 飯山線 戸狩野沢温泉・津南 8億6900万円 県内2路線 19年度赤字額"。

7月28日(c) 『中日』9面 "JR東海 3年ぶり黒字 4~6月期 コロナ禍から鉄道回復"、『日経』18面 "JR東海、黒字470億円 運輸収入、コロナ前の7割 4~6月最終"。

7月28日(b) 『中日』31面 "名古屋・栄で歩道陥没 けが人なし 長さ8.6メートル深さ3.6メートル"。

7月28日(a) 26日、阿智村リニア対策委員会が開かれクララ沢の残土置き場の候補地の詳細設計や村道拡幅工事についての説明、また6月の労災事故について報告がある(『中日』16面 "クララ沢の労災事故 JR東海が内容報告 阿智村で対策委"、『南信州』1面 "清内路クララ沢 工事説明会「秋以降に」 阿智村対策委 地元含めた連絡体制検討"、『信毎』23面 "クララ沢の詳細設計を説明 阿智村リニア対策委でJR"(web版))。

7月27日(i) 『静岡新聞』 "川勝知事 JR配布冊子批判「勇み足だ」 リニア大井川水問題"。

7月28日(h) 『静岡新聞』 "川勝知事 8月8日に田代ダム視察へ リニア大井川水問題"。

7月27日(g) 『信毎』5面 "社説:地方鉄道の今後 公的な役割の再確認から"。

7月27日(f) 『日経』17面 "JR6社、お盆予約前年比2.7倍"。前年比約2.7倍、コロナ前の2018年比では0.6倍。

7月27日(e) 『中日』2面 "鉄道運賃設定を柔軟化 国交省中間案 安全費用上乗せなど"、『日経』3面 "鉄道運賃 変動制に 国が制度設計、混雑時は高く 働き方に対応"、『信毎』7面 "鉄道運賃 安全対策上乗せ案 国交省 見直し中間取りまとめ 災害や列車内事件に対応 混雑解消へ時間帯別定期券も 事業者に裁量 利用者負担重く"。

7月27日(d) 『中日』1面 "明治用水復旧 最短2年 頭首工漏水 川底に幅5.8メートル空洞"、"耐える農家 長期化覚悟 明治用水 応急工事1カ月遅れ "。

7月27日(c) 『赤旗』13面 "利便・需要低いリニア 三重 四日市革新懇が学習会"。

7月27日(b) 25日、下伊那北部総合事業組合(大鹿、松川、豊丘、高森、喬木の5町村で構成)が「リニア開業を見据え」地域活性化の「北部まちづくり構想」をまとめるため、地元経済関係者と移住者を集め懇談会を開く(『信毎』23面 "下伊那北部総合事務組合 リニア開業見据えた 地域づくり懇談会 経済関係者や移住者らと"、『南信州』1面 "北部5町村 リニア構想 年内に成案化 地元経済界と懇談で肉付け")。

7月27日(a) 高森町が計画する公認サッカー場建設についての町民対象の説明会の第2回目が下市田区民会館で開かれる。

7月26日(d) 『信毎』27面 "工事の課題 阿智できょう協議 村対策委 JR東海も計画説明"。

7月26日(c) 『信毎』2面 "環境と安全対策 「確実に実施を」 岐阜県期成同盟会決議"。

7月26日(b) 『中日』18面 "残土運搬のルート来月から変更 高森町"。 / 『信毎』23面 "高森のダンプカー、天竜川左岸通行は8月24日から"。

7月26日(a) 利用者減少が進む地方鉄道のあり方について検討する国交省の有識者検討会が提言(『信毎』1面 "鉄路存廃3年以内に結論 国交省検討会、地方鉄道巡り提言 「1000人未満」目安 国主導の協議 導入"、3面 "鉄路議論 自治の試金石 負担含め踏み込む必要 「沿線都道府県 一層大きな役割」 有識者検討会提言 国主導の協議会 設置要請は 県「現時点で考えなし」 知事選 候補者2人の考えは"、『朝日』1面 "乗客1000人未満 見直しの条件 JR5社に61路線100区間 有識者会議 通勤・通学路線は配慮"、2面 "時事刻刻:ローカル線 支え限界 JR、コロナで乗客数減 国「廃線ありきでない」 存廃 自治体と意見対立 バス転換「苦渋の決断」 利用者伸び悩む地方も"、『中日』27面 "地方鉄道の存廃 協議へ 国主導 JRは乗客1000人未満対象"、『日経』1面 "ローカル線存廃に基準 有識者提言「1日1000人未満」など"、3面 "きょうのコトバ:ローカル鉄道 車普及で乗客減続く"、35面 "提言「到底理解できず」 糸魚川市長 赤字路線の存廃で")。

7月24日(d) 『南信州』2面 "リニアの概要や影響を 橋北で「人に聞けない講座」"。14日(木曜日)に行われた橋北公民館の「今さら人に聞けない講座」。講師は飯田市リニア推進部の職員、参加者10名。

7月24日(c) 『信毎』29面 "8.7知事選 記者はここに注目 信州横談:リニア中央新幹線 住民の悩み寄り添って"

7月24日(b) 『信毎』1面 "みつめる8.7知事選:公共事業 手が足りない 飯田下伊那 大型事業が増加 災害復旧影響も 業者どう支援"、2面 "みつめる8.7知事選:担い手確保 建設業界懸念 中高生ら対象に体験や出前講座"。

7月24日(a) 『日経』2面 "赤字ローカル線 強まる廃線圧力 JR東も初の収支公表へ 自治体、依存脱却が急務 欧州、運行・保守で分担 日本、官民の議論必要"。

7月23日(a) 『静岡新聞』22日 "田代ダム案「東電と相談する」 JR東海社長、批判続出で見解"。21日のJR東海社長の会見の記事。会見の内容は:(1)静岡が期成同盟会に加入したことに注目する(『信毎』)。(2)田代ダムの取水制限について現段階で東電と詳細なやり取りはしていないのでこれから東電と相談する(『信毎』、『静岡』)。(3)コンクリート混じりの洗浄水の垂れ流しは良くないので再発防止に務める(『信毎』)。(4)東海道新幹線の利用者、6、7月は2018年の71%(『日経』、『中日』)。(5)東海道新幹線の指定席料金の値上げはしない(『中日』)。 指定席料金の値上げを発表すればリニア建設への風当たりが強くなると思います。 東海道新幹線のコロナ前(2018年度)比輸送量は、今年2月の38%を底に回復していたが、6,7月(20日まで)は71%と愛踏みしている。金子社長は「落ちているところまでは行っていないが伸びなくなっている。予約も7割程度」と説明。これから夏休みシーズンに入るが、「この先どうなるか、心配しながら注視している」と述べた(『中日』)。

7月22日(f) 長野県知事選、選挙管理もリニア推進関連事業?!:
『南信州』3面 "「県知事選は8月7日」 県選管地方部 投票率向上へ広報啓発"。
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7月22日(e) 『南信州』2面 "「地域の悲願、早期実現を」 南部議員会 課題解決へ12項目決議"。

7月22日(d) 20日、阿智村清内路でリニア関連の村道拡幅について説明会と懇談会が開かれる(『信毎』23面 "村道拡幅 農業への懸念の声 阿智・清内路 説明会と住民懇談会"、『南信州』6面 "清内路 準備工盆明けに変更 リニア住民説明会 保安協つくり安全対策協議"、"住民理解「不十分」 村道改良工事 事故の周知求める"、『中日』14面 "阿智村道拡幅工事 十分な安全対策を 懇談会で住民訴え")。

7月22日(c) 『信毎』23面 "高森町 造成用残土運搬のダンプ 天竜川左岸通行「来月下旬から」"。

7月22日(b) 高森町のサッカー場計画について山吹地区で住民説明会が20日開催される(『南信州』2面 "事業費や過程など意見交わす 高森町 サッカー場建設へ地区説明会"、『信毎』23面 "高森町営サッカー場 一般財源2億2700万円 町、概算を公表"。

7月22日(a) 21日のJR東海社長会見(『信毎』2面 "「静岡県の対応注目」 JR東海社長会見 同盟会加盟決定巡り"、『中日』8面 "新幹線料金値上げ JR東海当面なし 社長が明言"、『日経』17面 "東海道新幹線、7月利用者71%に")。

7月21日(f) 『信毎』26面 "千曲川「狭窄部」工事進める国、市町村に協力呼びかけ 河道掘削土砂 足りぬ搬出先 土石流の懸念も 受け入れ先確保 難航"。こういう場合は残土の処分地や活用先がどうしても必要な場合だと思うのです。リニアのトンネル残土の置き場は地方にとって本当は不要なものです。もちろん、北信の土砂を南信の谷に置けという意味じゃないですが。処分できるスペースや活用先は限られるんですから、安全にとって必要なものを優先すべきです。安全のためですから、置く場所も限られます。

7月21日(e) 『信毎』25面 "サッカー場建設計画 予算審議「これから」 住民と懇談の高森町議"。見出しを「サッカー場建設計画 これから」と誤解する人もいるかとは思いますが、「予算審議「これから」」で、予算がつかなければ事業はできません。そのことが理解できていない町議が多数派なので困るのです。記者さんは穏当に書かれていますが、住民側からはかなり厳しい意見が出ていました。「本来的に議論をしないまま、外堀を埋めるように関連予算を次々に承認してきた。議会は本当にだいじょうぶなのか」との指摘があった。住民からはサッカー場建設について「もう決まったことなのか」と確認。議会はサッカー場に付随するクラブハウスの整備費は承認しているものの、岩口友雄副議長は「サッカー場(本体)の予算審議はこれからだ」と応じた。サッカー場(グランド)ができないのにクラブハウスは何にために使うの? 普通は逆でしょ。住民側の見方に比べ、議会側の見方が甘いことはあきらか。ああそうそう、「本来的に議論をしないまま」というのはリニア問題と共通です。⇒ 関連ページ

7月21日(d) 『朝日』1面と3面 "元首相銃撃 いま問われるもの ジャーナリスト 江川紹子さん カルト思想の脅威 今も"。「ネガティブな意味を含むので簡単に使うべき言葉ではありません … その上でカルトを定義するなら『自分たちの信念を絶対視し、それに基づいて人権侵害そのほか、反社会的な行為をする団体で、巧みに他者の心を支配し、しばしばほかの考え方を敵視する』です」「カルトと指摘をうける団体は閉鎖的で不透明なことが多く、実態がなかなか分かりません … カルト性の高い団体は宗教に限らず、過激派などの政治的団体やマルチ商法といった経済団体にも存在します … (3面) さて、JR東海のリニア建設部はカルト団体に当てはまるのかどうか? ―なぜカルトに引き寄せられるのでしょうか。「… 人生の選択に迷ったり、人間関係に悩んだりと心が弱っているときに引き寄せられやすいとは言えるでしょう。問題に対する答えを見つけたような気持ちにさせられるのです」(3面) リニアは悲願なんていう方たちが当てはまるのでは?

7月21日(c) 『信毎』7面 "リニア残土 排水対策強化 JR東海 静岡県専門部会で表明"。JR東海は、大井川上流域に計画している残土置場について、盛り土の規制を強化する県の新条例が7月に施行されたことを踏まえ、排水管を増設するなどと説明。委員からは「県民の不安に対応できるよう、完成後も継続して点検する必要がある」との指摘が上がった。 長野県内の残土盛土の設計は、豊丘村の本山や下沢などほとんどすべてが熱海の土石流災害以前に設計されたもののはず。引用の後半、「完成後も継続」という部分。長野県内ではJR東海に用地を買い取らせて管理させるという方向に傾いているようですが、静岡県の見方はそうではないと思います。つまり、JR東海が将来にわたって残土盛土の面倒みきれるのか。谷や川べりに盛り土処分などしないにこしたことはないのです。

7月21日(b) JR東海はまた静岡県に門前払いを食ったという感じかな?『静岡新聞』の記事から:⇒ 参考:"JR東海おそまつ"

7月21日(a) 『南信州』20日 "【松川町】リニア建設工事に伴う残土運搬車両通行ルート 8月下旬に変更し2ルートへ【高森町】"。河野地区の説明会で住民から批判する声があったのかなかったのか、書いていませんね。 /『南信州』21日1面 "高森町 運搬ルート8月下旬に変更へ リニア残土 豊丘経由 新たに設ける"。

7月20日(f) 午前、下市田区民会館で、町議会議会運営委員会とサッカー場問題を考える会の懇談。正副議長と5人の町議が出席。⇒ つづきを読む

7月20日(e) 『南信州』2面 "高森町 温暖化防止計画を発表 ゼロカーボン学習会"。町が行う事業で無駄なものがないか点検するという項目が抜けています。

7月20日(d) 県知事選関連記事:『朝日』23面 "3期12年 県政評価は 知事選あす告示 現新2氏準備 コロナやリニア争点"、『中日』14面 "県のかじ取り 論戦へ あす告示 (阿部氏)「県民起点」の公約発表 (金井氏)国向きの現県政を転換"、『赤旗』13面 "金井候補を県知事に 長野から9条会見阻止を 県民の会が総決起集会"、4面 "金井さんで温か県政 長野県知事選 あす告示"、『南信州』1面 "県知事選あす告示 8月7日投票日 前回同の現新一騎打ちへ"、『信毎』1面 "知事選あす告示 現新2氏出馬予定 "。

7月20日(c) 『南信州』6面 "県が環境保全の意見公募 リニア新幹線 21年度の環境調査結果で"。 締め切りは8月10日 ⇒ 長野県 > "リニア中央新幹線関連工事に係る令和3年度における環境調査の結果等について、環境保全の見地からの御意見をお寄せください"

7月20日(b) 『中日』14面 "全線開通 10年以上先 三遠南信道で飯田国道事務所"、『信毎』27面 "三遠南信道青崩トンネル、本坑88%掘削"。青崩トンネルは本坑の約88%を掘削したけれど、残り600mは破砕帯が多く、飯田市側からは1日に約2~3m、浜松市側からは1.5mしか進まない状況(『信毎』)で、貫通には約2年かかる見通しで、静岡県側の水窪佐久間道路(14.4㎞)の開通には10年以上かかるので、飯田公道事務所長は「『リニアと同じ2027年開通を』との期待も聞くが、実現は難しい」と(『中日』)いっています。

7月20日(a) 鉄道のローカル線の将来を検討する国交省の有識者検討会の提言案の内容がわかる(『信毎』1面 "鉄路見直し議論 「1000人未満」目安 国の有識者検討会提言"、3面 "「ローカル線の危機 放置してきた」 提言案 国と自治体を批判"、『中日』3面 "ローカル線提言案判明")。提言案は、国鉄民営化以降、膨大な債務の大半は国が肩代わりし、JRは引き継いだ不動産を活用し駅ビル事業などを強化。大都市の運賃収入も潤沢だった。こうした「内部補助構造」で地方線区の厳しい状況が見逃され、国や自治体も「自分ごと」として強い危機感を持てなかったとしている(『信毎』3面)。飯田線については、JR東海がデータを公表していないと書かれています(『信毎』1面)。関連で『赤旗』3面 "三セク鉄道 39社赤字 昨年度経営実績 人口減少やコロナ影響"、『中日』3面 "鉄道橋53カ所 豪雨被災恐れ JR緊急調査"。 ⇒ 国交省 > "鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会について" / 『朝日』21日6面 "鉄道の赤字路線 見直し条件 「輸送密度1000人未満」 国の検討会が提言案"。 / 『日経』21日5面 "ローカル鉄道存廃へ新基準 1000人未満で協議会 国交省の有識者会議提言へ"。

7月19日(b) 県知事選関連の記事は金井氏の主張のうちリニア建設中止を中心に報道しているように思います(『信毎』2面 "知事選スピーク:(阿部氏)力を結集し困難突破 (金井氏)リニアの建設中止を"、『中日』8面 "8.7県知事選:新人の金井さん松本で決起集会")。『信毎』の記事で、阿部氏の主張は県政の課題全般について述べその対応策も抽象的な感じがしますが、金井氏の主張はリニアに限っていますが、具体的な問題点をあげて、県の姿勢を県民側にして「リニア対策」をすべきだといっています。意外にコロンブスの卵かも知れないと思います。
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7月19日(a) 『南信州』"【飯田市】リニア中央新幹線中央アルプストンネル 松川工区の作業用トンネル掘削完了"(紙面20日1面 "リニア松川工区 作業用トンネル掘削完了 交点部に到達、本坑掘削へ")。ここの斜坑(作業用トンネル)は2021年9月6日掘削開始、全長380m。仮に7月18日に掘削が完了したとすれば1カ月あたり約36mのペース。本坑の長さは4900mなので、仮に工事期間2022年7月20日から2026年9月20日までとするなら、1か月あたり約96.5mのペースで掘らなくてはならないはず。本坑の掘削断面積は斜坑の約1.25倍、斜坑の掘削ペースの実績は約36m。同じような花崗岩が主体、全長1㎞の戸中斜坑が2021年6月28日掘削開始で2022年7月6日掘削完了なので。1か月あたり約80mのぺース。戸中斜坑と松川の斜坑の掘削ペースの平均の1か月あたり58mで掘削するなら約84.5か月≒7年で、工期は2029年7月以降になるはず。2026年9月までに掘削を完了できる可能性は低いと思います。 / 『中日』20日14面 "松川工区斜坑 掘削が完了 中アトンネル"、『信毎』20日2面 "松川工区斜坑で掘削が完了"。『信毎』によれば、この斜坑から出た残土は、喬木村の堰下のガイドウェイヤード(=残土置場)の造成、風越山トンネル黒田斜坑ヤードの造成、下久堅小林の農地嵩上げ(谷埋め盛り土の残土置場)に使われた。

7月17日(f) 『信毎』2面 "8.7知事選 立候補予定者インタビュー(下)"。リニアについては…
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(拡大)「リニア新幹線の必要性」で阿部氏は、伊那谷の交通の不便をあげていますが不便というのは人がこない理由にはならないです。「従来の鉄道とはスピード感が全然違う」はリニア試乗!500キロの重圧はすごかったという感想もある。政治家が「スピード感」というとき、たいていは、早くやっているように見せかけるだけで、実際はゆっくりやるか、やらないかです。リニアは「スピード感」が違うは、実は速いだけで役には立たないと思った方が良い。「東海道新幹線の代替機能にもなる」は、南海トラフ地震ではどちらも被害を受けるので代替にならないし、東海道新幹線はバイパスがなくても若返り工事はできているので代替の必要はない。金井氏はコロナで人々の行動が変わったので必要性は低下したので需要があるか疑問と。長野県のリニアへのかかわりについては;阿部氏は残土について、JR東海に働きかけ「公共管理でない発生土置き場はJRが管理する形になった」といってますが、谷埋め盛土の危険について解決を先送りしただけで、長野県は谷埋め残土処分の危険性を県民に知られないようにしてきました。工事が長引くと住民の負担が増えるのですが、長野県内だけについても遅れている工事。県内が完成しても、大井川の水と南アルプスの生態系の問題の静岡県や、品川駅南でシールドマシンが停止したままの東京都内など、全体の工事がいつ終わるのか分からない、つまり本当に完成できるのか分からないということ、さらにリニアの交通機関としての信頼性のカギとなる液体ヘリウムいらずの超電導磁石の実用化の見通しが分からないのが現実。阿部氏のように「着実に県内工事が進むよう求めていく」いくよりは、金井氏のように「このまま黙って見過ごしては住民の痛みは緩和できない。早期の建設中止を求めていく」という判断が正解。

7月17日(e) 『南信州』9面 "「持続可能な地域」探る 南信濃でまちづくり懇談会"。

7月17日(d) 『南信州』9面 "大鹿小 村の将来を考え提言 6年生が子ども議会開く"。検討するテーマの一つ「村に人を呼び込むには」ってあまり子供らしくないと思ったら、社会科学習で村の総合計画を教材に使っていたようです。五族協和、王道楽土、八紘一宇といったスローガンを押し付けるのと本質的に変わりないと思うのですが…。

7月17日(c) 『南信州』1面 "リニア見据え事業展開検討 下條村 観光協会が総会開く"。

7月17日(b) 16日の飯田市の駅前周辺整備についてのオンライン報告会の記事:『中日』12面 "駅前広場イメージ画公表 飯田市、周辺整備の検討案報告"、『南信州』1面 "飯田市 駅前広場の絵姿示す 高架下空間木質化に リニア駅周辺整備巡り"、『信毎』23面 "車での県内駅進入路 提案 飯田市が検討状況を報告"。報告会は、Youtube で見れます(飯田市のHPにURLあり) ⇒ リニア駅ができるまち飯田「オンライン報告会」第2弾 (Youtube)。第1回目は リニア駅ができるまち飯田 オンライン報告会1(音声修正版)。視聴回数は、第1回目が808回、第2回が531回。以外に少ないですね。 / 『南信州』19日1面 "リニア駅周辺整備 開業後のイメージ共有 オンラインで検討状況を報告"(web版)。

7月17日(a) Youtube に山梨実験線の体験乗車のビデオ、"超電導リニア 体験乗車 2022年5月25日"。最初の乗車前の説明、JR東海超電導リニア体験会へようこそお越しくださいました。これから皆さんには、超電導リニアの最新型車両である、L0系改良型にご搭乗いただき、時速500キロの高速走行を、実際に体験していただきます。コロナ蔓延防止対策のために、乗車人数を減らして対応しておりますので、この貴重な体験をして頂けるのは、ごく限られた方々、皆さまのみとなります。乗車時間は約30分です。存分にお楽しみください。準備が整い次第、皆様を体験乗車の乗り場までご案内させていただきますが、まずはご搭乗にあたっての注意事項と、リニアの来歴などに関する映像を上映いたします。上映にあたり、会場が暗くなります。ご了承ください。なお、これからご覧いただきます映像の、撮影・録音はご遠慮ください。 って、催眠商法とかテレビショッピングとかの説明によく似ていますね。まあ、超電導リニアそのものがカルト的なところがあるのでね。こういうイベントで使う映像まで撮影・録音はダメって、なにかマズイ内容、たとえば開業時は液体ヘリウムを使うニオブチタン合金の超電導磁石を使うとかそういう、多くの人、特に最近増えて来たリニアに批判的な人たちの目に触れると都合の悪い内容を含んでいるのかも知れません。まさか、建設資金を補うためにカンパ(お布施)を求めていたりして…。映像から、低速走行用車輪を出した時にかなり衝撃があるように見えます。また周期の短い微振動が常にあるように見えます。350㎞/hを超えるとヨーイングが大きくなるような感じがします。微振動は減るはずなのに500㎞/hでは低速時より目立つ感じですね。12分50秒付近でシートベルトの金具が細かく揺れるのが分かります。車内の騒音、見学センターの中から見た時の騒音もかなり大きい印象です。車内で説明をするJR東海の職員さんは乗降装置などのメンテナンスをする技術系の方。説明の一番最後に、日本の未来をですね、変えるという非常に重要なところを推進していきたいと思います。今後も社員一同、頑張っていきたいと思いますので、ご声援の方、よろしくお願いします といっています。

7月16日(h) 『信毎』33面 "ハード対策必要な県内通学路 対策完了は27.6%止まり"。

7月16日(g) 『信毎』34面 "生コン水廃棄 告発状を受理 リニア残土工事で駒ヶ根署"。

7月16日(f) 『日経』31面(信越経済) "眠る地方空港 浮揚せよ 自治体が旗振り"(web版)。定期路線が休廃止された空港を自治体の旗振りで再生させようという試みが広がっている。首都圏と結ぶ直行便を復活させたり、チャーター便を運航したりして活性化策を模索する。定期路線を維持している空港も、人の移動が減っており傍観できない。 というリード部分からは、首都圏と地方を結ぶ航空便はあまり必要とされなくなってきている、いやもともとかも知れませんが、ということが分かると思います。で一番理解に苦しむアイデアは山梨県。小型機専用の空港を整備する案を表明した。リニア中央新幹線に接続し都心に向かう手段を提供し、地域への経済波及効果を高める

7月16日(e) 『南信州』1面 "8月7日長野県知事選 県政の課題(下)高等教育機関の誘致を"。
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記事が紹介している昨年8月の長野県世論調査協会の数字は長野県全体の数字なのですが、同じ調査で南信でも「期待する」は33%(期待しないが60%以上)で県全体と大きな差はありませんでした。つまり、リニアへの期待という点で県全体と南信では意識が大きく違うというわけではないでしょう。今年2月の飯田信用金庫アンケートの数字が信頼できるものかどうかは、リニア開業は首都圏に仕事や実家がある人にとっては期待が大きい一方、地域住民にとっては現実味がなく温度差がある という外部から来た人の印象に近いのはどちらの数字かということだろうと思います。「リニア開業への期待や開業を見据えた地域づくりの必要性」のようなリニア推進側の「リニア任せ」の考えかたに疑問を持つ人もどんどん増えてきていることもあると思います。

7月16日(d) 『南信州』1面 "喬木村 阿島の分譲地購入受付へ 19日から リニア工事に伴う代替地整備"(web版)。申し込みは村内のリニア工事に伴う移転者を優先する。農地を切り盛りした箇所で地盤の改良などしておらず、地盤対策工は購入者が適宜行う。 飯田市丹戸北条の代替地の場合は最初は松川ダムの堆砂を使う予定だったのを、地震で液状化しにくい南アルプストンネルのズリを使う程度の配慮はしていたようですが、記事が書き足らない部分があるかも知れません。信金と調査協会ではアンケート(調査)の対象と数に違いもあるはず。「リニア開業への期待や開業を見据えた地域づくりの必要性」とか県北部と県南部の「格差是正という公正、中立な立場」といったものに期待しない県民が増えている可能性だって考えるべきだと思いますね。

7月16日(c) 『赤旗』13面 "9条・25条守る金井候補 長野知事選 県生連が集会"。「県民に寄り添う県政の実現を」と訴える金井候補は、知事選で「学校給食費の無償化」「リニア中央新幹線工事の中止」「コロナ対策の抜本強化」の三つの約束を掲げてたたかうと主張。…阿部守一氏の県政について、「リニア推進など国のやり方を率先して実行する県政」と批判。『南信州』2面 "知事選 金井氏が政策発表 リニア中止「すぐやる約束」"。金井氏は、真っ先に視察に訪れた飯田下伊那地域について、リニア中央新幹線の工事で「一変した」と主張。残土運搬で行き交うダンプカーや、駅周辺整備で立ち退きを強いられている住民たちの声を聞いて「環境、地域コミュニティーが壊れてしまう」とし、工事の中止を訴えた

7月16日(b) 『中日』20面 "SDGs 飯田市長、取り組み紹介 「中高生が環境活動」 愛知で5市サミット"。このイベントがどうのこうのということでないですが、各市のごみを減らす取り組みなど紹介されたということ。リニア建設では、上郷の北条ではもう相当数の住宅や事業所の建物が壊されました。これらは鉄骨やアルミサッシなどはリサイクルに回ったと思いますがそのほかは全部「ごみ」になったわけです。JR東海は初めのころの説明会では、解体しなくても「曳家」という方法もあるなどといっていましたが、少なくとも長野県内で、「曳家」を行った例はないです。環境を守るという点では、建物は長く使うほど良いはず。リニア計画は大量の残土(ごみ)を化石燃料を大量に使って運ばなくてはならないし、多数の建物を壊さなくてはならないので、持続可能という点からすれば、リニアを中止させることが「飯田市」にとって必要なことだと思います。

7月16日(a) リニアには関係ないですが、へーそうなのかと思ったので、『Be(朝日別刷り)』6~7面 "連載 「はじまりを歩く」:あいうえお 石川県・山代温泉 母音と発声法、高僧が図式化(web版)"。1093年に天台宗の明覚上人が『反音作法』という著書のなかに最古の「50音図」が記されていたという話(日本語を母音と子音に着目して図式化した)。大東文化大学教授・山口謡司さんの著書『日本語の奇跡』のなかで明覚の業績が紹介されているそうです。

7月15日(i) 『日経』35面 "大糸線の目標乗降客数の設定促す"(web版)" ≒ "新潟県知事、JR大糸線「目標乗降客数の設定促す」と表明"。関連記事:『信州 NEWS WEB』5月27日16時32分 "「JR大糸線の利用者数の目標設定を」牛越大町市長"。

7月15日(h) 『中日』28面 "近鉄運賃値上げへ 社長「共存共栄を」 国交省公聴会"。

7月15日(g) 『南信州』6面 "しんきん羅針盤:「リニア静岡工区大井川水問題の進展なるか」"。大井川の減水問題と、南アルプスの生態系への影響の問題は地質学とか水文学とか生態系についての科学など科学的な見方がいるのですが、この分析は、政治的な側面でしか見ていないようです。田代ダムの放流量について渇水期については、減水すると予想される2トンの水が放流できる確実性がないことを紹介していません。また、静岡県内では「なかなかの評判」の『静岡経済新聞』の指摘をたよりに、2015年の水利権交渉で田代ダムの放流量を更新しなかったことを川勝知事の弱みだといっています。しかし、国交省の有識者会議に生態系等の環境保全に関する専門委員を加えた会議が6月に開催され…生態系への影響を検討するというがこの議論にいったい何年かかるか と結局、「進展なるか」どうかさっぱり分からないということだと思います。阿部氏は公約に、災害に強い県土づくり、流域全体での治水対策 をあげていますが、リニアの残土処分地を巡って長野県が行ったことは公約に反すると思います。

7月15日(f) 8月7日投票の長野県知事選挙に向け出馬予定2者の公約が出そろう(『信毎』3面 "現県政評価へ 短期決戦"、『中日』12面 "金井さん知事選公約 「三つのお約束」掲げる 給食無償化など"、『南信州』1面 "8月7日長野県知事選 県政の課題(上) 根強い「北高南低」"、『南信州』2面 "知事選 阿部氏が政策発表 4期目に向け121の公約"、『赤旗』17面 "希望のもてる県政に 長野県知事選 金井候補の勝利めざす 21日告示、8月7日投票")。リニアについては、金井氏は、「沿線への影響は深刻。建設を中止すべきだ」(『信毎』)、リニア中央新幹線の工事は「環境を破壊するだけでなく、地域が賛否で割れコミュニティが壊されている」と指摘し、中止を求めると述べた(三つのお約束の一つ『中日』)。阿部氏は、リニア中央新幹線の開業に向けては「今後も住民の声を聞きながら取り組む」の姿勢。(『南信州』)。 / 『日経』35面 "長野知事選出馬の金井氏が公約"、当選した場合すぐ実行する公約として、県南部で進んでいるリニア中央新幹線の工事中止を挙げた。 / 『朝日』16日23面 "実績強調 知事選へ2氏公約 転換訴え"、金井氏は、リニア新幹線の建設予定地を歩く中で工事車両による事故や水資源に対する心配、懸念の声、また賛否を巡る家庭内やコミュニティーの崩壊を目の当たりにしたという。「コロナで世の中は一変したのに、リニアは作ると決めたら進めるだけで変わらない。異常だ」とした上で「工事の即時中止」を訴える。

7月15日(e) 『南信州』1面 "日本なし未来につなぐには"。イーロン・マスク氏が日本は消滅するといった(5月7日)そうですが、これは梨のはなし。

7月15日(d) 『信毎』23面 "喬木の県道復旧 10月に延期 20年7月豪雨で被災 地盤の掘協必要に"。

7月15日(c) 『信毎』23面 "喬木の村道修繕 9~10月夜間に"、『南信州』2面 "喬木村 竜東一貫道工事夜間に 9月上旬から片側規制"。

7月15日(b) 14日、リニア建設促進期成同盟会が静岡県の加入を認める(『中日』31面 "リニア期成同盟会 静岡県の加盟発表"、『信毎』3面 "静岡の加盟正式に決定 期成同盟会")。

7月15日(a) 『朝日』20面 "しまくとぅば 次世代へ 表記を仮名文字に統一 国頭語・沖縄語・宮古語・八重山語・与那国語 県が正書法を策定(沖縄月刊タイムス)"。

7月14日(f) 『日経』15面 "JR貨物 KDDI傷害の機器交換 複数キャリアに対応へ"。

7月14日(e) 『日経』14面 "JR東、線路デジタル保守 車両に装置、6500キロ分データ収集 事故の予兆を察知へ"。

7月14日(d) 『信毎』27日 "舟券売り場計画 高森町会に説明 浜松の業者 非公開で"。

7月14日(c) 『日経』15面 "山陽新幹線 指定席値上げ JR西日本 来年4月から最大420円"、『信毎』8面 "JR西、「のぞみ」と「みずほ」指定特急料金値上げへ"、『赤旗』4面 "山陽新幹線値上げ 来春、のぞみ・みずほ指定特急券"。

7月14日(b) 『信毎』26面 "新文化会館検討委が発足 飯田"。リニアができれば、東京まで45分で行けるので、飯田市周辺に文化施設やアリーナや会議場を作る必要はないですね。

7月14日(a) 『中日』12面 "車から駅 行き方を紹介 飯田で16日 報告会、動画生配信も"。7日に紹介した駅前周辺整備についての報告会。⇒ 飯田市 > 【7/16開催】 リニア駅ができるまち飯田「オンライン報告会」第2弾

7月13日(c) 『信毎』2面 "リニア対策室長の民間人起用「否決」 阿智村長 再議求めず 村職員から登用 検討"。

7月13日(b) 『南信州』7面 "松川町 15日から残土運搬台数増 1ルートあたり60台に"。

7月13日(a) 『南信州』1面 "開業時の見通し早期に リニア巡り飯田市長が要請"。11日のリニア中央新幹線建設促進協議会で、飯田市長が長野県知事に対して、「2027年開業が難しいというところで情報が止まっている」と指摘し、開業時期の見通しを「早い時期に示すよう阿部会長からも働き掛けを」と要請した。。飯田市長は、5月30日の「拡大版南信州地域戦略会議」の席上、意見交換で、佐藤健飯田市長は「目指す方向は日本、世界から一目置かれる存在。あと10年でリニア沿線地域となる。多様な分野で日本をけん引する存在になるよう次期計画に盛り込むべき」と強調した。 とき、「10年」に根拠はなかったことになりますね。

7月12日(c) リニア中央新幹線建設促進協議会(会長・長野県知事)の総会が飯田市のエスバードで開かれる。JR東海からは宇野護副社長、古谷長野県担当部長が出席(『中日』19面 "労災の積極的公表要望 促進県協議会でJRに"、『信毎』2面 "「積極的な労災公表を」 JR東海に 促進県協議会が要求"、『南信州』 "【リニア中央新幹線】リニア建設促進県協議会が飯田市内で総会開く 駅部工事は「秋ごろに」"(紙面13日1面 "JR東海 県駅工事着手「秋ごろに」 建設促進県協が決議採択"))。JR東海からの報告は:(1)残土置き場は15カ所(駒ヶ根・上赤須を加えた)が確定、約30カ所で調整中、(2)要対策土について、自社用地での活用を考えているが、公共事業などの活用も含めて協力を求める、(3)戸中斜坑(2021年6月28日掘削開始、全長約1㎞)の掘削が7月6日完了、(4)松川工区の斜坑(2021年9月6日掘削開始、全長380m)について11日時点で9割を掘削、(5)駅部の着工は7月が秋ごろにずれ込む、説明会は夏を予定、(6)除山斜坑先で3月から先進坑の掘削を開始、(7)釜沢斜坑先で6月から本坑の掘削を開始(『南信州』は3つの斜坑先で静岡にむけて本坑を掘削していると書いているが)、(8)小渋川斜坑と釜沢斜坑の間の先進坑は昨年12月に貫通、(9)青木川工区で本坑の掘削に着手、(10)坂島斜坑は2割を掘削。 /(2)の自社用地といえば、大鹿村上蔵と豊丘村大柏の電力変換所と飯田市座光寺河原地区の保守基地。高森町長は要対策土を受け入れる方針。土が少なくて工事が遅れている下市田工業団地の造成(高森町の公共事業の名目でリニアのガイドウェイ組立ヤードを造成中、JR東海が使用後のあと企業誘致の予定)も可能性ありか。

7月12日(b) 『赤旗』11日10面 "事故前運用に仮定の連続 生業訴訟 最高裁判決の問題点 馬奈木厳太郎さんに聞く(上)"、12日14面 "反対意見、「想定外」を批判 生業訴訟 最高裁判決の問題点 馬奈木厳太郎さんに聞く(下)"。関連動画:『デモクラシータイムス』12日 "【白井聡 ニッポンの正体】原発事故はまた起きる!最高裁、驚愕の無責任判決 ゲスト:馬奈木厳太郎さん"。

7月12日(a) 参院選関連記事。『信毎』39面 "国政 信州から見つめ続ける 初めて投票した高校生 「憲法 個人の命守るために」 子ども食堂 「実質賃金 減らさぬように」 残土行き交う大鹿住民 「リニア 地域の痛みに目を」"。
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7月11日(b) 参院選長野県区で杉尾秀哉氏が当選しましたが、彼は選挙期間にまあ小さな声だったと思いますがリニア推進の立場を示していました。『南信州』9日3面の "参院選県区 選挙戦の訴え" という記事で維新新人と自民新人と杉尾氏の訴えをのせました。杉尾氏以外の2人は、困った時のリニア任せか、「リニア効果に期待感」とか「リニア見据えた動き早期に」とかいってると書かれていますね。去年8月の世論調査ではリニアへの期待は3割、期待しないが7割でした。立憲民主党が広く県民の支持を得たいと思うなら、リニア計画は進めるべきでないという明確な立場を示すべきだったと思います。

7月11日(a) 参院選について静岡県民のリニア問題についての意識調査。『中日』7日 "リニア意識調査 有権者の意見拮抗"。リニア中央新幹線問題の解決策について尋ねた た結果が、「静岡県が歩み寄るべきだ」(23・0%)、「ルートを変更するべきだ」(21・3%)、「JR東海が歩み寄るべきだ」(19・2%)、「国が解決案を示すべきだ」(17・6%)。「分からない」との回答も18・9%。ルート変更とJR東海の歩み寄りが合わせて40.5、静岡の歩み寄りが23.0、国が解決案を示すと分からないが合わせて36.5と区分けすることができるとすれば、ルート変更とJR東海の歩み寄りが合わせて40.5、静岡の歩み寄りが23.0という部分についていえば、合わせて63.5に対して64%と36%になり、静岡県民のリニア計画に対する批判は厳しいといえると思います。意見の数がほぼ同じという記事の解釈は選択肢それぞれについてはその通りで、価値判断を示していないといえます。

7月10日(a) 『日経』1面 "「節ガス」制度を検討 経産省、調達難に備え 企業へ使用制限令も"、『信毎』3面 "「節ガス」要請精度検討 政府、使用制限令も視野 ロシア産のLNG懸念 "、『日経』7面 "希少資源不足 影響広がる ロシア産リチウムやチタン 車載電池、大手が値上げ 日産などに要請(web版)"。産業用ガスでも供給不足が広がる。幅広い業種で使われるヘリウムは深刻という。ある国内産業ガス会社は「4~6月の輸入量が前年同期に比べて20%程度落ち、それに連動して在庫も逼迫している。20~30%の出荷制限をせざるを得ない状況」と明かす。(『日経』7面)。ヘリウムは天然ガスの副産物。今のリニア新幹線は希少資源であるヘリウムが不可欠。2023年3月までにヘリウムのいらない高温超電導物質を使った超電導磁石が採用できるかどうかの判断をすることになっているはずですが、新型の超電導磁石を全面的に採用した走行試験が行われているというニュースは聞きません。関連:『化学工業日報』2022年4月14日 "ヘリウム不足が深刻化、大陽日酸は供給半減要請"。チタン不足についても、現在の超電導磁石はニオブチタン合金を使っているので、どうなのでしょうか?

7月9日(b) 『信毎』27面 "高森活性化 山雅と共に ホームタウン承認 連携へ町で調印式"、『中日』15面 "飯伊地域初のホームタウン協定 高諸町が出資確認書調印"。小学校のプールが水漏れで使えなくなっているのに、公認のサッカー場の建設を計画したり、サッカーチームに出資したり、高森町は、必要なことよりチャラチャラしたことばかりに税金を使おうとしているようです。

7月9日(a) 飯田市橋北公民館の「今さら人に聞けない講座」が「リニアのこと、どれくらい知ってる?」(『南信州』9日3面)。世論調査ではリニアに期待しない人が約7割、期待する人が3割。『信毎』の連載「土の声を」でJR東海の説明不足や長野県や市町村の対応の悪さが知られ始めて来たので、そういう話を期待しても、市役所の職員が講師では…。

7月8日(e) 『赤旗』13面 "リニア残土危険 説明不足 長野県議会 毛利氏に知事認める"。黄色の傍線で「ただした」回答として青の傍線でわざわざ知事のことば「法律等で規制されている箇所ではない」を引用しています。赤線部分は青線部分を活かすなら、「と、『ひらきなおった』」とすべきでしょう。または、知事の言葉を引用ではなく「盛土が規制されている箇所ではなかったので」とすればスムーズに読めます。毛利議員の質疑は ⇒ "「長野県議会 本会議中継(令和4年6月22日 一般質問⑭ 毛利栄子議員)」" (盛り土関係部分)。なお、県はJR東海によれば残土の最終処分先が確定した分は約3割、協議中含めると9割と答弁しています。しかし、危険地域の指定を積極的に説明してい来なかった本当の理由は…

7月8日(d) 『日経』 "白書にみる地域再生 交通政策編(上) 鉄道廃止、過去4番目の距離 21年度 JR北、日高本線116キロ"(7日31面)、"白書にみる地域再生 交通政策編(中)自家用車費、関東以外で増 21年 公共交通費は大幅減"(8日29面)、"白書にみる地域再生 交通政策編(下)バス輸送人員40億人割れ 20年度 コロナ禍、減少率も最大"(9日31面)。

7月8日(c) 『日経』12面 "銀座線・丸の内線など減便 東京メトロ、来月から 平日9時台2割減も"。

7月8日(b) 『信毎』10面 "トップのことば:JR東海 金子慎社長 沿線の魅力アピール"。いろいろな地域をリニア建設で壊しておいて、地域の魅力もなにもないだろうと思います。

7月8日(a) 7日の中川村のリニア対策協議会の席上、JR東海が半の沢でミキサー車を洗った水を地面に流していたことを認める(『信毎』28面 "JR「洗浄水流した」 中川の工事 ミキサー車 従来は否定", 『中日』12面 "ミキサー車でも洗浄水未処理放出 鹿島JVなど説明")。 / 『中日』9日13面 "JRと県が中川村で残土関連工事を説明"。

7月7日(f) 6日の『静岡新聞』 "「川勝氏不在」影響? 水問題、違い見えにくく【参院選しずおか】"。

7月7日(e) 『南信州』1面 "CO2削減 できることは? 飯田市 鼎婦団連が学習会"。飯田市の職員が講師で、「公共交通機関を利用する」「冷蔵庫の中身を整理する」など身近な対策例を紹介。…「…実践できそうなことに取り組んでみて」と呼び掛け、鼎婦団連の代表者は、「参加者たちが環境について何ができるか考えるきっかけとなれば」と話していた、 そうです。リニア新幹線建設では、移転に伴う家屋解体や、多量の要対策土を含む莫大な量のトンネル残土の発生、工事関連で排出する二酸化炭素など非常に多くのゴミが出ます。家庭で爪で集めるような努力をすることはしない方が良いとまではいいませんが、公の名のもとに箕でこぼすようなことに目を向けて、例えば参議院選挙で投票する時に考えるとかすることの方が大切だと思います。

7月7日(d) 『南信州』1面 "飯田市第2弾 駅前広場の絵姿など リニア駅周辺整備 16日オンライン報告会 "。『信毎』11日15面 "リニア駅周辺整備 飯田市 16日報告会 オンラインなどで"。

7月7日(c) 『中日』16面 "高速バス新宿線 増便 飯田・伊那発 コロナで減少 需要回復"。6月の16日と30日に新宿線を利用した時、乗客は非常に少なかったですね。/『信毎』9日27面 "伊那谷・三大都市圏 高速バス増便 信南交通など8社 14日から"。

7月7日(b) 『中日』2面 "リニア推進か 中止・見直しか 各党 主張に違い鮮明"(web版)。記事は、自民、公明、立憲民主、共産、れいわ、社民 のリニアについての主張をのせています(web版の画像)。6党の参院特設サイト内で「リニア」に触れている部分が比較的容易に見つかったのは、共産党社民党立憲民主党公明党 の4党で、「自民」と「れいわ」のサイトでは、ページのデザインが無意味に斬新なのが原因だと思いますが、見つけることができませんでした。

7月7日(a) 6日、阿智村議会がリニア対策室長の人件費を含む一般会計法制予算案を賛成少数(3:8)で否決(『信毎』2面 "リニア対策室長の民間人起用 阿智村会が予算案否決 「地元との信頼関係崩れている」 対JR姿勢で村に不信感"、『中日』16面 "室長人事 予算案否決 阿智村議会、民間登用に反発 "、『南信州』"【阿智村】阿智村議会がリニア人事案巡り関連予算案を否決(紙面8日1面)")。『南信州』によれば、本会議の討論では議員全員が発言した。賛成した議員は「早期に室長を決め、同室を充実させることこそ住民に寄り添う姿勢だ」と主張。一方、反対した議員は「住民の要望を聞くのが第一」「住民の不安や不信感が漂っていた。村と当事者との信頼回復が大事」などとした。「過去8年間のリニア対応で、村の立ち位置がはっきりしていなかったことが結果として出た」と指摘した議員は、「JR東海が事業を進める中で、村がどう立ち向かい住民の声をくみ上げていくか明確にしなければ」と強調した。

7月6日(g) 5日の阿智村による清内路地区向けのリニア説明会の記事。『南信州』 "【阿智村】民間登用に「異論」相次ぐ 阿智村が清内路地区で住民向けリニア説明会"(紙面7日1面)。熊谷村長は「昨年、県に管理職クラスの派遣を要望したが、コロナ対応などで多忙のため断られた。村職員は人事のタイミングが合わなかった」と経緯を説明 。以下の部分、事実関係が不明確。人事案を巡り清内路自治会の役員会で話し合いをした際、村が無断かつ実名入りで村議会の全員協議会に情報提供したとして、自治会長が抗議文を提出。

7月6日(f) 5日夜、高森町で計画されているサッカー場と舟券売り場の問題について、下市田区民会館で地元選出の町議4名と「考える会」の懇談会。どちらの計画も議会や町民の意見を聞かず町長が暴走している印象があります。町議のなかに、町側の説明を代弁しているだけの方もいて、これでは困るなと思いました。 / 『信毎』7日27面 "高森 サッカー場や舟券売り場計画 議会の議論 有志ただす 下市田の住民 昨年の全協など"。

7月6日(e) 『日経』10面 "中国新幹線 負債120兆円 止まらぬ延伸 赤字路線広がる 国の「隠れ債務」リスク"(web版)。

7月6日(d) 『信毎』29面 "土の声を 「国策民営」リニアの現場から これからも 問い続ける 読者の声から"。投書のタイトルは、「説明の不十分さに驚いた」、「自治とは住民を守ること」、「理性ある国政 心から望む」、「止める勇気も持たないと」、「電力消費の時代は終わり」。

7月6日(c) リニアや新幹線は「負ける鉄道」じゃないですね。『朝日』の1面と3面に "深論 参院選の先に" は、『負ける建築』(2004年*)の著書のある建築家の隈研吾さんへのインタビュー。(1面、記者の解説部分)隈さんによると、「負ける建築」で、上の世代の建築家たちの、より高いビル、より目立つ建物を造って「勝とう」という意識を批判しようと思ったという。少なくとも「勝つ」こと、「偉そう」であること否定するスタンスが「負ける建築」という言葉で伝わると考えた(3面、隈氏の発言)「負ける建築」と政治は根っこでつながっています。世の中の経済システムも「偉そう」に回っていると言えるかもしれない。「負ける建築」という言葉で、そういうシステム全部を批判してみたかった。…以前の世代の建築家は全員、「大きいもの」を目指していた。超高層ビルは、20世紀に米国で作られた大きさを志向するシステムの象徴です。僕はそこに疑問を感じた。…国立競技場のいすはね、他のオリンピック競技場のいすの色がみんな一色だったんです。でも、少し建物が汚れてきたりすると、寂しい感じがする。だから様々な色を交ぜたんです。。⇒ web版は、"(深論 参院選の先に)「負ける建築」政治に置き換えると 建築家・隈研吾さん"、"第8回 隈研吾さんの「負ける建築」から考える政治 「小さな振動を拾え」"。 *出版年2004年は単行本、2019年に岩波現代文庫版としてでている

7月6日(b) リニア建設促進期成同盟会の会長の愛知県知事が静岡県の加盟を決めたと述べる(『中日』25面 "リニア同盟に静岡 沿線全都府県賛同"、『信毎』2面 "静岡の同盟会参加を決定 長野など沿線9都府県「異議なし」")。言論の自由と話し合いは大切です。

7月6日(a) 『静岡新聞』の記事から(6月30日~)

7月5日(a) 『信毎』27面 "高架橋 喬木で着工 JR東海 県内で初 住宅地近く"。 / 『中日』6日12面 "県内初の地上区間 高架橋工事始まる 喬木側、作業用ヤード"、『南信州』6日2面 "JR東海 リニア高架橋工事に着手 喬木村の天竜川工区で"。

7月3日(b) 『南信州』1面 "知事「一緒に取り組みを」 リニア期成同盟会 静岡県の加盟承認へ "。阿部守一知事は1日の会見で「愛知県への回答で静岡県の考え方を確認できた。多くの方々が一緒に取り組みをすることに異論はない。一緒に建設促進に取り組みたい」と承認する意向を示した。 いまだにリニアに期待している有権者に対して静岡の問題の解決の糸口が見えたよという説明をすることはできても、川勝知事との議論は一筋縄にいかないと思います。

7月3日(a) 1日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が清内路振興振興室でリニア工事関連の道路拡幅工事について説明会。対象は村道1-20号線の地権者と利用者、清内路自治会リニア水力発電所対応代表者会メンバーで20名参加。非公開。参加者から 「このまま工事を始めるのは納得いかない」 という声もあったそうです(『中日』14面 "阿智村道拡幅工事9月に開始の方針 清内路地区"、『南信州』1面 "リニア中央新幹線 今秋に道路拡幅着手へ 萩の平工区 清内路で住民説明会")。 / 『信毎』5日27面 "阿智・清内路 村道拡幅工事 代表住民に説明 鉄道・運輸機構が非公開で"。

7月2日(d) 『読売オンライン』"知事はどこを目指して発言したのか…リニア巡り、真意測りかねる島田市長"。これまでルート変更や工事中止に言及していた静岡県の川勝知事が、現行ルートでの整備を前提とする方針を示したことについて、島田市の染谷絹代市長は1日の記者会見で、「知事の真意がよく分からない」と述べた。…知事がどこを目指して発言したのか分からない」と話した。一方、「受け止め方は人それぞれだが、知事の方針は大きく転換してはいないと思う」とも述べた。。ベクトルの問題。

7月2日(c) 『日経』29日20時3分 "リニア同盟会、静岡県の加盟容認 早期の静岡着工困難も"。静岡県の加盟を巡っては、5月下旬に自民党政務調査会が開いたリニア特別委員会に川勝知事がオンラインで出席した際、委員長から提案されたという。これを受け川勝知事は6月2日、「リニアについての基本姿勢は整備の促進」とする加盟申請書を同盟会に提出。…県幹部は「同盟会に加盟しても理由なく静岡工区の早期着工を容認する可能性はない」と指摘する。…関係者間では「参院選を意識し政府与党が国家プロジェクトを推進する姿勢を前面に打ち出している」「リニア推進に心血を注いだJR東海の葛西敬之元社長の死去が一連の動きの背景にあるのでは」など様々な臆測も飛び交う。。選挙があるからという考えもあるのか…

7月2日(b) 『信毎』2面 "静岡の同盟加入に理解 阿部知事「一緒に取り組み 望ましい」"。そもそも静岡県は沿線なのに、最近になって加盟を静岡県が要望するまで、逆に同盟のほうから加盟を呼び掛けてこなかったというのもおかしな話。あそこはリニアの利益がないから関係ないということで、無視してきたわけです。

7月2日(a) 『信毎』3面 "盛り土規制対象 渓流の上流域も 熱海土石流 教訓に 実施要領骨子案"。現在残土搬入中のリニア残土の盛り土は規制の対象にならないわけでしょうが、反対の声もあって、危険とわかっているものは、中止すべきだと思います。

7月1日(e) 『信毎』27日 "飯田市「JR東海に説明会求める」 風越山トンネル掘削で住民団体に回答"(web版)。住民団体は、掘削する場合には地上の居住者や土地所有者らに承諾を得るべきだ―とし、JR東海に勧告するよう市に求めていた。市は「JR東海に説明会の開催を強く求める」とした。 6月1日 に提出した要望書の内容は こちら

7月1日(d) 『信毎』2面 "信大の新学部再検討方針 飯田・長野両市の中村学長が説明"、"学内に異論 迫られた再考 内容見えぬまま 立地議論が先行"。新学部が養成する人材像や設置目的について学内の議論が十分に深まらない一方、飯田市と長野市が誘致運動を活発化させるなど立地議論が先行。学内でこうした現状を疑問視する声も上がり、再検討を余儀なくされた形となった。。飯田下伊那の動きには、リニア計画への姿勢に似たところがあると思います。JR東海のリニア計画は、信大の新学部とちがって、建設目的がはっきりしないまま進めてしまって頓挫の道筋が日々明らかになりつつあると思います。もちろん技術的な信頼性が実証されていない超電導技術を、列車の「支持」、「推進」、「案内」という重要な役割を果たす、鉄道でいえば鉄の車輪にあたる部分に採用するという間違いをそのままに進めていることもそうですね。

7月1日(c) 『南信州』15面 "拡幅改良、延伸を促進 天竜公園阿智線 3村の期成同盟会が総会"。阿智村は主要地方道「天竜公園阿智線」を153号線の七久里交差点に接続するため春日地区の窪地をリニア残土で埋める計画を検討中。

7月1日(b) 6月30日、リニア訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が午後2時から東京高等裁判所で行われました。ストップ・リニア!訴訟については2020年12月に東京地裁は、782人の原告のうち532人について原告適格を認めないという中間判決をだし、原告側が2021年1月に上訴。法廷では、川村原告団長、関島弁護士、半田弁護士、和泉弁護士が意見陳述をしました。第2回の口頭弁論は今秋に行う方向で調整することになりました。裁判のあと、衆議院第二議員会館で行われた、報告集会では、東京経済大学名誉教授の磯野弥生さんによる「行政訴訟における原告適格」というテーマの講演を聞きました。行政訴訟について日本は、世界の中でも住民の参加という点で遅れているが、そんな中でも判決はわずかながら変化してきているが、法律を変えるということも考えるべきと指摘されました。/『信毎』27面 "リニア訴訟控訴審、中間判決取り消し要求"、『赤旗』15面 "リニア工事「景観破壊」 東京高裁 山梨の原告が陳述"。

7月1日(a) 『産経』 "リニア実験線、山梨の高架橋でケーブルが落下"。
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山梨県笛吹市御坂町の国道137号線とリニア実験線が交差する位置(2014年10月撮影)。『産経』掲載の写真は、現場の西約3.3㎞のこの付近(笛吹市御坂町)から西むきに笛吹市八代町の方向を撮影したものだと思います。川でいうと、137号線は金川沿いで八代町は浅川沿い。記事に対してどんな写真を掲載するか、しないかという判断は大事ですね。