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出来事・ニュース:2020年11月

予定、飯田市議会12月定例会日程 11月25日午前10時開会、12月7日代表質問、8日代表・一般質問、9日一般質問、16日リニア推進特別委員会、16日閉会。 ⇒ 飯田市議会 > "第4回定例会 日程【会期24日間】令和2年11月25日~令和2年12月18日"

12月の予定:12月19日 伊那市駅前、生涯学習センターいなっせでリニア問題の学習会。13時30分~15時45分、講師は、ストップ・リニア!訴訟の原告団長・川村晃生さん。

12月の予定:12月1日 ストップ・リニア!訴訟の中間判決が東京地裁で午前11時(開廷)。 ⇒ 中間判決案内


11月30日(a) 『朝日・長野県版』15面 "信号のない横断歩道 車は一時停止 全国トップ"。たぶん長野県民の72.4%以上は、「おなじように」、谷にリニアのトンネル残土を埋めて処分するのは止めた方が良いと考えているはず。

11月29日(c) 『南信州』の1面コラム "日言"。静岡県内のリニアに批判的な皆さんには評判が良くない『静岡経済新聞』の小林一哉さんが月刊誌『Hanada』(2021年1月号)に記事を書いているそうです。最近『東洋経済オンライン』なんかにも書かれていますが、こういう利用のされ方をされているわけです。 なお、コラム冒頭の「着々と工事が進んでいる」は事実と異ります。南アルプストンネルの長野工区は7月14日以来、一番肝心の(もっとも静岡工区よりで掘削距離が長い)除山斜坑と、残土搬出のための釜沢斜坑でトンネル掘削が中断したまま。7月豪雨で、工事ヤードへの道路で地滑りがあり地滑り対策工事が3月31日まで、ヤード自体も構内通路が7月豪雨で被災していて、こちらは現在復旧工事がほとんど進んでいない状況。 また「何とか理解して協力をと長野県民は願うのみだ」もコラム執筆者の個人的な希望で、「長野県民ならそう願え」、でなけりゃ非国民・国賊だという意味でしょうね。川辺謙一さんの『超電導リニアの不都合な真実』(草思社、12月3日刊、1700円)などいう書籍も出て、技術面からの判断として、超電導リニアの技術はアメリカに譲り、国内での開発を収束させる、中央新幹線の建設は中止するべきなんて書かれ、客観的には、全地域で今すぐ工事を止めることが最善と思われる状況なのに、こんなレベルのコラムはどうかしてますね。

11月29日(b) 北条自治振興センターで27日にあったJR東海の説明会の記事が、『中日』14面の "本線両側に発着ホーム 県駅 JRが住民に構造示す 作業トンネル設け掘削残土を運搬" と "風越山トンネル工事"、『南信州』1面 "JR東海 県内駅の構造明らかに 北条地区で説明会 作業トンネルのルートも提示"(web版)。
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『中日』の図解によれば、各駅停車の退避線は本線の外側で、本線と待避線の間に「ホーム」ができるようです。分岐装置が待避線側から本線側への切り替えの最中に列車が進入してきた場合、待っている利用者がなぎ倒されます。ボーディングブリッジを使うので、実際は図解とは少し違って「ホーム」と列車の間に約1.5mの隙間があるはず。外から列車が見えるとはいっても上半分しか見えないはず。ガイドウエィにかくれているから。そして近くでは高架上にあるのでさらに見えにくい。どこから見えるというのか? こんなものが面白いはずはないでしょう。市の担当者や市議は騙せても、住民はバカみたいと思っているんじゃないかと思います。さて、シールドマシンやセグメントはどこから運び込むのかという説明があったのかなかったのか。

11月29日(a) 『南信州』1面 "環境保全計画に意見募集 県 リニア天竜川橋りょうの準備工事"。

11月28日(c) 『朝日』17面 "真山仁の視線:開戦支えた民意 礼賛報道が刺激した 新興メディア 熱狂あおる"。リニアモーターカーについても、同じようなことがあったと思います。で、いま、まさに、敗戦をむかえようとしていると思います。
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色あせたリニアモーターカー誘致の看板。

11月28日(b) 『静岡新聞』 "湧水止める工法に限界 静岡県有識者会議指摘【大井川とリニア】"。

11月28日(a) 「龍江の盛土を考える講演会」、龍江公民館で13時30分から。気象予報士・南信州地域資料センター理事・今村理則さんのお話は「盛土予定地の気象と地名について」。講演会後の懇談の中で、会員の方たちにお聞きした中では、清水沢にリニア残土を持ち込むことは、JR東海にとってはハードルがどんどん高くなっているという印象を受けました。

11月27日(g) 『静岡新聞』 "国交省会議の経緯説明 静岡県有識者会議が全体会【リニアと大井川】"。

11月27日(f) 『静岡新聞』 "JR東海・金子社長「静岡県と実務的に議論」 生態系問題巡り【リニアと大井川】"。

11月27日(e) 『赤旗』15面 "空洞発見 現手法は困難 外環道工事 笠井議員ら 高速道会社認める(web版)"。

11月27日(d) 『赤旗』5面 "高速交通優先に反対 高橋氏 国土強靭化基本法改正可決"(web版)。高橋氏は、地域交通廃止の一方で、国民にニーズがあるかのように高速交通網を進めるのはおかしいと指摘。「高速交通網の形成」に当たっては、地域住民の理解・納得が前提であり、計画、工事の各段階で合意形成に努めるべきだと語りました。住民合意については法案に関する「決議」に盛り込まれました。

11月27日(c) 『中日』8面 "新幹線利用 50%に回復 JR東海 11月、GoTo効果"。

11月27日(b) 北条自治振興センターでJR東海の説明会(『南信州』28日 "県内駅の構造物明らかに")。

11月27日(a) 『朝日デジタル』(静岡版)25日 "残土置き場に難 県議らリニアで長野を視察"。 ⇒ 続きを読む

11月26日(d) 『静岡新聞』 "リニア大井川問題、静岡県内国会議員に協力要請 出野副知事説明"。

11月26日(c) ネット講演会「長野県のリニア問題 そして長野から見た大井川問題」。講師・映像ジャーナリスト金丸宗さん。ズーム利用でネット参加可能(申込必要)、静岡市内の会場参加もあり。10時45分から12時まで。詳細は、フェースブック「リニアを考えよう!コミュニティー」の松谷清さんの投稿。/企画と主催は静岡の方たち。参加者はオン・オフ合わせて20名ほどだったようです。金丸さんの話は長野県内のリニア計画の状況を、当サイトとはちょっと違った切り口で概観していて、なかなか参考になりました。ただし、やはり時間の制約で物足りないと思う部分もありました。

11月26日(b) 『中日』16面 "交通量や期間に憂慮の声 松川町中心地で残土運搬説明会"。24日夜、松川町の上新井公民館でJR東海が残土運搬ルートについて非公開で説明会を開く。町中心部を通過する計画のため、住民からは「大型車が通るたびに家が揺れる。1年なら我慢できるが、数年間毎日続くとなると地獄のようだ」「一般車も右折をする。運搬車が絡んだら渋滞になるのでは」などと、生活への影響を不安視する声が相次いだ。JRは今後、残土運搬が交通状況に与える影響をシミュレーションして説明するとしている

11月26日(a) 『南信州』2面 "天竜川流域 自治体職員が危機管理力強化 大規模土砂災害の勉強会"。天竜川流域の自治体や県、国交省天竜川上流河川事務所でつくる「諏訪・上伊那・下伊那地域における大規模土砂災害対策検討会」の土砂災害が起きることを前提に危機管理の勉強会。講師は「砂防フロンティア整備推進機構」の西山幸治理事、豪雨による土砂災害への対応を、「警戒」「住民避難」「情報収集」「危機管理」「復旧・復興」の段階ごとに伝えた。土砂災害を防ぐためには、残土置き場のような余計なものを、谷や川べりに造らないことも大切だと思う。そういう視点が欠けている。

11月25日(f) 『Bloomberg』"高速リニア開発でしのぎ削る日本と中国-輸出潜在力は大きいとの見方"。 超電導リニアはもともとアメリカのアイデアなんですが、連邦政府が予算をつけて、いくつかの研究機関が研究開発を始めたのにものにならなかったのは、アメリカが技術の遅れた国だったからなのか、役に立たない技術と判断するセンスがあったからのか、どちらなのか。そのアメリカに輸出できるのかどうか。色々やってみる余力のある中国のリニア。これは元はドイツが開発、しかしドイツ国内ではすべての計画が中止になりました。そして、現実は空想より現実的

11月25日(e) 飯田市議会の開会日。市長の開会あいさつ、リニア特別委員会(24日開催)の委員会報告など傍聴。今朝の新聞が報道した、丹保北条の代替地の応募状況。11月18日の北条地区住民と市長との意見交換会で住民の発言の報告。しかし、静岡の問題は具体的に語られず、リニア計画がとん挫する可能性が高いのに、特に議員のがわに危機意識が全くない、寝ぼけてる茹でガエルという印象を受けました。37世帯について移転の目途がついたという意味なのですが、リニア関連の用地のどの部分に当たるのか、本線部分なのか駅周辺整備なのか、アクセス道路関係なのかという報告はありませんでした。委員会報告をしたのは意見交換会に参加していた井坪隆市議でした。ほかに、指定管理者にたいする監査について報告、交通事故等で市が裁量で損害賠償についての報告などありましたが、言葉づかいがかなり難しい。これに慣れるだけでせいいっぱいで議員さんたちは市民の声を聞く余裕なんかないだろうと思いました。/『中日』16面 "「開かれた場での議論 大切にする」 飯田の佐藤市長 所信表明"、『南信州』1面 "飯田市 開かれた場で議論「大切に」 佐藤市長が所信用明"(web版)、『信毎』23面 "「市民の声が届く市政に」 佐藤・飯田新市長が所信表明"。

11月25日(d) 『中日』9面 "活躍広がる「N700S」 JR東海の新車両 JR九州導入 編成の自由度強み"。JR西や九州、それに米テキサス州の高速鉄道でもJR東海の開発した「N700S」が使われる予定。16両の長い編成でも6両、8両といった短い編成でも走らせることができるのが特長。超電導リニアでほとんど不可能に近い芸当。

11月25日(c) 『日経』29面 "中部経済特集(下):米高速鉄道 21年にも着工 JR東海が支援、事業費2兆円"。米テキサス州の高速鉄道計画が2021年にも着工の見通しに。記事の最後の方に課題は2兆円の総事業費の捻出なんて書いてるので2021年着工26年開業も?。

11月25日(b) 24日、長野県飯田建設事務所は7月豪雨で被災、普及工事をしていた小渋川河川敷の迂回路について来月1日から通行を再開すると発表(『信毎』27面 "県道松川インター大鹿線 復旧中の迂回路来月通行再開へ"、『中日』15面 "来月1日から供用開始 豪雨で崩壊 松川インター大鹿線迂回路")。

11月25日(a) 24日の飯田市議会のリニア推進特別委員会で飯田市が丹保北条の移転代替地の9月末に締め切った応募状況について公表。73区画のうち37区画が仮決定(『中日』14面、"代替地37区画が仮決定 飯田市 住民移転の状況報告"、『信毎』27面 "移転代替地 半数の購入者決定 飯田 残り36区画 来月から2次募集"、『南信州』1面 "飯田市移転代替地 「丹保・北条」37区画が仮決定 唐沢・宮の前は来月受け付け")。

11月24日(b) 『静岡新聞』 "JR、表流水減少の見解示さず 大井川直下「大量湧水懸念」"。

11月24日(a) 長野県がリニア中央新幹線沿線地域について、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の類型及び地域を指定。 ⇒ "リニア中央新幹線の騒音に係る環境基準について"。 "【指定地図】(PDF:1,568KB)" によれば、現在造成中の丹保北条の移転代替地は類型1の地域に含まれます。市長との意見交換会で、飯田市は人口減少に苦慮しているはずなのに、補償が安いので移転先として竜東地域に移る人もいるという意見が出ました。さらに、騒音の面でも飯田市が提供する代替地は問題あり。/『信毎』25日2面 "リニア騒音 国基準以下 県が規制決定 地域を指定"。『信毎』のこの見出しをみて、記事を書いた記者さん意味が分かって書いているのか疑問に思いました。リニアの騒音が国の基準以下になるように県が基準を定めたと誤解する人がいるかも知れません。県は、影響があると思われる範囲の地域について住宅地なのか商工住宅混在地なのかというような種別を指定(類型を指定)しただけです。それぞれに70デシベル、75デシベルという基準があって、その地域の中で選ばれたいくつかの地点でそれ以下の騒音にすべきというもの。北陸新幹線などみても、実は実現できていない「規制のようなもの」です。(1)音というものは距離が遠いほど小さく聞こえます。(2)ただし地形などによっては距離に関わらず音の伝わりが違う場合があります。とすれば、まず列車そのものの騒音の基準を明確に規制すべきですが、これがありません。しかも測定点は区域内で適当に設定されるのです。ちょっと納得し難いものです。/『南信州』26日8面 "リニア騒音基準を明確化 地上区間 県が類型と地域を指定"。

11月23日(h) 『日経』1面 "迫真:日の丸ジェットの挫折(1)撤退の文化はない"。記事は、MSJ凍結を発表した30日、防衛省は次期戦闘機の開発主体として三菱重工と契約した。戦闘機への信頼は高い。その技術を生かすはずだった国家プロジェクトの挫折。 としています。ちょっと古い本ですが、『科学技術は人間をどう変えるか』(石井威望(いしい・たけもち)著、新潮選書、1984年刊)に、軍需製品は戦争のプロが使うものであるが、民需の製品は一般人が使うものであり、使い方も軍需品のように一様ではない。多様なニーズにこたえられるということが民需品の重要な条件である。と同時に専門知識のない多くの人が使うのだから安全性も充分でないといけない。そのうえに、少しでも安くなければ売れないという制約がくわわる。 という意見があって、『日経』の記事の執筆者は民需の技術の方が軍需技術より難しいという道理とは逆のことを考えているようです。三菱はリニア開発から手を引いています。コストが相当かかるのにJR東海がけちったからだそうです。超電導リニアは「いわば電車」なのに、飛行機のボーディングブリッジみたいな乗降り装置で乗降りしなくてはならないという不便を乗客と、そのコストを、バカみたいな話ですが自身が経営主体のJR東海旅客鉄道会社に強いるという技術になってしまっている(プラットホームに比べて遥かに複雑な構造のボーディングブリッジはコストだけでなく、故障すれば路線全体のダイヤに影響もでる)。あるいは、信頼性が鉄の車輪よりはるかに劣る超電導磁石。運行が常に安定して運行できるのかという心配もある。「技術として成り立たない」といえるのではないかと思います。

11月23日(g) 『朝日』3面 "JR北と四国の財政支援延長へ 政府検討"。

11月23日(f) 『信毎』22面 "新型コロナ感染 県内600人超す 中高年・10代以下 増加"。飯田市長と北条住民の意見交換会で、リニアができると感染症対策が難しくなるのではないかという声が住民から出て、市長もその点は非常に心配していると答えていました。紙面の地図を見ると、木曽と駒ヶ根市より南の伊那谷は感染者がゼロ。「陸の孤島」も悪いことばかりではない。高森町長は、逆に、「都心であるとか感染地域との往来が、ものすごく少ない地域なのではないかと心配になる部分もある」といっています(参考)。

11月23日(e) 『中日』23面 "トンネル工事沿い 道路陥没や空洞続々 東京・調布"、『赤旗』13日 "空洞また発見 外環道工事直上陥没事故 東京・調布 住民「安全どこへいった」"(web版)。

11月23日(d) 『中日』3面 "中部中間決算 持ち直し まだまだ 鉄道 鈍い回復の速度"。

11月23日(c) 『フライデー・デジタル』"職員が告発!国交省キャリア官僚の陰湿パワハラで被害者続出"。親分の赤羽大臣が異議申し立てをする国民を呼び捨てしてはばからない人物なのですから、国交省から出向している市役所の職員が他の職員を見下すのは当たり前だと思います。

11月23日(b)
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 県道赤石岳公園線の地滑り対策工事現場の案内看板に工事期間が2021年3月31日までと書いてありました。釜沢集落方面の村道(林道)と県道の分岐点から約900mの区間のうち約500mで水抜き工事とか山側にブロックを積むなどの工事、路肩が傷んだままの場所などがありました。夜間通行止め。工事区間があるので交互通行の信号がありました。除山斜坑ヤードの被災箇所の復旧はほとんど手付かとずいった感じに見えました。たぶん地滑り対策が終わらないとヤードの復旧もできないのではないか。そうすると8か月以上もトンネル掘削が中断する可能性があります。小河内沢右岸の斜面の崩壊は、村道のすぐ下で起きたものとは直接は関係ないように見えました。釜沢斜坑ヤードに渡る桟橋に設置された監視カメラのレンズは下向きになっていて、川の水量を監視するためのようです。小渋川斜坑付近を3月半ぶりに見ました。飯田市の移転代替地の造成に運び出したためか残土の量は減っているようでした(8月10日11月23日)。残土仮置き場にグリーンのシートをかぶせた土砂が置いてありました(8月10日11月23日)。

11月23日(a) 「南アルプスから学ぶ会 トークセッション 南アルプス再発見」。講師: 大蔵喜福さん・宗像充さん、会場:大鹿村・大河原交流センター、13時30分~16時。午前中フィールドワーク「夢のリニア、建設現場の真相」、10時から11時30分(予約必要、連絡先 0265-39-2067 宗像)。主催 南アルプスから学ぶ会、大鹿の十年先を変える会(問い合わせ 0265-39-2067 宗像)。/『中日』24日9面 "南ア開山の歴史や魅力語る 大鹿 登山ライター宗像さんら"。

11月22日(b) 『信毎』4面 "多思彩々:根源にある「わが家」への愛着 (米ジョンズ・ホプキンズ大大学院副学長・ケント・カルダー)"。米大統領選に勝ったバイデン氏が上院議員時代の36年間、デラウエア州のウィルミントンからワシントンDCの180㎞を鉄道を使って通勤していたという話。バイデン氏が通勤していたルートはリニアの輸出先になるのではといわれている地域。超電導リニアのアイデアの元祖はアメリカ。工業技術の進んでいるアメリカがリニアモーターカーを遂に開発できなかったのか、しなかったのか、なぜか…。 ⇒ 『日経サイエンス』 "(1992年10月)アメリカのリニア" 、 "(1995年11月)アメリカの高速鉄道"。

11月22日(a) 『南信州』1面 "こどもニュース 巨大な穴はリニア非常口"。子ども向けにトンネルの工事の方法を説明。大人も読んだ方が良いかも。シールドマシンの活用を計画しているのは、全長約5.6キロの風越山トンネル(飯田市)のうち、東側の上郷工区(仮称、約3.3キロ)。住宅が多い市街地の下を掘るため、コンクリートブロックで周りを密閉しながら掘り地下水への影響を小さくできるとされるこの手法を取り入れます。 残土をどうやって運び出すかが問題になっていて、別の細いトンネルを掘ってベルトコンベアで唐沢地区へ出すという計画があります。それはそれとして、コンクリートブロック(セグメント) はどうやって坑口まで運び込むのか。シールドマシンはどうやって運び込むのか。結局、国道からトンネル坑口までの路線の用地の取得をするか、別に国道に出る道路をつくるかしないと工事はできないはず。とすれば、何も斜面崩壊の危険を冒してベルトコンベア用のトンネルを掘る必要は無いはず。現状では大型車両がスムースにトンネル坑口まで入れる道路は無いはず。ということになれば、この工事に対する住民の反感はより一層大きくなると思います。

11月21日(e) 『静岡新聞』 "静岡県、流域と対話 要望聞き取り、発信強化【大井川とリニア】"。

11月21日(d) 『静岡新聞』20日 "リニア「自分ごととして考えて」 静岡県内学生らオンライン会合"。 記事にある署名は、cahge.org の "リニアのために私たちの未来を犠牲にしたくありません!"。「フライデーズフォーフューチャー静岡」の情報は、フェイスブック とか インスタグラム

11月21日(c) 『信毎』34面 "父も自分も長男も 3代続けて鉄道マン 「秘境駅号」乗客に思い出を 飯田駅助役・村田さん1月で定年"(web版)。先輩の言うことをよく聞き、基本を大切にして。乗客が減るとすぐ赤字に転落する鉄道事業。JR東日本の社長、会長を歴任した山之内秀一郎さん(1933~2008年)は「鉄道事業において、公共事業みたいに巨額の設備投資による借金を抱えつつの経営は企業を倒産に追い込んでしまう」といっています。幹部はおかしいのに現場の社員がきちんとしてるからJR東海はどうにか成り立っているのではないか。

11月21日(b) 『信毎』27面 "「バスの3密イメージ払拭」狙い 座席に飛沫防止シールド板 箕輪のトラビスジャパン 開発"。ここまでしてまでバスに乗りたいとは思わない。政府は気を付けて宴会をやりましょうなんて言うんじゃなくて、まず第一にコロナウイルスのきちんとした対策をすべき。見通しをたてての短期決戦か見通しがないまま(=「神のみぞ知る」)で長期持久戦かとういう問題。飯田市長の佐藤さんにとって、リニアの問題もそうだと思う。リニアを受け入れるのか、そうでないのか。

11月21日(a) 『デモクラシータイムス』 "コロナ感染最多でも「五輪確認」の暴挙!トランプ職務放棄で政治機能停止! WeN20201120"。(リンク先は 52分43秒 付近) 種苗法の関連ですが、農水省の人事についての話が出てきます。保安林指定の解除でかなり無理な法解釈をしているのも、そんな流れが影響しているのかなとも…。

11月20日(a) 『日経』21面のコラム "大機小機:主役は「従順ならざる学者」"。少なくない鉄道技術の専門家たちはリニアのような浮上式鉄道について否定的でした。地質学者や土木工学者は、南アルプストンネルの危険性や残土の谷埋めの危険性を指摘しています。もともと「真理」は単純明快なはず。素人にもスンナリ理解できることだと思うのですが、なにか「有識者」という人たちが出てきて小難しいことを並べて大丈夫だといって済ませて、「専門家」への信頼を失わせているようです。同じ『日経』35面 "揺れる学術会議 米機関がモデル 科学政策助言で存在感乏しく"。政府への答申は00年以降3つしかない。政府がそもそも諮問をしないため… 「本当の専門家」の知恵を借りるという知恵のない方たちが政権を担ってきたということか…だめだこりゃ。

11月19日(e) 『南信州』"議員定数検討の中間報告"。豊丘村議会の議員定数問題。

11月19日(d) 豊丘村リニア対策委委員会、19時から役場南続きの健康福祉センター2階で開催されました。 続きを読む / 『南信州』21日1面 "戸中・壬生沢工区着工へ 豊丘村リニア対策委員会 残土置き場の工事始まる"(web版)、『信毎』21日27面 "豊丘・本山の残土処分計画地 来月にも準備工事着手 JR東海、村対策委で説明"。

11月19日(c) 『静岡新聞』 "JRの情報非開示批判 難波副知事講演「話進まない根本」【大井川とリニア】"

11月19日(b) 『中日』16面 "リニアやコロナ 予算編成で提言 飯田市長に会派のぞみ"。

11月19日(a) 8日の定例会見で、JR東海の金子社長は静岡県民に直接説明することができたらいいんだけどな、とコメント(『信毎』2面 "「有識者会議踏まえ地元説明の機会を」リニア静岡工区 JR社長"。『静岡新聞』 "JR東海社長が意向「専門家会議受け地元に直接説明」【大井川とリニア】")。

11月18日(d) 『静岡新聞』"「リニア工事に環境相許可必要」南アルプスの特別地域内 衆院委で局長答弁"。

11月18日(c) 『中日』27面 "現職市長 落選の嵐 コロナショック 中部突出"。同じような記事、『信毎』17日3面 "県内市町に新顔次々 新型コロナ 停滞感が影響か"。

11月18日(b) 『赤旗』4面 "脱東京? 本社機能 移転検討5年前の倍 経団連調査"。/『時事』16日 "東京から移転検討、じわり増 本社機能、コロナ禍で―経団連調査"。

11月18日(a) 北条自治振興センターで駅周辺整備を巡って飯田市長と住民の意見交換会。午後7時より。
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北条の住民対象でしたが、報道の取材なども全てが公開で行われました。たぶん今微妙な立場にある細田リニア推進部長の司会進行がなにか取り繕う感じがしてうざったかったですが、この約10年、牧野前市長が住民を捨てっぽかしにしてきたこと、市職員の対応の不適切の指摘や、人事異動でしょっちゅう担当者が変わり話が続かないこと、代替地の造成の杜撰さ、協力したのに嫌な思いをされた住民もあったなどが明らかになって、佐藤市長がお詫びする場面も数回ありました。リニア計画は、地方の小さな市が市民に対して誠意をもって対応していたらできるような事業ではないと思いました。牧野前市長は完全にヒラメだったので、知らんぷりでどんどん進めることができたのだと思います。たぶんリニア以外の面でもそうだった、だから、選挙で落とされた。また、農地転用がネックになるなど、法制度からしても、リニア計画をスケジュールのとおりに進めるのは難しいこと、そこらを融通を付けない限りは進まないことなども明らか。農地転用については飯田市長に権限があるのに、なぜなのかとも思いましたが…。豊丘村の本山の保安林解除でも、規定に反して融通をつけた部分がありました。今回の意見交換会のようすを見ると、リニア計画は一層困難な状況にはまっていくだろうと思いました。JR東海を突っぱねるくらいでやって欲しいという声も何回か出ていました。閉会後、これまで明らかになっていなかったことがわかってきたので、話しは最初に戻ったようなもんだという声も聞きました。佐藤市長さんは、これからが大変だと思いました。リニアを見直すべき時期ではないかとの声もありました。とりあえずの報告と感想です。/『信毎』19日 "リニア駅周辺整備 佐藤市長、移転対象住民と初の意見交換"/『信毎』19日2面 "佐藤市長 初の意見交換会 飯田 移転対象の住民と 市の従来対応に不満噴出 不安解消へ 問われる手腕"。/『南信州』19日 "住民に寄り添う姿勢強調" 初めて行った意見交換会は1時間40分に及び、意見や要望が次々と出された。参加者からは「このような機会が得られてうれしい」との声も。最後に佐藤市長が締めくくると拍手が起こった。 佐藤市長は取材に「移転する住民にとって重たい9年間だったと思う」と受け止めた。 飯田市は市として市民の拍手の意味を真剣に考えて欲しいと思います。拍手があったと書いた『南信州』はさすが地元紙、もっと読まれて良い新聞です。/『中日』20日19面 "「住民と対話し進める」 当選後初 飯田市長が意見交換会"、『信毎』20日27面 "静岡への対応は 乗換駅は 飯田で市長と意見交換会 移転迫られる住民 質問続々"、『南信州』20日1面 "飯田市長 住民に寄り添う姿勢強調 北条地区で意見交換会 従来対応に不満相次ぐ"(19日web版と同じ)。/『朝日』22日26面 "従来の対応わび リニア意見交換会 飯田市長、住民らと"。

11月17日(c) 『信毎』21面 "橋りょう準備工事で環境保全計画を公表 JR 県と喬木村に提出"。 ⇒ JR東海 > 中央新幹線計画に関する公表資料等工事の安全・環境の保全・地域との連携長野県環境保全の計画 > "中央新幹線天竜川橋りょうほか新設工事における環境保全について(橋りょう準備工事)" /『南信州』18日1面 "JR東海 環境保全の計画公表 喬木村阿島 天竜川橋梁の準備工事で"(web版)。

11月17日(b) 11月13日、静岡県の川勝知事と安倍晋三氏が会談(『信毎』7面 "静岡県知事と安倍前首相、リニア巡り会談"、『静岡新聞』16日 "川勝知事、安倍前首相と会談 都内でリニア水問題説明"、『静岡新聞』17日 "リニア水問題、安倍前首相に説明 川勝知事「しっかり聞いてくれた」")。安倍晋三さんと葛西敬之さんは「お友達」といわれていますが、菅(すが)さんと葛西さんはどうなのでしょう。葛西さんは、東大なら国鉄に入れば出世が早いといわれて国鉄に入ったといっています(『日経』2015年10月1日 "私の履歴書:葛西敬之(1)鉄道と歩む   国鉄民営化に人生賭す 「正しいか否か」妥協せず貫く")。うっかり落とした学生証と定期券を東京・杉並の荻窪駅に受け取りに行ったときのことだ。駅の助役が私の学生証を見ながらこう言った。「あなた、東大の法学部じゃない。だったら国鉄にいらっしゃい。出世がすごく早いですよ。特急組だから5年目には課長になるし、10年そこそこで部長ですよ」それまで鉄道には、まったく興味はなかった。 考え方に菅さんと共通点がありそうですが…。

11月17日(a) リニア・市民ネットワーク東京、国際環境NGO FoE Japan 共催でリニア問題に関するネット上のセミナー「大深度地下のトンネル工事で住宅街が陥没 ~リニア工事も危険! 」。内容は、○外環道の陥没事故の解説 (池田あすえ氏)、○大深度地下のリニア工事のリスクについて(奈須りえ氏/リニア・市民ネットワーク東京)。19:00~20:30 。16日18:00 までに申し込み必要です。詳細はFoEジャパンの このページ を見てください。

11月15日(b) 『南信州』2面 "南信州広域連合 コロナで事務事業見直し 来年度予算編成方針を決定"。後期計画には建設を検討している「アリーナ機能を中心とする複合施設」を整備検討事業として盛る。リニア開業を見据えたもので、単体ではなくエス・バードやリニア駅周辺整備、飯田文化会館と連携した地域づくりの構想を描く。リニア駅を核とした地域ビジョンを描く一方、ビジョンを具体化するために必要な民間事業者へのアプローチを行う中で複合施設整備の検討を進め、地域の合意形成を図っていくとする。 具体的でなく、住民としては理解し難い文章です。たぶん広域連合が施設を造って運営は民間に任せるという方向でできれば良いけれどできるかどうか分からないといった意味なのか。

11月15日(a) 当サイトでも紹介したことのある川辺謙一さんが『超電導リニアの不都合な真実』(草思社)という本を11月末に出されるそうです。鉄道・航空の技術者の協力を得た上で、徹底的に取材・調査して書きました。超電導リニアが抱えるリスクや技術的課題に深く迫った書籍は、おそらく本書が国内初。 恐らく環境問題関係一辺倒でないと思います。リニア反対論の中では重視されてきたとは思えませんが、これまでも、本や新聞や雑誌だとかネット上の文献などでリニアの技術そのもの信頼性とか安全性とか、技術として合理性があるのかといった点で、短いコメントであっても、鉄道技術などの専門家の厳しい批判はありました。ちょっと期待しちゃいますね。

11月14日(b) 「新幹線さえ来ればなんとかなる。という発想、まず捨てます」は7月に福井市が掲げたキャッチフレーズ。『東洋経済オンライン』14日 "北陸新幹線「2023年春開業」は無謀な計画だった 福井駅周辺は延伸開業目指して再開発が進む"。飯田のほうでも、一部では、以前から、リニア時代を見据えてというようなのは、リニア任せ、三遠南信任せの地域づくりであって、あなた任せじゃないのという批判がありました。福井市がそこまで考えているかどうか、本当のところは分かりませんが…。

11月14日(a) 『赤旗』15面 "残土にヒ素 基準270倍 北海道新幹線延伸 機構認める"(web版)。事業主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が土壌汚染対策法にもない「条件不適土」が猛毒のヒ素を高濃度で含む危険な残土だと明らかにしました。。関連記事、『赤旗』2日 "北海道新幹線 「条件不適土」説明を トンネル工事 党道委が凍結要求"。「条件不適土」を名付けたのは機構です。初出土は2018年10月、機構側が市に伝えたのは翌19年7月、市議会への報告は仮置き場が満杯になった今年9月と、2年近くも市民と市議会に隠したままでした。…機構は対策を第三者委員会で検討し「条件が整った受け入れ地で処理したい」とかわすだけで、「条件不適土」の正体は明かしませんでした。

11月13日(f) 『Yahooニュース』(静岡朝日テレビ) "「見て・学んで・考える」修学旅行 静岡・焼津市の小学生がリニア見学センター訪問 反対だった児童たちが…"。 見学するなら、JR東海がやっている名古屋にある「リニア鉄道館」の方が良かったと思います。鉄道の技術の延長上のものとしてリニア関連の展示がされていますから。鉄道技術の発達の歴史の中でのリニアの位置づけも垣間見ることもできます。鉄輪式の鉄道車両やその関連の実物展示の圧倒的な量に比べ、リニア関連のものはかなり貧弱です。そうならざるを得ないのだろうと思います。両方見学しましたが、リニアについての説明も山梨見学センターより正確だと思います。山梨のはちょっとインチキな部分があると思いました。浮上原理を説明する体験型展示なんかくらべても、「リニア鉄道館」のものは非常に良くできています。

11月13日(e) 『南信州』12面 "収穫祭中止も単独で 高森町公民館文化祭"。作品展示について、2階には公民館美人画教室やJAの絵手紙、アレンジフラワー、パッチワークなど趣味のグループの作品をはじめ、自然愛護会による環境標語、小学生の税のポスター、市田灯籠流しフォトコンテストの歴代優秀作品などがずらりと並んだ。 「など」で省略されてしまっていますが、9条の会の町内の出征戦没者の名簿や学術会議問題関連などの展示、すでに4か月も工事が中断しているリニアの南アルプストンネルの工事現場の被災状況の写真やトンネル工事の進み具合、中間駅や周辺整備の地元の住民の方たちのコメントなどの展示発表もあります。15日の午後2時までです。なお、リニア関連の展示は、後日ネット公開します。また、龍江公民館の文化祭の展示では、清水沢川の残土置き場について展示されています、こちらは15日午後4時まで。

11月13日(d) 『日経』15面 "鉄道18社、全社が最終赤字 今期計1.2兆円、減収は32%"(web版)。観光や出張需要の低迷で10月の新幹線など中長距離輸送の収入は前年同月比5割減だった。通期の最終損益は4180億円の赤字(前期は1984億円の黒字)を見込む。新幹線の比率が高いJR東海も売上高が前期比9816億円(53%)減の8630億円に落ち込む。

11月13日(c) 『赤旗』4面 "新幹線札幌延伸工事で不適土 処分地選定中止を 札幌市に共産党が要請"。

11月13日(b) 12日、JR東海が名古屋市中区三の丸の名城立坑を報道陣に公開(『中日』30面 "地底90メートル リニアの目線 名古屋 非常口内部"、『信毎』1面 "本線トンネル掘削の拠点 「名城非常口」JRが公開")。実は名城立坑は水没で長らく工事が中断したのですが、遅ればせながら見せれる程度にはなった。

11月13日(a) 『京都民法』11月1日号 "残土880万立米 北陸新幹線延伸 トンネル工事 少なく見積もって"。北陸新幹線の敦賀・新大阪間(この区間140㎞のうち約8割がトンネル)のトンネル工事で発生する残土が約880万立米になると京都府の環境影響評価専門員が試算。3月、方法書への府知事意見を審議する会議で委員の追加意見として出されたもの。4月に出された府知事意見では残土について、発生量・再利用量・運搬・処分などの方法について、詳細を明らかにするよう求めたという記事。長野県内のリニア路線は、品川から152.8km地点 から 205.6km地点までの約52.8km うち約4㎞が明り部。トンネルは約48.8km。残土の総量は974万立米。リニアトンネルの断面は74平米で、新幹線の64平米は約86%。記事のいうようにトンネル部分が約8割なら敦賀・新大阪間のトンネルは約112㎞なので、距離は倍以上。880万立米という数字はちょっと納得できないです。ほぐし量でないかも知れません。トンネルの発生土量が試算されたのは初めてと書いてありますが、リニアでは、環境影響評価書に数字が出ていました。そのほか、斜坑を立坑と書いたり、リニアの品川・名古屋間を438キロ(286㎞)としたり、トンネルの割合を約9割(86%)とするなど細かい点で不正確なところがあるように思います。しかし、記事がいうように、北海道新幹線でも北陸新幹線でもリニア新幹線でもトンネル残土が処分先の未定や有害物質の発生などで共通の問題点があることは明らかです。しかも、トンネル掘削が予定通りには上手く進んでいないことも共通しています。掘ってみないとわからないといわれるトンネル工事を含むのに、しかも路線のほとんどの部分がトンネルなのに、やれやれと言っておいて、予定通りに進まないことについて「了承できない」とダダをこねてもしょうがないと思います。⇒ 『NHK NEWS WEB』11日 "北陸新幹線 金沢 敦賀間の開業 1年半遅れる見通し"、11日 "国交省 北陸新幹線 金沢~敦賀間の開業時期を再提示へ"、12日 "北陸新幹線 敦賀延伸開業遅れ 国交省 7月把握も県に説明せず"。も少し大人になれよ。

11月12日(d) 『中日』27面 "JR東海 冬賞与最低に コロナで業績悪化、2.2カ月分"(web版)、『日経』11日 "JR東海、冬の賞与3割減 業績悪化で過去最低に"。

11月12日(c) 『信毎』2面 "萩の平・広瀬工区 阿智・南木曽区間 「状況積極公表を」県助言 JR計画に"。 ⇒ 詳細 /『南信州』13日1面 "影響あれば速やかに究明を JRに通知 リニア環境調査に県助言"。

11月12日(b) 『信毎』7面 "北陸新幹線延伸開業1年半遅れ 国交省報告 与党了承せず 建設費2880億円増 工期再検討へ 公表先送り 地元は猛批判"。国交省幹部は「もともと工程が切迫していたところに、トンネル追加工事など想定外のことが起きた」と釈明。政府関係者も「前倒しがあだとなった。無理があった」と漏らす。ほかの新幹線も課題を抱える。国家的事業であるリニア中央新幹線は、事業主体のJR東海と静岡県が水資源を巡って対立。静岡県内の工事に着手できず、27年開業は遅れが不可避となった。。北海道、北陸、リニアも3つともにトンネルでつまづいている。リニアの南アトンネルの長野工区については、簡単にまとめると、(1)7月豪雨の結果、南アルプストンネルの長野工区で一番掘削距離が長い除山斜坑の工事ヤードは、ヤードに至る県道の地滑り被害だけでなくて、ヤード自体が相当に深刻な被害を受けていること(通路の路肩が緩んでヤード内で大型車両が安全に運用できない(ヤードが川べりで、「ウナギの寝床」状態で幅が「狭い」ことが大元の原因と思います)。7月14日から掘削作業が中断したまますでに4か月。ヤードの復旧も思うように進んでいない模様。(2)最初からスケジュールがきつかった南アルプストンネルの長野工区の工事は掘削は予定のペース(1か月当たり58m)の約69%(40.2m)(6月下旬現在)。さらに掘削開始が遅れたので2027年の開業に間に合わない。遅れた2017年開始では予定通りのペースで掘削してやっと間に合う程度。(3)小渋川斜坑の先進坑でも蛇紋岩地帯にあたって工事は停滞。

11月12日(a) 『赤旗』13面 "北海道新幹線 延伸工事 立ち往生 有毒?「不適土」大量出現 住民調査で明るみに"。北海道新幹線の渡島(おしま)トンネルの南鶉(みなみうずら)工区で10月中旬から工事が中断。原因は「要対策土」が大量にでて仮置き場が満杯になったため。たぶん、おなじことがらのニュースが『日経クロステック』9月30日 "北海道新幹線でトンネル工事中断、想定外の「要対策土」処分できず"。

11月11日(k) 『信毎』23面 "飯田 県内駅周辺整備巡り 住民と市長 18日に意見交換"。

11月11日(i) 『静岡新聞』 "国交省専門家会議開始から半年 流域の不安解消程遠く【大井川とリニア】"。

11月11日(h) 『静岡新聞』 "座長コメント廃止求める 国交省会議、川勝知事「議論誘導」と批判【大井川とリニア】"。

11月11日(g) 『赤旗』1面「きょうの潮流」。地上は天心に到(いた)り、地下は地殻に及ぶ。かつてのローマ法が示した土地の所有権についての見解…

11月11日(f) 『信毎』1面 "新幹線初 自動運転試験へ JR東 北陸・上陸のE7系で来秋"、『中日』25面 "新幹線 初の自動運転へ JR東 来秋に試験実施"。

11月11日(e) 『信毎』2面 "新型コロナ影響 名古屋駅再開発 名鉄が着工延期 24年めどに方向性"、『中日』26面 "名駅再開発 延期を発表 名鉄 コロナで16年ぶり通期赤字"。

11月11日(d) 『信毎』2面 "北陸新幹線延伸 工事に遅れ 敦賀開業1年以上延期 国交省調整 建設費2000億~3000億円増/県内沿線の首長や商工観光関係者ら 改めて早期開業望む"、『中日』1面 "敦賀延伸 1年超延期へ 北陸新幹線、工事に遅れ"、『朝日』25面 "北陸新幹線 延伸1年以上延期へ 菅沢・敦賀間 トンネルにひび割れ"。

11月11日(c) 共産党長野県議団の議会報告が『赤旗日曜版』の折込に入ってきました。9月のリニア関連ほかで知事への申し入れ、7月の下伊那地方でリニア関連の場所の視察についてのっています。 ⇒ "こんにちは日本共産党県議団です(9月)(PDF)"

11月11日(b) 静岡県の川勝知事が、10日の会見で、静岡県内の住民のリニア工事差し止め訴訟について「一歩も引くな」と激励(『SBS(Youtube オレンジ6)』10日 "住民らのリニア差し止め訴訟 川勝知事「一歩も引くな」(静岡県)")。

リニア中央新幹線のトンネル工事の差し止めを求めて、大井川流域の住民たちがJR東海に対し裁判を起こしたことについて、川勝知事は理解を示し「一歩も引くな」と発言しました。
<川勝平太知事>「訴訟に踏み切らざるを得なかったのではないか。しっかり頑張ってほしい、一歩も引くな。ご自身だけなく子々孫々に影響を与える重要な問題について問題提起をされていることですから」
 川勝知事は11月10日の記者会見で、住民たちがJR東海を相手取って裁判を起こしたのは「当然のこと」だと語りました。大井川の流域に住む住民ら107人は10月30日、リニア中央新幹線の県内の区間10,7kmの工事の差し止めを求めて静岡地裁に提訴しました。原告側はトンネル工事によって大井川の水の量が減り、農業や生活に影響が出るほか、南アルプスの貴重な自然が失われるなどと懸念しています。川勝知事は司法の判断を仰がざるを得なくなった原因は、「JR東海の資料が不足している」ことなどにあると批判しました。

 山の向こうで事態はここまで来てるのに、未だに、「伊那谷の悲願」だとか、「千載一遇のチャンス」、「リニア時代を見据えて」なんてキャッチフレーズで住民が言うことを聞くと思っている政治家はよほどうかしていると思います。リニアはできっこない、あてにならない。法解釈を曲げてでも残土を引き受けようとする長野県や林野庁もどうかしている。飯田市長選挙で飯田市民が佐藤さんが選ばれたことが、そういう市民の気持ち変化の表れだと思います。

11月11日(a) 岩波書店の『世界』12月号に、リニアとJR東海関連の記事が2つ。(1)斎藤貴男さんの「権謀の人 (上) 政権のシナリオライター」は、JR東海名誉会長の葛西敬之氏について。(2)樫田秀樹さんの「『オール静岡』が問うリニア建設」は、静岡県の大井川の水を巡る県とJR東海とのやり取りや、沿線のほかの地域のでの工事の遅れについて。

11月10日(b) 『信毎』25面 "清内路の声 阿智村政に 旧村長を経験 村議に初当選の桜井久江さん 「女性 参加しやすいよう」"、『朝日』23面 "旧清内路元村長 「地元のため」 阿智村議初当選 桜井久江さん"。

11月10日(a) 『信毎』25面 "中川の残土埋め立て 下流の地区から賛否 「半の沢」計画 村が渡場で説明会"。住民からは「危険な物をあえて地区の上流に設置し、不安材料を後世まで残すのは反対」「設計を信じるしかない」などの意見がでた。 「設計を信じるしかない」というコトバは賛否の賛なのか否のどちらか。「しかない」なんですから「しかたないけど賛成」という意味で、心配な点は拭えていないという意味。参考として『信毎』の2019年5月13日の記事 は土砂を盛り固めて造る盛土は「自然界で数百万年かけて土砂が岩盤になるのと比べ軟弱」、また県とJR東海の求めに応じて半の沢の盛土の適否について検討した専門家のコトバとして、最悪の事態になったときにどう対処するか。そこまで考えてやってほしい を紹介していました。最悪の場合を考えて、後々県が管理するとか言ったとしても、前代未聞の「開発行為」なんですから基本的に具体的な対策なんかあるはずはないに等しい。宮下村長にしても伊那谷の自治体の首長は認識が甘いと思います。本山の保安林指定解除なんかみると長野県も林野庁も甘い。「今だけ、俺だけ、報酬だけ」では困ります。 伊那谷にとって千載一遇のチャンスを活かすためリニア建設に協力しましょうという本当の意味での明確な賛意が住民からあったのかどうか…それが問題。…村とJRが交わす車両通行についての確認書案を同地区がこの日了承した。村は、騒音や粉じんについて国の環境基準に合わせると現状より悪化する恐れがあると村議から指摘されたため、確認書案から環境基準との文言を削除した。

11月9日~15日(a) 高森町公民館文化祭。リニア関連の展示を行う予定です(時間は、9時~17時、場所 高森町中央公民館 2階)。今年は収穫祭やステージ発表(2日間)がありませんが、会期は1週間、ゆっくり見れます。お近くの皆さまご来場を。最終日の15日は午後2時で終了です。期間中、時間があれば、また時間が合えば、解説します(要連絡、メールは毎日チェックします)。

11月8日(b) 『赤旗』15面 "工事との因果関係説明なし 外環道陥没 事業者に住民怒り 危機感ない■原因答えない"(web版)。

11月8日(a) 『赤旗』13面 "トンネル工事 残土捨てるな 札幌 市民ら怒りの抗議行動 有害残土受け入れないで 朝里の水を守る会 鉄道機構に求める"。

11月7日(h) 「龍江の盛土を考える会」がこれまでの学習成果をまとめ龍江公民館の文化祭に展示します。期間は11月7日(13時)~15日(16時)まで。

11月7日(g) 豊丘村本山のジンガ洞の残土埋め立てに関連して保安林指定の解除予告があって、異議意見書を出しました。意見を不採用とするとの通知が、林野庁から野上農林水産大臣名で来ました。他の方にも届いたそうで、全員が不採用でした。/(2020/11/10 追記) 異議意見書の(2)、(3) は法律の適用の仕方として問題があると指摘しました。伊那谷では、リニアには賛成だけれど、谷に残土を埋めるのは反対という意見というのか「言い方」があります。県林務部や林野庁が法を曲げてもということであるなら、谷に残土を埋め立て処分することに反対するためには、リニアに反対せざるを得ないということになります。

11月7日(f) 『信毎』24面 "旧村部の有権者論戦注目 阿智村議選 あす投票日"。「リニア中央新幹線トンネル工事の残土の後利用については、清内路地区だけの問題でなく、村全体の問題として捉えてほしい」。リニア関連工事の残土置き場の候補地がある清内路地区。70代男性は語気を強めた。 萩の平斜坑付近の谷に処分する計画があったはず。比較的安全に置けるとの声も聞いていましたが、やはり住民にとっては不安があるのだろうと思います。

11月7日(e) 『南信州』1面 "超電導学び実験観察 松尾小5年生が科学教室"。「おもしろ科学工房」と「松尾サイエンスクラブ」が松尾小学校5年生を対象に超低温状態関連のサイエンスショーを行ったそうです。続いて超電導の原理を学習。強力なネオジウム磁石を液体窒素で冷やして超伝導体を作り、磁石が浮かぶ様子を観察した。 この書き方から考えると、すくなくとも、『南信州』のリニアの技術についての理解はかなり怪しいと言わざるを得ませんね。冷やすのは、セラミック系の超電導物質です。

11月7日(d) 『中日』20面 "建設促進や地域振興 本年度事業計画決定 上伊那期成同盟会"

11月7日(c) 『中日』13面 "JR東海の見通し下げ"。米格付け会社のS&Pグローバル・レーティングは6日、JR東海が2021年3月期の業績について赤字を予想したことから、同社の長期会社格付けの見通しを「安定的」から格下げの恐れがある「ネガティブ」に引き下げた。S&Pは新型ころなウイルス隆光で落ち込んだ鉄道事業の利用者数がコロナ前の水準まで回復するには2~3年かかると指摘。さらにリニア中央新幹線などの設備投資負担が続くことから財務の改善が想定より遅れると判断した。長期会社格付けは「シングルAプラス」に据え置いた。

11月7日(b) 『中日』12面 "百貨店継続へ 瀬戸際の判断 名鉄 名駅巨大ビル着工延期 コロナ禍 好況前提の計画 見直し必須"、34面 "名駅巨大ビル着工延期へ コロナ打撃 名鉄、3年かけ検討"。名古屋駅周辺の再開発を巡っては、リニア建設計画がJR東海と静岡県との対立を受けて同県内で着工できておらず、名鉄が新ビル完成時期の目安としていた27年の品川・名古屋間の開業も絶望的となっている

11月7日(a)  集会"「今あらためて公共事業を問い直す」~諫早干拓とリニア中央新幹線" 4月4日に予定されていたのとほぼ同じ内容だと思います。今回はzoomで参加できるようです。詳しいことは ⇒ こちらのPDF。リニアについての講演は礒野弥生さん。zoom参加の申し込みは10月30日までに。/ネットで参加しました。主催者がズームに慣れていないようで、けっこう時間が無駄になりました。礒野さんのお話の中で、はじめから事業が失敗した時の後始末まで考えることが、これからは大事という点。アセスメントで計画の中止も視野に入れるということと同じ意味になるのかなとも思いましたが。中津川線はみんなで騒いでいたのに、それが頓挫して、中央道ができたら、もう中津川線で騒いだことは忘れてしまっている。リニアでもそうなるんだろうなといった人がいます。礒野さんの話とはちょっと違いますが、後始末と責任の問題は重要。ダメな事業は早く辞めた方がダメージは少ないはず。/『赤旗』8日14面 "諫早干拓とリニア考える 全国公害弁連などシンポ"。

11月6日(f) 『南信州』1面 "JR東海 来春に準備工事着手へ リニア残土 処分計画地の下久堅で説明会"。20万立米の残土の埋め立て計画のある飯田市下久堅でJR東海が4日に非公開の工事説明会。来春に造成の準備工事に着手予定。現在桟橋の建設中、今年度中に工事ヤードの整備が完了する予定の中央アルプストンネルの松川工区からの残土を埋める。松川工区のヤード整備が予定通りいくのかどうか…
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『南信州』のリニア関連記事の新しいロゴ。リニアに賭ける地域づくりではありますが、「掴めチャンス」?

11月6日(e) 『信毎』34面 "トンネル内のひび割れ 福井県会議連視察 北陸新幹線金沢・敦賀間"。関連記事:『福井新聞』4日 "加賀トンネル地盤割れ目にボルト施工 北陸新幹線福井・石川県境、膨張抑止で"。2019年10月に貫通した北陸新幹線の加賀トンネル(長さ5.5km)で工事後に床部分に約1㎞にわたりひび割れが生じた問題。床部分にアンカーボルトを1400本打って対策をするそうです。

11月6日(d) 『南信州』3面 "国土強靭化 意見書提出へ 豊丘村議会"。強靭化を考えるなら、まず本山の残土置き場130万立米と下沢26万立米が虻川に崩れ落ちる危険性を考えた方が良いと思います。こわれたら直せば良いという考えで、「強靭化」なんて言ってもね…。

11月6日(c) 『中日』22面 "リニア時代の新交通を 飯田JCが市長に意見書"。「リニア」に「新交通」と語呂が良いと感じてるのかも知れませんが、重い列車を持ち上げて走らせようなんて無理という批判を打ち砕くことができなかったリニア、ヨーロッパではリニアは「過去の人」、桃花台のピーチライナーって今走ってますか?「新交通」も乗り物として成功した例は少ないんじゃないかと思います。意見書を出すなら、その技術が具体的にどんなものかよく確かめてからにした方が良いと思う。JCさんが言っている「新交通システム」ってどんなもの? 意見書を受けた佐藤市長のコメントは、「…具体性や実現可能性のさらなる研究を期待したい」 と、あまり相手にしていない感じです。/『南信州』7日8面 "飯田青年会議所 新交通システム検討を 広域連合長に意見書提出"。

11月6日(b) 『赤旗』15面 "リニア工事は中止を 党愛知県委 東京外環道と同工法"(日本共産党愛知県委員会)

11月6日(a) 『信毎』1面 "大鹿のリニア残土搬出JR東海計画 松川ICから中央道経由 松川町中心部 影響懸念"(web版)、27面 "拭えぬ不安 沿線の影響は 大鹿からの残土搬出 来夏にも松川町など往来か 「子どもの安全 大丈夫なのか」 観光シーズン「車両分散 対応を」。町内で、やはり生田に置けという議論がでないことを願います。交通安全や騒音は最大限気を付ければ何とかなるし期間が限られます。谷埋め残土の危険は災害が起きるまでは常にあります。JR東海は生田(30~36万立米)と伊那(28万立米)の2か所を狙っているのかも。/『中日』7日18面 "工事残土運搬に中央道 JR東海、松川町議会に案説明"、『南信州』7日2面 "残土搬出に松川IC利用 松川町内で説明会続く"。

11月5日(d) 『中日』16面 "「削減を」「維持を」意見分かれる 豊丘村議会の定数問題 全議員参加し改革検討委"、『信毎』23面 "豊丘議会 議員定数削減 条例案提出へ 来年3月定例会に"。/『南信州』6日3面 "定数削減か現状維持か 豊丘村議会 3月定例会で決着へ"。

11月5日(c) 『赤旗』1面 "陥没付近地中に空洞 東京・調布 外環道工事現場の直上"(web版)

11月5日(b) 『中日』9面 "「テキサス新幹線」建設へ前進 米政府の手続き完了"。

11月5日(a) 『朝日』8面 "JR4社 需要減で赤字 9月中間"。

11月4日(b) 下市田河原のガイドウェイヤードの造成工事で、すきとった水田の耕土を敷地内で移動する作業が4日から始まるという回覧文書。名目は「工業団地造成工事」、先行きのあやしい「リニア」の文字は使えないのか?(冗談)。敷地は町道7290号線をまたいでいます。東側の耕土をいったん西側に移す作業。回覧文書

11月4日(a) 『信毎』2面 "「大井川の水守れ」 リニア巡る署名1月にも開始へ 静岡の住民ら"、『静岡新聞』"水守る運動、進め方を確認 島田で設立準備会【大井川とリニア】"。『信毎』の書き方、「会合に流域の8市2町から約20人が参加」と、『静岡新聞』の「準備会には6市2町から約20人が参加」どちらも間違いじゃないんだろうと思いますが…。署名の開始時期、『信毎』は1月、『静岡新聞』は12月。「リニアのゆくえ」はますます絶望的に。

11月2日(b) 『赤旗』4面 "北海道新幹線 「条件不適土」説明を トンネル工事 党道委員会が凍結要求"(web版)。

11月2日(a) 『日経』9面 "夢の室温超電導実現 米チーム、セ氏15度で成功 超高圧下で、実用化へ前進"(web版)。JR東海が東京―名古屋間で運行を目指すリニア中央新幹線や、医療診断用の磁気共鳴画像装置(MRI)など、超電導の応用は広がっている。価格が高騰している液体ヘリウムによって極低温にするため、装置も特殊になりコストは高くつく。冷却不要な超電導物質の出現は産業などに大きな影響を及ぼす。 しかし清水教授は「超高圧なので、すぐには工業利用できない」と断言する。地球の中心部は約364万気圧と考えられており、267万気圧はその4分の3ほど。この条件を再現できる実験施設は世界でも10カ所ほどしかない。ロチェスター大の作った試料の大きさは25~35マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルと極めて小さく、研究はまだ基礎的な段階だ。 。ドイツ(トランスラピッド)や日本航空(HSST⇒リニモ)は超電導を選びませんでした。トランスラピッドは上海で2004年から営業運転をしています。リニモも2005年から営業しています。常電導方式は鉄心のコイルに銅線を巻いた電磁石と電子回路を組み合わせた仕組みで磁気浮上を実現しましたが、超電導で同様に簡便な方法で実現できるのはかなり先の話になりそうです。超電導リニアは乗り物として本当に実用化できているのかという点で大きな疑問があります。

11月1日(a) 学習会「自治組織の役割と行政の関係性を考える」。主催:南信州地域問題研究所。会場日時:飯田市勤労者福祉センター2階で14時~16時。/学習会というよりは意見交換会でした。飯田市は牧野市長になってから、住民自治組織について大きな制度の変更をしたそうです。「市民の政府をつくろう」とか「ボトムアップ」というキャッチフレーズとはちがって、住民の市政への参加(意見をいう)とよりは、市役所の下請けをさせるものになってしまって、役職についた住民に苦労を強いるようなものになってしまっていたようです。これも、前市長の牧野さんが選挙で大差で落選した理由だろうと感じました。


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