出来事・ニュース:2024年11月

予定、12月7日(a) 第28回高森自由大学、テーマは「地震・豪雨災害につながる地形・地質的素因 一高森町の防災資料として一」、講師は飯田市美術博物館専門研究員・村松武 さん。会場は高森歴史民俗資料館(時の駅)、13時30分から。詳細は案内チラシ

終了、11月24日(a) 「リニア新幹線 市民講座 in 名古屋 PART14」。講師:トンネル施工技術者・大塚正幸さん、演題「掘るのは怖い、乗るのも怖いリニア ~ 恐怖と隣り合わせのトンネル工事」。名古屋市教育館で、午後13時30分から、資料代700円。案内チラシ案内チラシ・カラー版。/ ⇒ 『愛知民報 2024年12月1日』


11月30日(e) 『赤旗』10面 "災害復興 まずは鉄路 新潟・米坂線復旧 住民団体が要請"。

11月30日(d) 『南信州』2面 "民間で水素ステーションを 飯田商工会議所 来月にプロジェクト準備会"。

11月30日(c) 『日経』19日 "JR九州、運賃15%上げ認可"。

11月30日(b) 『信毎』2面 "「歩きたくなる空間」に 松本「中核エリア」指針案"。「人が歩く前提で松本城下町が設計されたことを再認識し…」。城下町に限らず、たいていの集落は、もともとはといっても、たかだか60~70年前までは、「人が歩く前提で」出来ていたと思います。

11月30日(a) 『信毎』13面 "佐藤市長「環境を軸にまちづくり」 飯田市議会で2期目の所信表明"、『南信州』1面 "飯田市 「環境を軸にまちづくり」 佐藤市長2期目の所信表明"。土曽川橋りょうのケーソン基礎に要対策土を使うというJR東海の計画について、県の環境影響評価技術委員会は、人の住む場所に置くべきでないと、環境の視点から指摘しているんですから、環境を軸にすえるなら、飯田市長としては要対策土の使用を拒否するのが当たり前。

11月29日(i) 「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」(以下、「住民の会」)が11月6日に出した要望書に対して飯田市が回答。「住民の会」は回答の受け取りの前に、飯田市長がJR東海に対して要望するときに要対策土の使用に反対の姿勢を示すこと、また長野県に対しても反対の意見を届けることを要望する文書をリニア推進部長に手渡しました:『信毎』11面 "要対策土「県の助言に従う」 飯田市 持ち込み反対の会に回答"。/ 『赤旗』30日10面 "長野・飯田 住宅街にリニア有害残土計画 住民の不安 市に訴え"。 住民の会が11月6日にだした要望書への回答 = " 「飯田市のリニアエ事に対する姿勢を改めて問います」|こついて(回答)"

11月29日(h) 『赤旗』12面 "弘南鉄道大鰐線 運行休止の方針 青森"。

11月29日(g) 『南信州』2面 "飯田市 3工事3社たたえ 優良建設工事表彰で"。

11月29日(f) 『南信州』3面 "ドローン利活用に期待と不安 県政アンケート結果"。

11月29日(e) 『日経』15面 "新幹線駅の売店 ブランドを統一 JR東海"。

11月29日(d) 『日経』16面 "CO2「回収に頼らず」 仏サンゴバン会長 排出ゼロへ目標"。

11月29日(c) 『信毎』46面 "電柱傾斜の事故 検査見直し提言 東海道線衝突で安全委"、『赤旗』12面 "電柱衝突事故はひび割れが原因 JR東海道線"。

11月29日(b) 『信毎』9面 "しな鉄 赤字拡大見通し 24年度純損益 大雨被害や修繕で"。

11月29日(a) 『中日』11面 "車輪の摩耗 自動チェック 画像解析で変化把握 ⇒ 年1億円コスト減 JR東海"。

11月28日(h) 『信毎』3面 "焦点:リニア 着工のち延長 9/11 喬木の高架橋も1年遅れに 「また…」負担増す県内 住民 JR側に募る不信"。/ 『信毎』29日11面 "リニア高架橋工事 日照補償対象説明 JR東海が喬木で説明会"、『南信州』29日1面 "JR東海 喬木の高架橋 工期を1年延長 阿島で説明会 日照阻害などの補償の流れも示す"、『中日』29日14面 "天竜川橋りょう近く 高架橋工事1年延長 JR、住民説明会で示す"。

11月28日(g) 『信毎』3面 "ローカル線分岐点:大糸線白馬-糸魚川間を並走 臨時バス低調「物足りない」 JR西社長 誘客活動を強調"。

11月28日(f) 『日経』15面 "久留里線一部廃止へ JR東 赤字路線、バス転換"、『信毎』3面 "JR東、千葉の赤字区間の「バス転換必要」"。/ 『赤旗』29日12面 "久留里線一部廃線へ JR東日本 非被災路線では初"。

11月28日(e) 『中日』12面 "荷主と運送業者 業界の課題共有 飯田でセミナー"。

11月28日(d) 『中日』24面 "瑞浪地盤沈下 最大5.9センチ リニア工事 月1センチペースで増"、『信毎』3面 "岐阜の地盤沈下最大5.9センチに拡大"。

11月28日(c) 『中日』3面 "名鉄名古屋駅周辺 ビル再開発 26年度解体、27年度着工"。

11月28日(b) 『朝日』21面 "まつもとバス タッチで素早く 26年春から交通系ICカードも使用可 ビジネス客や訪日客の利便性考慮"。

11月28日(a) 『朝日』1面 "のぞみ自由席 来春削減へ ネット予約普及 指定席志向強まる"。/『信毎』29日23面 "東海道・山陽新幹線 のぞみ自由席 3→2両へ ネット予約が普及…指定席のニーズ増える"、『日経』29日15面 "「のぞみ」自由席削減 来春から2両に 観光需要逃さず"。

11月27日(h) 『信毎』9面 "JR東海グループ企業 あす発売 「サクラ」「かなえ」る 合格祈願の駅名標グッズ"。

11月27日(g) 『信毎』2面 "若者に選ばれる信州に 県「人口戦略」案 30年までの目標設定 「寛容な社会」など四つの方向性"。リニアに期待するような県や南信地方の行政のあり方では若者には選ばれないと思います。

11月27日(f) 26日、静岡工区の環境保全対策を検討する国交省の有識者会議でJR東海は県境付近のボーリング調査について湧水は少ないと報告:『信毎』2面 "静岡・山梨県境部調査 「湧水少ない」 JR東海が報告"。

11月27日(e) 25日、座光寺でJR東海が説明会:『南信州』1面 "R東海 天竜川橋りょう3年延長 座光寺地区で説明会"。

11月27日(d) 『南信州』1面 "飯田市 具体的な活用へ議論 リニア駅前広場 プラットフォーム初会合"、『信毎』11面 "リニア駅前広場活用検討組織が初会合 飯田で公募市民ら"。

11月27日(c) 『中日』9面 "JR東海グループ 再開発で魅力的な街へ 中川運河北端 滞在型ホテル 春日井では「神領プロジェクト」 中電不動産 商業・教育施設を併設"。

11月27日(b) 『朝日』21面 "アルピコHD 上場へ 塗油辰資金 「デリシア」新店などに"。

11月27日(a) 高速船の浸水隠しでJR吸収子会社の幹部を解雇:『朝日』7面 "JR九州高速船浸水隠し 子会社幹部3人解雇"、『日経』46面 "JR九州社長、報酬返納 高速船浸水隠し 子会社は3人解雇"、『信毎』26面 "浸水隠し高速船運航で懲戒解雇 JR九州子会社前社長ら"。

11月26日(h) 『信毎』13面 "大糸線の「臨時増便バス」PRへ動画 ご当地キャラ3体 白馬・小谷巡る 名所やグルメ 1分間で紹介"。⇒ 増便バスで行く ご当地キャラ達の旅

11月26日(g) 『信毎』6面 "国内短信:敦賀以西巡り自民に亀裂"。

11月26日(f) 『日経』31面 "中部経済特集(下)リニア・新幹線の鉄道技術 JR東海、輸出も視野"。「飛行機のようにスロープと搭乗口がつながった空間から乗車し、車両が加速し始めてから数十秒で時速500キロメートルに到達。…」と10月中旬の報道向け試乗会についてかいている部分があります。こう書かれるとなにか未来の乗り物って感じがするんですが、通常の鉄道や、常電導方式の磁気浮上式鉄道に比べて、事業者にとっても乗客にとっても乗降りが面倒くさいという部分の説明です。というような記事でありながらも、開業時期が最短で2034年以降になること、瑞浪の水位低下や地盤沈下のことなども触れ、さらに今夏、豪雨や保守車両事故でたびたび運休したこも書いているのに、リニアが東海道新幹線のバイパスという点は、実際にあり得ないことだからか触れず「新たな技術の開発や展開と同時に、足元の新幹線の安全・安心な輸送環境の整備が不可欠だ」としています。

11月26日(e) 『日経』16面 "プライベートジェット利用者CO2排出、一般人の500倍 再生燃料の利用必要"。

11月26日(d) 『日経』13面 "住宅3社、部材を共同配送 積水ハウスなど、物流拠点共有 物件引き渡し 遅延防ぐ"。

11月26日(c) 23・24日、エス・バードで「南信州環境メッセ2024」:『南信州』1面 "環境先進地を目指し 飯田で 企業や団体、行政がメッセ"。世界的にみてかなり遅れた環境影響評価をかなり不十分な形でパスしてもらって始まったリニア工事。そういうリニア計画に期待しながら、かつ人の住んでいる場所で要対策土を埋め立て処分しようというJR東海の計画に正面切って止めろといえずに、「環境先進地をめざして」はないと思います。

11月26日(b) 23日、静岡県革新懇が「リニア中央新幹線はどうなるのか」をテーマに、24日には「リニアを問う愛知市民ネット」が「掘るのは怖い、乗るのも怖いリニア」をテーマに学習会:『赤旗』10面 "問題だらけリニア建設 各地で学習会 水・環境・残土に課題 ずさんな計画を告発"。

11月26日(a) 『日経クロステック』 "鹿児島の北薩トンネル崩落、長さ180mの水抜きトンネル掘削へ"。 ⇒ 鹿児島県 > 北薩トンネル(国道504号)の被災状況等北薩トンネル技術検討委員会 > 第2回北薩トンネル技術検討委員会 > 資料2「水抜き工計画(案)について」(PDF:1,183KB)

11月25日(a) 24日、静岡県の大井川流域自治体の首長とJR東海が意見交換、20日にボーリング調査が県境に達したと報告:『信毎』2面 "リニア工事巡り、JRが調査着手を静岡首長に報告"。

11月24日(d) 『中日』24面 "新幹線2時間見合わせ"、"北陸新幹線なども遅れ"。

11月24日(c) 『中日』7面 "還暦の新幹線、どこへ向かう 「老い」と「過密」しのいで"。今年の8月9日に東海道新幹線は上下で483本の列車が走ったそうです。昨年の平均でも1日372本。リニアが東海道新幹線が工事のために運休した場合、東海道新幹線と同じだけの本数を走らせることができるとは思えません。工事中はどっちにしろ輸送量は減るはず。「バイパスの役目が期待されるリニア中央新幹線は、工事遅れで完成が早くても2034年以降。今から10年後、『古希』を迎えた東海道新幹線がなお列島移動の主役を担い続けていることを意味する。今のうちに新幹線の、もっと言えば私たちの移動のあり方がどうあるべきなのか、真剣に考える必要がある。」。東海道新幹線の盛り土が雨に弱いという指摘があるんですが、リニアだって、トンネル残土を埋めた谷埋め盛土はリニアそのものには影響はなくても、沿線の住民に災害の危険を新たにつくっていることも確か。

11月24日(b) 『南信州』6面 "科学の魅力間近で 松尾小5年が実験教室 "。あまり重要な問題じゃないのですが、記事の中に「超電導の原理を体感する実験では、強力なネオジウム磁石を液体窒素で冷やして超伝導体を作り、磁石が浮かぶ様子をじっくり眺めた」と書いてあります。これは明らかにマチガイで、超電導物質(たぶん、マイナス195度付近で超電導状態になる酸化物でセラミック状のもの)を液体窒素で冷やしたはずです。で、実は、同じことを昨年7月の追手町小学校の実験教室、それから2020年の松尾小の実験教室についての記事でもほぼ同じ文をつかっています。「おもしろ科学工房」さん注意して上げてください。実験の内容は、だいたいこんな感じのもの。『南信州』も2014年11月28日の紙面の松尾小の実験教室の記事では「液体窒素で超電導体を冷やすことによって磁石が反発し2センチ浮上することを体験し、リニアの原理を学んだ」(*)と書いていたのに…。(* 「反発し」というのはやや不正確。強調は引用者)

11月24日(a) 『南信州』1面 "三遠南信道 青崩峠「開通見通しを」 建設促進期成同盟が国へ要望"。

11月23日(g) 22日の会見で飯田市長は、長野県環境影響評価技術委員会からJR東海にきびしい指摘があったことに関連して、県知事の助言の前にJR東海に近く申し入れをすると述べる:『信毎』2面 "JR要対策土使用計画 「県技術委指摘にしっかり応えて」 飯田市長、申し入れへ"。

11月23日(f) 『日経』13面 "物流DXに500億円 NXHD 荷両予測や専門人材の現場派遣 人手減でも輸送網保つ"。

11月23日(e) 『信毎』11面 "脱炭素化へ 飯伊の技術発信 飯田で初の「環境産業見本市」"。

11月23日(d) 『日経』13面 "「スマートレッド」目視点検半分に JR東、新幹線の新型保守車両"。

11月23日(c) 『赤旗』6面 "おはようニュース問答:リニアの大深度トンネル工事は安全なのか?"。

11月23日(b) 『赤旗』4面 "神宮外苑の樹木移植 専門家が現地調査 木が競合で「ダメージ」"(JCP TOKYO)。外苑の場合と条件が違うかも知れないですが、リニア関連で保全計画で移植した希少な植物はかなりの割合で上手く育っていないようです。

11月23日(a) 11月14日の長野県環境影響評価技術委員会の記録が長野県のHPに掲載されています。⇒ 令和6年度第7回技術委員会。9月27日の第6回会合の委員の意見に対するJR側の反論(事後回答)は資料1。3ページの委員長の指摘に対するJR東海の見解は、論理的な説明になっていないです。南アルプスなど土被りの大きなトンネルに関しては、周辺の住民に将来に渡って心配をかけるのだから、また、13ページの番号34の指摘に対する見解からしても、山岳地帯で土被りの大きな長いトンネルは掘るべきでないといえます。岐阜県の御嵩町の場合は、要対策土の受け入れを拒否したのですが、長野県内と違い、それほど急峻でもない地形の、また人家もほとんどない場所なのですから、少なくとも土曽川橋りょうのケーソン基礎の中詰めに使うというのは非常識といわざるをえないと思います。JR東海は豊丘村の本山の残土置場は人家から離れているので要対策土の処分の適地と発言したと伝わっていますが、それは13ページ見解と矛盾するし、本山の残土置場には下伊那竜東断層という活動度B(*)の活断層があります。つまり、JR東海は残土や要対策土の処理についてまったく真面目に考えていないし、計画段階で真剣に考えていなかったといえると思います。リニア計画はすぐに中止すべきです。(* JR東海、「豊丘村内発生土置き場(本山)における環境の調査及び影響検討の結果について(平成29年5月17日)」の「4-2-2-2」ページによれば、平均変位速度が0.1~1m/千年程度。)

11月22日(g) JR東海の丹羽社長が、21日の定例会見で土曽川橋梁のケーソン基礎のの中詰め土として要対策土(ヒ素を含む有害な残土)をツッコミタイと改めて述べる:『信毎』2面 "要対策土「活用したい」 JR東海社長 改めて言及"(web版)。丹羽氏は14日の技術委員会の「会合で出た意見に回答していく」と述べたそうですが、14日の会議は、2回目の説明のわけで、委員の総意として、人の住んでいる場所に要対策土をおくべきでないという考えは変えていないわけですから、これ以上、何を説明するというのか? また、段取りとしては、今後、県知事の助言が出るのですから、助言の前に再度、技術委員会を開かせて、丹羽社長が委員に説明するつもりなのか?

11月22日(f) 19日、「宮田の環境を守る会」が解散:「宮田の環境を守る会」解散 処分場予定地取得問題終息で

11月22日(e) 21日、老朽化している「しなの鉄道」の補修費用について、長野県知事が国交省に補助を求める:『信毎』2面 "しな鉄 施設修繕の補助要請 国交省に スイカ導入経費も"。

11月22日(d) 21日、「リニア中央新幹線建設促進経済団体連合会」が静岡県の着工を急ぐよう国交省に要請書を提出:『信毎』6面 "早期のリニア整備要請-沿線経済団体連合会"。

11月22日(c) JR九州が第三者員会による高速船の浸水隠しで調査報告書を公表:『中日』25面 "高速船浸水隠しで報告書"。

11月22日(b) 『中日』11面 "自動仕分け 国内初 アマゾン 名古屋に配送拠点 商品700万種 注文当日や翌日に"。

11月22日(a) 『朝日』4面 "石破外遊 成果はあったけど 座ったまま握手やスマホ…経験不足にじむ"。マイペースを崩さないのは、良いと思うんです。この調子で、リニアは「つまらないから」やめとけといってくれるとありがたいですね。

11月21日(h) 『赤旗』"主張:リニア中央新幹線 必要性疑問な巨大工事中止を"(紙面2面)。「50分の短縮のために巨額な予算を投入し、自然環境や沿線住民の生活に深刻な影響を与えるのか―事業者や政府は冷静に考え直しリニア事業をただちに中止すべき」

11月21日(g) 『中日』14面 "伊賀良停留所に発券所 信南交通 「りんごの里」から移転 リモート観光案内所も設置"、『南信州』9面 "信南交通 停留所で利便性向上 伊賀良発券所を新築移転"。/ 『信毎』22日11面 "信南交通が飯田市に発券所設け営業開始 高速バス「伊賀良停留所」"。3紙の見出し、ちょっと外れているのはどれ?

11月21日(f) 『中日』8面 "東京メトロが英の鉄道運営 エリザベス線"、『日経』15面 "東京メトロと住友商事 ロンドン地下鉄 運営業務を受注"。

11月21日(e) 『日経』35面 "連結トラックで菓子混載 ブルボンなど 関東圏に試験運行"。

11月21日(d) 『日経』35面 "米坂線復旧へ「4パターン深堀り」"。

11月21日(c) 『日経』6面 "北陸新幹線延伸ルート決定へ意見聴取方針"。

11月21日(b) 『日経』38面 "瀬戸大橋の列車立ち往生 渡り板紛失、救助遅れる JR四国が中間報告"。

11月21日(a) JR東海は、山梨県内から静岡県内に向かって行われていた高速長尺先進ボーリングが静岡県に到達と公表:『中日』1面 "リニア地盤調査 静岡県内に到達 JR東海 知事容認転換で"、『信毎』2面 "ボーリング 静岡側に JR東海 県容認で調査進展 知事の着工判断が焦点に 環境への影響 根強い懸念"、『静岡新聞』"ボーリング 県内到達 大規模破砕帯 静岡に収まるか"。「大量の突発湧水発生が想定される大規模破砕帯は静岡県側に収まっている可能性が高い…静岡側に約300m残る未調査区間を調べるためにボーリングを続ける。ただ、ボーリングで開けた穴を保護する鋼管を当初の想定より200メートル以上短い距離までしか挿入できておらず、ボーリングをどこまで進めることができるかは不透明」(『静岡新聞』)。

11月20日(h) 19日夜、上郷公民館でリニア関連事業に関する説明会の2回目が行われました。説明内容は、18日夜と基本的に同じものでした。18日に、長野県駅の1日の利用者数6800人の根拠について質問された長野県の説明者が、JR東海に回答をふったことについて、長野県が出した数字であったと訂正をし謝罪しました。担当者がリニア計画や関連事業について十分な知識を持ち合わせていないというのは無責任で困った話です。土曽川橋りょうの中詰め材についての要対策土への変更に関しての、11月14日の技術委員会での新たな説明について委員の理解を得たというJR東海側の説明について、委員は総意として人のすんでいる場所に要対策土埋めるべきでないといっている点について参加者から念を押す発言がありました。また、工事が長引くことは困るという意見も出ました。当初の説明通り現地で発生する残土を中詰めに使えば良かったのに、要対策土に変更したことで工事期間がのびたのではないかとの指摘もありました。18日は開場前に準備された椅子だけでなく追加で椅子が出されるくらいの出席者がありましたが、19日は前日よりは少ない出席者でした。前日ほどではないですが、報道も入っていました。両日ともに、報道による質疑もふくめ説明会全体について撮影も許されていました。飯田市職員も出席していましたが、今回は説明はありませんでした。以下は配布資料:(1) 次第、(2) (長野県飯田建設事務所)リニア駅周辺 県関連3道路整備の今後の進め方について(3) (JR東海)中央新幹線長野県駅(仮称)工区の進捗状況につい、(4) (JR東海)中央新幹線風越山トンネル(上郷)—準備工事(先行着手工事)について / 『信毎』21日 "駅周辺道路の一部 整備完成時期未定に 飯田・上郷地区で説明会 まちづくり影響 広がる不安 JR・県の姿勢ただす声相次ぐ"。

11月20日(g) 『赤旗』1面 "リニアルート上に18校 東京・神奈川・愛知 敷地の直下掘削も"(web版)、13面 "リニア工事 生徒募集にも影響 「補償もなし」"。じつは、長野県の飯田市内でも、県立風越高校の直下でリニアの風越山トンネル・上郷工区(3.3㎞)の掘削がシールド工法で行われます。また風越山トンネル・黒田工区(NATM工法、2.3㎞)の斜坑は風越高校のプール直下を通ります。こちらは掘削中。
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11月20日(f) 『信毎』23面 "運送業者に無償作業要請か 公取委がイトーキに警告へ"。

11月20日(e) 『日経』1面 "プラス2℃(3)交通インフラ 損失3兆円 「極端現象」への適応急げ"。

11月20日(d) 『日経』38面 "川の環境保全へ刷内目標 干潟面積など、国交省が設定促す 生態系回復 見える化"。

11月20日(c) 『日経』35面 "上下分離、地元負担17億円 米坂線復旧 JR東が運営費試算"。

11月20日(b) 『日経』11面 "運輸長官にダフィー氏 保守系テレビ司会者"。

11月20日(a) 『赤旗』11面 "リニア審議 住民ら傍聴 「住宅そばに有害残土」疑問なお"。⇒ 関連

11月19日(d) 『信毎』26面 "脱線レール腐食 JR北海道 函館線きょう運転再開"。/ 『赤旗』20日13面 "全国鉄道事業者 レール点検指示 国交省"。

11月19日(c) 『信毎』6面 "人口減に対応 市町村の境界越え必要な機能維持 「地域生活圏」形成を支援 国交省 モデル事例創出目指す"。

11月19日(b) 『中日』24面 "リニア水位低下 発覚半年 沈む地盤 宿場町不安 瑞浪 5センチ超に拡大 収束見えず"。

11月19日(a) 18日夜、上郷公民館でリニア関連事業の説明会がありました。長野県のリニア関連の道路工事の説明と、JR東海は駅工事の進み具合と風越山トンネルの準備工事についての説明。長野県は、国道拡幅や県道工事について遅れている点についておわびをしていました。JR東海は、駅工事の進捗の説明の中で、土曽川橋りょうの中詰め土問題について、県の環境技術委員会の継続審議(11月14日)で、多くの委員から理解できたとの声も聞いたと、審議会直後の取材には杉浦担当部長は「委員の理解をえた」といったのに比べるとやや控え目の言い方でした。参加者から、長野県駅の利用者6800人の根拠は何かとの質問に、長野県はJR東海が出した数字と答えました。この数字は、JR東海、長野県、飯田市がそれぞれコンサルタントに依頼するなどしてそれぞれ推定した数字のうち、飯田市は一番数が少ない6800を選んで駅周辺整備計画の参考にしたというのが事実。会場からは、なんでも間でもJR東海さんのせいにすれば良いというものじゃないとの指摘もあったようです。また、この例のだけでなく、工事の遅れの問題についても、人のせいにしている。長野県もJR東海も飯田市も、責任のありかをはっきりさせないことはけしからんとの声もでました。岐阜県からも含め多数の報道が来ていました。19日も同じ説明会が開かれます。そうそう、風越山トンネルの本坑のシールドマシンの掘削開始は2028年の冬になるそうですから、2027年の開業なんてはなから考えていなかったことは明らかですね。移転交渉だとか、埋蔵文化財調査だとかに必要な時間を計画の中に含めて考えていなかったことも明らかでしょう。住民の出席はかなり多かったです。/ 『信毎(web版)』 "リニアの風越山トンネル上郷工区、本坑掘削開始は2028年度冬ごろ JR東海が飯田市で説明 駅周辺の道路も2028年3月の完成困難"。/ 『信毎』2面 "風越山トンネル上郷工区 工期遅れ確実 完了未定"、『中日』10面 "県駅周辺改良 当初目標より遅れ 県、JR東海説明"。/ 『朝日』20日 "風越山トンネルの工期延期 リニア、用地取得遅れ完了未定"、『南信州』1面 "風越山トンネル 上郷工区も遅れ今月着工 シールドトンネルは28年度に"、"リニア関連道路 飯田北改良区「暫定4車線」 27年度の工事完了困難に"。

11月18日(c) 『朝日』28面 "富士山 登山鉄道を断念 山梨県 新たに「トラム構想」"。/ 『日経』19日38面 "「富士山登山鉄道」を断念 山梨知事、地元の反対受け"、『信毎』19日26面 "「富士山登山鉄道構想」断念 「環境悪化」住民反発 山梨県 タイヤで走るトラム検討"。

11月18日(b) 『朝日』1面 "膨張予算:官民ファンド いまや「国営」 増資重ね 国出資平均8割"、7面 "膨張予算:「官民折半」最初だけ ファンド肥大化 進める官 「省庁 規律無き拡大の共犯」"。

11月18日(a) 『原子力産業新聞』"(コラム「メディアへの直言」小島正美) リニア中央新幹線と原子力 同じ巨大プロジェクトでも何が違うのか?"。10月16日に報道陣向けに行われた山梨リニア実験線に体験乗車記なんですが、筆者の小島さんは、乗車中に新聞や本を読んだりコーヒーを飲んだりしていて、リニアの乗り心地そのものについては十分に観察していなかったようです。たぶん、試乗前か後で、JR東海からリニアについて説明を受けたと思うのですが、「最初のうちはレールの上を走る」なんて書いてます。いまどきこんな書き方するマスコミはないでしょう。たいていは最初は車輪走行だけれど時速150㎞で浮上走行にかわるって書いていますね。小島さんは「リニア自体を否定するニュースはなし」と書いています。建設工事を巡る問題と速達性。メリット・デメリットのどちらが大きいか考えていない。反対の声がないわけじゃない。その自覚もあるようですから、ジャーナリズムの当事者がやるべき義務を放棄してます。でなければ、少しはご自分で勉強をなさって、リニア否定論に具体的に反論すべきです。『朝日』の10月5日の記事についてリニアに否定的な論調でないと書いていますが、まあ逆ですね。『毎日』9月7日(小島さんは10月5日付けとしている) "(夢と現実と・リニア中間駅を歩く) 品川駅から45分 長野県駅 進む移転、迫られる決断 /長野" についても、「リニア自体を止めろ、という文言や住民の声は出てこない」と書いています。地元の住民からみれば小島さんは実際の現場を見ていないからそんなことがいえるんだというしかないですね。まあ、原子力産業にヨイショしている方だからね。⇒ 関連ページ:"キヤノングローバル戦略研究所研究主幹のリニア試乗記"

11月17日(c) 『信毎』28面 "技術的には完成…低コスト化へ 山梨リニア実験線 改良型試乗会"。見出しの「…」はどういうい意味か? リニア関連の最近の『信毎』の記事に比べ、なにか調子が違う記事ですね。順序が逆ですが、↑の『原子力産業新聞』の記事とたぶん同じ試乗会の記事。試乗会の車内の写真をみると、乗車している人数がいつもより少ないようです。リニアのメリットが色あせてきて注目を浴びなくなってきているからかもね。⇒ 関連ページ:"キヤノングローバル戦略研究所研究主幹のリニア試乗記"

11月17日(b) 『赤旗』2面 "主張:大深度地下使用法 安全安心脅かす法律は廃止を"。

11月17日(a) 函館線で貨物列車が脱線:『朝日』27面 "JR貨物、函館線で脱線 あすまで一部運転見合わせ"、『赤旗』11面 "R貨物列車脱線 北海道"、『日経』27面 "JR函館線、貨物列車脱線 森-長万部間 あすも運転見合わせ"、『信毎』29面 "JR函館線 貨物列車脱線 運輸安全委調査 一部区間運休続く"。

11月16日(c) 『信毎』2面 "ローカル線分岐点:大糸線臨時バス低調 6~10月推計9410人 目標に遠く及ばず 冬ダイヤで挽回図る スキー客伸びしろに期待"。

11月16日(b) 『神戸新聞NEXT』 "JR西、明石の新幹線車両基地の整備を断念「コロナ禍前の利用水準に戻らず」 市に伝達"。「基地の計画が浮上した地域は近郊農業の優良地で、市が生産性の向上を目指し、大規模な農業用水のパイプライン整備を予定していたが、計画を受けて凍結していた。」

11月16日(a) 15日、リニアの首都圏第一トンネルの小野路工区の地上で民家の庭に水と気泡が噴出した事故で共産党議員が国交省と環境省にヒアリング:『赤旗』"リニア 住宅庭から出水 国交省 現地確認せず 共産党議員がヒアリング JR指導の姿勢問われる"(紙面13面)、『UPLAN』(動画)"20241115 UPLAN【環境省・厚労省・国交省レク】リニア新幹線 町田市小野路町での気泡・水噴出と北品川工区での「調査掘進」終了等に関する国交省、環境省からのレクチ…"。

11月15日(e) 『日経』19面 "私鉄、訪日客回復で快走 11社が純利益上振れ、円安追い風 旅客上積みには天井感"。

11月15日(d) 『南信州』3面 "南信州の魅力'五感'で堪能 首都圏在住者モニターツアー 南信州地域振興局初企画"。

11月15日(c) リニアの品川駅工事も静岡工区並みに遅れているようです:『東京新聞』"「リニア駅」品川駅の地下はいまどんな姿? 響く新幹線のごう音、60年前の新幹線建設の記憶も見つけた"(無料会員登録で月3つの記事は読めるようです)。記事によれば、品川北非常口までのトンネル工事のシールドマシン(掘削機)は品川駅地下の発進立坑から掘削を開始する計画。2026年当時は2021年度にシールドマシンによる掘削開始を予定。しかし、発信立坑の掘削(深さ55mのうち現在13m掘削)やシールドマシンの制作に「2026年3月までかかる」そうです。品川北非常口立坑までは、約1.4㎞ほどと思いますが、2026年度に掘削開始では2027年にはとても間に合わないはず。品川駅と北品川非常口間のトンネル工事については静岡工区と大差ない状況。そもそも、「2027年開業」という目標はあってないようなものだったのだろうと思いますね。

11月15日(b) 『赤旗』 "きょうの潮流:江戸五街道の一つ、中山道には69の宿場がありました。日本橋から数えて47次の大湫(おおくて)宿は、…"。「JR東海も工事が原因の可能性があるとして調査を開始。掘削は中断していますが、地元の不安をよそに工事優先の姿勢を崩していません」

11月15日(a) 14日、長野県環境影響評価技術委員会が行われました。議題は、(1)リニア長野県駅の新設工事の環境保全についてと(2)リニア工事についての2023年度の環境影響調査結果などについて。(1)については、前回9月27日の審議(第6回技術委員会)が継続になった部分です。前回を受けてのJR東海側の説明だったのですが、委員長は、前回も指摘したような、人里離れた安全な処分に最適な場所をほうぼう検討したけれど、他に見つからないので、土曽川橋りょうのケーソンの中詰めに使いたいという説明はできていないと指摘しました。つまり、地下水が流れており、土石流災害の心配もあって、付近に多くの人が住んでいる場所に置くというのは基本的に非常識なことであって、他に全く置き場がないならという意味でしょう。JR東海の説明内容は、今後どれほどの要対策土が出てくるのか分からないし、処分先もなかなか見つからないので、とりあえず、汚染土壌の処分の国交省の指針とてらして安全と思われるケーソンの中詰めに使いたいという考えと理解しなくてはならないものでした。なお、要対策土の現在の量については、9月時点で、以下「締固め量」で、大鹿村内で、1万7千㎥(トンネル坑内に1万2千㎥)、豊丘村で3千㎥、飯田市内で3千㎥(※)残土で建設発生土量の約1%と説明。建設発生土量は「ほぐし量」で約200万㎥。トンネル残土全量が974万㎥なので、残土の面からいえば、建設の進ちょく状況は約2割にとどまるわけなんですが、委員から長野県内の工事の進捗について聞かれJR東海は手元に資料がないとして回答しませんでした。要対策土の保管場所と積み込み作業について、委員から風で積み込みの時に粉じんが飛ぶようなことはないのか指摘がありました。実際はこんな場所ですから、委員の心配は当たっていますが、JR東海は、実際の状況も示さずに心配ないと説明しました。委員会は、結局、委員の質問にJR東海が答えるという事に終始していて、つまり、JR東海が出してくるデータや資料が不十分で、委員の一人一人がなかなか説明を納得できるまでにいっていない状況に見えました。※ 飯田市内でこれだけ発生したのに、要対策土は事前の調査で発生する可能性は少ないとして、残土の仮置き場も要対策土の仮置き場も確保せずにトンネル掘削を開始したのは「無謀」というほかないですね。残土置場と仮置き場を確保したうえで、掘削を始めた、豊丘村内なみに発生したのです。/ 『信毎』3面 "焦点:リニア「要対策土」なお懸念 JRと県技術委 2度目の審議 トラブル続く沿線工事 「形だけ」 食い違う認識"(web版) は、「JR東海は前回の指摘も踏まえて説明を追加し、委員の理解を得た―とするものの、委員らの認識とは食い違う…『なぜわざわざ人が住む場所に要対策祖を持ってこなければならないのか疑問は晴れない』。2回目の審議の中心的な論点となった要対策土活用の検討経緯や対策について一通りJR東海の説明を受け、技術委員会の鈴木啓助委員長(信大名誉教授)は強い口調で懸念を示した…会合後の取材に『人が住んでいる所に要対策土を置くべきでないというのが(委員会の)総意』と述べた」と書いています。

11月14日(c) 『中日』7面 "中継輸送実現11社で目指す 物流コンソーシアム発足 セイノー、名鉄運輸、トランコム"、『日経』17面 "サントリーとサッポロ 長距離物流で連携 群馬-岡山、年150台分削減"。

11月14日(e) 『日経』25面 "値決め再論(1)輸送運賃 どんぶり勘定、荷主は不満 運送会社「国の指標に追随」 化学業界「根拠見えにくい」 価格交渉力、供給再編焦点に"。

11月14日(d) 『南信州』1面 "「新文化会館」専門家会議 機能分散整備含め協議 市側は検討の方向性提示"。

11月14日(c) 『赤旗』10面 "クローズアップ:地域公共交通支援は急務 埼玉 伊藤参院議員、各首長らと懇談 減便・廃止やめ'市民の足守れ'"。

11月14日(b) 『朝日』7面 "官民ファンド存続見通し 有識者の報告書 組織改革が前提 JR東海「技術援助続ける」"。

11月14日(a) 13日、JR東海の社長は定例会見で、町田市内の民家の庭先で水と気泡が噴出した事故について原因を調査すると述べる:『静岡新聞』"湧水原因調べ「地域に説明」 都内リニア工事でJR東海社長"、『信毎』2面 "「因果関係調べ 説明する」 民家からの湧水でJR東海社長"、『中日』21面 "湧水や気泡問題「因果関係調査」 リニア工事でJR東海"。

11月13日(f) 『赤旗』13面 "東京・町田 リニア工事現場周辺で地下水・気泡噴出 住民「普段は水ない場所」 山添議員が調査"(web版)。

11月13日(e) 『中日』10面 "南信の魅力 首都圏に届け リニア開業にらみモニターツアー"。

11月13日(d) 『朝日』27面 "駅のロッカー ひらく活路 荷物 ホテルに配送・ネット購入品受け取り"。

11月13日(c) 『中日』6面 "JR東海冬賞与支給額過去最高 3カ月分で合意"。

11月13日(b) 物流関連記事:『信毎』9面 "AIが配送ルート作成 軽量で薄型の荷台導入 物流効率化 数時間単位で 上田の諏訪梱包運輸 運転手ら負担軽減"、8面 "地域の製品・農産品 「共同輸送」後押し 協議会世知の自治体に国補助へ 業界超えた物流連携 期待"、『日経』39面 "長野・南長池に物流倉庫 昭和電機産業 基幹商品の供給 円滑に"、9面 "「中継輸送」構築、11社議論 東京海上 物流協議会立ち上げ"。

11月13日(a) 『信毎』10面 "「公共ライドシェアのドライバーを募集」 駒ヶ根の市地域公共交通協"。

11月12日(b) テキサス新幹線を建設する現地の「テキサス・セントラル社(TC)」への支援を「海外交通・都市開事業発支援機構(JOIN)」が撤回:『朝日』7面 "膨張予算:米新幹線計画の支援撤回 官民ファンド 着工見通せず巨額損失"(web版)。「アムトラックがTCに代わる新たな事業主体になるかは決まっていない…事業をめぐっては、JR東海など関連企業が投資をしないまま、日本側からはJOINだけが出資していた…」。「テキサス・セントラル社(TC)」の「セントラル」はJR東海の英語の呼び方「ジェイアール・セントラル」からきているものだと誰でも思うでしょう。しかし、JR東海はお金は出していなかった。出資していたのは「海外交通・都市開事業発支援機構」だけ。採算のとれる事業ではないと判断されたから、民間資金が集まらなかった。高速鉄道だって、世界的に見れば、経済的にも社会的もそれほど必要なものじゃないわけで、まして超電導リニアなど…。 ⇒ 「海外交通・都市開事業発支援機構(JOIN)」 > プレスリリース(2024年11月8日)"米国テキサス州高速鉄道事業に係る債権処分を決定"

11月12日(a) 瀬戸大橋で列車が立ち往生:『中日』25面 "瀬戸大橋 列車立ち往生 架線切断 6時間後、乗客ら救助"、『信毎』29面 "瀬戸大橋 列車立ち往生 車内に150人が6時間缶詰め"。

11月10日(c) 『南信州』1面 "竜西一貫水路 農業用水の安定供給に 飯田市、松川、高森 改修、耐震化の完了報告会"。「飯田市の佐藤市長は『農地や景観が守られる』と感謝のコトバ。地域を通るリニア中央新幹線開業や三遠南信道延伸を見据えると『多くの人が訪れる時に美しい農地があり、景観が保たれていることは大変重要』と加えた」。そんなら、もともとの昔がそうっだったように、駅周辺はすべて農地と農家に戻すのが一番いいんじゃないかと思います。/ 『信毎』13日11面 "農業用水「竜西一貫水路」応急対策 国「本年度完了の見通し」"。

11月10日(b) 『赤旗』11面 "東北新幹線で運転見合わせ 仙台-新青森下り"。

11月10日(a) 2005年4月の、107人が死亡したJR宝塚線(福知山線)の脱線事故の事故車両の保存施設についてJR西日本は原則一般公開をしない方針:『朝日』26面 "JR宝塚線 事故車両 非公開の方針 遺族に説明"、『信毎』29面 "尼崎脱線事故車両の保存施設、原則非公開"。

11月9日(c) 『世界』12月号の「本との出会い」に松村一志さん(成城大学)の "科学と非科学のあいだ——マッキンタイア『「科学的に正しい」とは何か』/リッチー『Science Fictions』"。リニアについて「科学的に」という言葉を島田市長さんのように振り回す方がいます。この書評によれば、いろいろな説明の中で「根拠」をきちんと示さないJR東海の「態度」は常に非科学的で説得力はないので、納得しちゃダメだよってことになりますね。

11月9日(b) 『信毎』3面 "民家で水 原因究明要請 国交相 東京の工事現場近く"。

11月9日(a) 『中日』8面 "名鉄 純益が過去最高 旅行復調、不動産好調 2.2倍の215億円"。

11月8日(c) 『日経』1面コラム「春秋」:福沢諭吉の『西洋事情』から「純粋の共和政治にて、人民の名代人なる者相会して国政(を議論する)」を引用。

11月8日(b) 『南信州』7面 "南信州広域連合 ごみピット仮埋め追加 桐林クリーンセンター解体で"。廃止になり跡地をエプソンが利用する桐林クリーンセンターのごみピットの仮埋め工事に、「松川町内にな(ママ)る土砂仮置き場から約3600立方メートルを運び込む。」。中川村の半の沢の盛り土工事現場の小渋川をはさんで対岸に仮置きしている、小渋線のトンネル工事の残土か? 車両台数は1日最大約100台で、搬入期間は11月29日までの予定。

11月8日(a) 『南信州』2面 "R東海 日照や電波などの補償説明へ 27日に喬木村阿島北地区で"。

11月7日(e) 『信毎』13面 "諏訪湖「明けの海」が問う気候変動 COP関連催しで『御渡り』上映へ 映画祭最高賞作品に反響 世界へさらに"。

11月7日(d) 『信毎』2面 "地方路線収支「改善されず」 JR東社長 利用低迷巡り"。

11月7日(c) 『日経』17面 "京王、830億円投資 ホームドア全駅設置へ 自動運転ワンマンで"。

11月7日(b) リニアの第一首都圏トンネル・小野路工区からの「調査掘進」をしている東京都町田市内の民家の庭に水と気泡がわきでて、調査掘進が中断:『中日』21面 "リニア調査掘進中断 周辺民家に水と気泡 東京・町田 JR東海、関連調べる"、『東京新聞』"「庭で水が…」気泡ふき出しリニアの掘削工事が中断 町田市の住民「調布陥没のような大事故の前触れ」?"。/ 『朝日』8日31面 "リニア工事中断 住宅庭から気泡 有害な成分確認されず"、『信毎』8日 "民家の庭から水 掘削中断 東京・町田 JR東海、関連を調査"。/ 『赤旗』9日1面 "住宅の庭 水と気泡噴出 東京・町田 リニア工事現場近く"。

11月7日(a) 『中日』7面 "バス運転手 あの手 この手 若手 初の19歳 JR東海バスに誕生 名鉄バスは外国人育成に力"。

11月6日(g) 上郷地区の住民を中心に構成する「リニアから自然と生活環境を守る沿線住民の会」が、9月27日の長野県環境影響評価技術委員会の審議を受けて、JR東海と飯田市に申し入れを行いました。続きを読む。/ 『信毎』7日11面 "「要対策土」持ち込みのJR計画反対を 飯田市に市民団体が再度要望 「危険性に目を向けて」"。

11月6日(f) JR東海は、リニアの第一首都圏トンネルの北品川工区の全長9.2㎞のうち270mを掘削したと発表:『信毎』2面 "北品川工区の「調査掘進」掘削完了"。JR東海は「調査掘進」が完了したとしています。掘削の開始は2021年10月。トラブル続きでずいぶんと時間がかかりました。⇒ JR東海 > 都市部シールドトンネル工事工事に関するお知らせhttps://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/urban_shield-tunnel/progress/_pdf/000043006.pdf
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手前の目黒川とつづく空き地の下を通り、「ピロエース」の第一三共の品川開発センターのちょうど真下を通り過ぎたところ。

11月6日(e) 『日経』23面 "セメント・生コン低迷 4~9月内販売・出荷 7年連続マイナス 「24年問題」響き工事遅れ"。

11月6日(d) 『日経』13面 "豪、発の高速鉄道建設の準備着手"。オーストラリア政府が、シドニーとニューカッスルを結ぶ高速鉄道のルートの選定作業を始める。

11月6日(c) 『日経』5面 "ライドシェア エンスト気味 全面解禁、衆院選で論戦低調 制約多数、運転手増えず"。

11月6日(b) 『赤旗』4面 "JR北海道の運賃値上げ 認可撤回 国に要請 公共切り捨てツケ道民に 求める会"。

11月6日(a) 『中日』8面 "トラック自動運転 SAでの発着検証 豊田通商、新東名で"、『信毎』8面 "トラック自動運転 進むか 商用車4社 新東名で合同実験開始 運転手不測の中 強い期待 各社の技術開発競争 激化"。

11月5日(a) JR東海が、リニアの品川駅の工事現場を近隣住民に公開:『中日』20面 "リニア品川駅 工事現場公開 JR 周辺住民対象にツアー"、『信毎』19日 "リニア品川駅 難工事の現場公開 JR東海 近隣住民向けに"。

11月4日(a) 『赤旗』8面 "登山鉄道 富士山に傷 山梨・富士吉田 反対署名 全国から7万人超"。

11月3日(d) 10月17日、「リニア中央新幹線中間駅関係商工会議所会頭会議」(相模原、甲府、飯田、中津川)の初会合が東京都内で開催:『南信州』2面 "リニア先行開業へ協力要請 飯田商議所原会頭 中間駅の商議所会頭会議で"。この組織は飯田商工会議所会頭の呼びかけによるもの。「リニア中央新幹線建設促進経済連合会」の総会後(*)に行われた。原会頭は「飯田はリニア開業の遅れのダメージが大きく、飯田から先行開業を言っていかなければ…」といってます。4つの中間駅の中で一番利用者が少ないと予想されるので、最初から大きな期待をかけず、駅前周辺整備だとか、アクセス道路の工事なんかは、本当に開業できて安定した運行が確かになってからでも遅くなかったはず。きちんと説明すれば小学生でも無理が理解できるはずの、米独など先進工業国が見限った技術が超電導リニア。ほとんど更地になって、現在は埋蔵文化財の調査が行われたりの駅周辺の景色を見ると、どうなるんだろうかなとつくずく思いますね。(* 『日経』10月17日 "リニア開業促進の沿線経済団体連合会、静岡県団体が加盟")

11月3日(c) 『信毎』27面 "18きっぷ「改悪」? 嘆く声"。

11月3日(b) 『日経』7面 "空飛ぶクルマ 試験飛行 トヨタ、東京-静岡25分"、『中日』3面 "トヨタ式「空飛ぶクルマ」 日本初公開"。

11月3日(a) 『日経』16~17面 "景観 暮らしが生み出す風趣(上)古里の景色を次世代に"。

11月2日(e) 関係者によると、高森町は、山吹地区で計画のある道路改良工事にリニア新幹線工事で発生した要対策土(有害物残土)を活用を考えて、地区にはかったところ(※)拒否されました。しかし、壬生町長は、要対策土の町内の公共工事での活用をしたいと述べているようです。(※ 道路改良は地元の要望ですが、用地の複数の地権者が要対策土の活用ついては拒否したようです。)

11月2日(d) 『信毎』2面 "県内盛り土規制 75市町村対象案 県、意見募り来年度指定"。

11月2日(c) 1日、南アルプスの生態系に与える影響を議論する静岡県の有識者の生物多様性専門部会の会合:『信毎』7面 "リニア工事、衛星画像で環境変化を把握へ"、『静岡新聞』 "トンネル湧水温 影響大きく 県専門部会会合でJR 国会議時の想定見直し 新たな予測 低生生物に懸念"。『信毎』は「水生生物への影響を評価するにあたり、大井川上流の沢周辺の衛星画像を分析し、自動で河川形態を判別する手法を導入すると明らかにした」と書いている部分。『静岡新聞』は「JRがドローン撮影画像と衛星画像を用い、流量減少が予測される蛇抜沢を『小滝』『淵』など4種類の生息場に分類したことを報告した」と書いています。ちょっと印象が違う感じです。

11月2日(b) 『赤旗』1面 "極端高温 高齢者死亡1.6倍 ランセット誌 健康・気候変動の報告書"、12面 "化石燃料への資金を命を守る取り組みへ 気候変動 健康への脅威"、『信毎』26面 "10月 統計史上最も暑かった 平均気温 県内も全地点で最高に"。

11月2日(a) 飯田市が「飯田・リニア駅前広場プラットフォーム」の設立に向けたキックオフフォーラムを開催、10月31日:『信毎』11面 "リニア駅前広場運営 官民連携で 飯田市が下旬 検討組織設立へ"、『南信州』1面 "飯田市 リニア駅前広場どう活用 28年度に一部共用 にぎわいづくりへフォーラム"、『中日』18面 "県駅駅前 広場活用 熱いトーク 飯田 市長や政財界、市民ら参加"。

11月1日(f) 『中日』21面 "自動ブレーキ限界? 居眠り運転事故 大型トラック対象 広島大研究"。「自動ブレーキが効果的に働いていない…居眠りの予兆を察知する装置の開発や、運転手が十分な休息を確保できる労働環境の改善がもとめられる」「事故全体や居眠りが原因でない事故では自動ブレーキを搭載したトラックの方が事故率が低下していた」けれど「自動ブレーキの有無で居眠り運転による事故率は大きく変わらない」

11月1日(g) 『信毎』31面 "村有林でマツタケ狩り 豊丘村 県幹部ら特別招待 国会議員も参加 数十年前から慣例か 識者「軽率、倫理が問われる」 村長「PRしてもらう目的」"、『信州 NEWS WEB』 "県職員など招き長年まつたけ狩り 一部無償提供も 豊丘村"。

11月1日(f) 『信毎』2面 "塩尻自動運転バス 「レベル4」に認可 遠隔監視で時速35キロ 本年度中運行へ 北陸信越で初"、『中日』14面 "自動運転バス「レベル4」 塩尻市街地運航の車両 国交省が認可"。

11月1日(e) 『日経』45面 "JR九州高速船の浸水隠し 再発防止へ「安全推進部」"、『信毎』29面 "高速船の運休恐れ浸水隠蔽-JR九州子会社"、『朝日』27面 "日韓高速船 浸水隠し問題 運航会社が報告書"、『中日』24面 "高速船浸水隠しで改善報告書を提出 JR九州子会社"。

11月1日(d) 『日経』45面 "JR貨物に事業改善命令 国交省 輪軸データ改ざんで"。

11月1日(c) 『日経』23面 "物流施設、空室率10%超え 7~9月 首都圏、14年ぶり高水準 コロナ契機に供給増"。

11月1日(b) 『日経』20面 "JR東日本、19%増益 4~9月最終 新幹線需要が好調"。

11月1日(a) 10月31日、台北で国際高速鉄道協会(IHRA)の年次会議:『日経』13面 "新幹線の海外展開 台北で年次会議 台湾、27年度にも新車両"。